みんなのレビューと感想「ペリリュー ─楽園のゲルニカ─」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

怖いです。でも、読んで欲しいです

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昭和100年、戦後80年の今、戦地の事を話せる方は本当に少なくなっています。
遺族の方もご高齢になってきています。
私は両親が高齢だったので、かなり色々な戦争の映画や展示、お話を聞かせて頂く機会がありました。
どれも私は怖かったです。一時期はそういう話を聞く事を拒む時期もありました。
この漫画は可愛らしい絵で、読みやすいかな？怖くないかな？と、思って読み始めました。知ってから読み始めるのに、結構覚悟はいりましたが、読んで欲しいです。
淡々と描かれているのが、リアルです。昔本当に同じ日本という国に生まれた方が体験した事なのです。
戦場にも日常があり、そして、今とは違う価値観で家族を想って亡くなった方々に、もう他にそんな悲しみが起こらないためにも、読んで頂きたいです。
あの時戦っていたアメリカも、今では同盟国です。
今一度、平和のあり方を、大戦で亡くなられた方々が、守ろうとしてよかったと、思える日常の為にも読んで頂きたいです。

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米兵が「ママ...ママ」と連呼していて。それで吐くなどの描写があり、没頭しやすい作品かなと思います。

楽園から地獄の戦場へ

３等身にデフォルメかされたかわいい日本兵たち、実際に当時の日本人は体が小さかった。だから３頭身はファンタジーではないのです。楽園の島から読み進むにつれて、地獄絵図に変貌していく様が非常に怖いです。かわいい日本兵だから残酷さをひかえめにして読者が見れるのです。映画化の上映が決まっているので、そちらも楽しみですね。

戦後世代なのでテレビや本の中での戦争しか知りません。父親は満州から帰ってきたので「戦争は良くない」としか言いませんでした…。ただ時々理不尽に子どもたちに大声を上げて怒るのが不満でしたが もしかしたら戦争で体験したトラウマだったのか、と思いました。この作品はホノボノした描写ですが とても悲しいです。

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絵はひたすらかわいいのに、ひたすら凄惨な第二次大戦末期の戦場。孤島で終戦を知らずにまだがんばろうとする戦士の悲哀がすごく心を打つ。

衝撃のリアルさ

デフォルメされているが故に強調される生と死の生々しさ、それぞれの国の人々の葛藤。
日本人だけでなく世界中の人に読んで欲しい。
当時の日本を肯定せず美化もせずに描ききった絶妙な手腕に脱帽。
今年の12月には映画も公開されるそうなのでぜひ。

大切な話

柔らかい絵と、穏やかな口調で描かれてはいますが、戦争の悲惨さや軍隊の厳しさが伝わってきます。
しっかり読みたい大切な話です。

忘れてはいけない

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いまある日常が、当たり前ではないこと。忘れがちな大切なことに気づかされる。戦争漫画にしては入りやすいかわいい絵柄だけど、内容はかなりグロ描写があるから、ショックは受ける。でも、原爆資料館のように、たくさんの命が戦争の元に失われた事実を、伝え続けなければならない、誰もが読む価値のある漫画です。他のレビューにも書いてあることだけれど、主人公の親友には、絶対に死んでほしくなかった、、、。でも、ハッピーエンドにはなり得ない、それが戦争なんだよね、、。気になって、ウィキペディアで作品の経緯まで読んだから、漫画化に戦争当事者の方の反対もあったことも知りましたが（漫画では、実際より軽く伝わってしまう、こんなものじゃない、という意見、それはごもっともだし、深く敬意を表します）万人が受け入れやすい漫画という手法で、忘れてはならないことを少しでも伝えていくこと、先人の人生を後世に残すことは、誰にも語られずに歴史のなかに消えてしまうよりも大切なことだと思うから、私はおすすめします。

心が痛む

無料分４０話を読みました。ほのぼのした絵なので残虐な描写やストーリーも目を逸らさず読めました。もし私の子供達が戦争に行くことになったら、作品の中の隊員達と同じ状況に陥ったらと思うと胸が張り裂けそうでした。これは作られた物語ではなくて、過去に実際にあった事を。空腹、死への恐怖、痛み、辛さが人を変えてしまう。道徳が消え去る世界。こんな事を２度と起こさないで欲しいと切に願います。

パラオ

パラオには観光で何度か訪れていますが、あんなに綺麗な島で戦争があったなんて信じられない．．ペリリュー島の戦争は本当に悲惨だったとの話しは聞いたことがあります。沢山の方の尊い犠牲のおかげで現在がある事を再認識させられます。戦争なんて無いほうがよいのに、世界では実際には起こっているのが悲しいです。こどもにも読みやすいので、是非後世に伝えていって欲しいです。