5.0
男が美しい。。
水野のお話も良かったー本当に処刑されてまう。。と涙しましたが、実は処刑されず良かったと思い、また涙しました。
有功のお話はつらすぎて。。
『他の男の、子を何人産もうと、わしの心の中は、そなただけじゃ。有功。』
上様は、母になりとても強くなったけれど、有功はとてもとてもつらかった。。
徳川の世のために、生きてゆくしかない2人。読むのもつらかったです。
でも2人は確かに愛し合っていました。
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水野のお話も良かったー本当に処刑されてまう。。と涙しましたが、実は処刑されず良かったと思い、また涙しました。
有功のお話はつらすぎて。。
『他の男の、子を何人産もうと、わしの心の中は、そなただけじゃ。有功。』
上様は、母になりとても強くなったけれど、有功はとてもとてもつらかった。。
徳川の世のために、生きてゆくしかない2人。読むのもつらかったです。
でも2人は確かに愛し合っていました。
作者さんの他の作品はいくつか読んでいます。この作品ほど胸に迫るものはなかったです。無料で読み始めたのですが、もう我慢できません。矛盾に満ちた社会の中であがく人々を描いています。
今は家光編です。僧侶であったのに無理に還俗させられ、大奥に入り、束の間の幸せを得たと思ったのに容赦なくその座を奪われる有功。有功を奪われ、跡取りを産むことになった家光は、将軍職とは人柱だと腹を決める。大奥から罷免した男達を吉原に送り、人口増加に役立てようとするなど、苛烈な措置を執って国を存続させようとする。
周囲の者にも血を流せといわんばかりのやり方に、人の弱さや哀しさ、憎悪の深さを感じる。
もしこれが史実なら相当に恐ろしい。
でも、ワクチンってそういうもんだよなぁとも思ったり。
まぁ若い男しかかからない不思議な病気ってのは無いだろうけどもね。
男にしか無い器官に関する病気でもないし。
登場人物や実際の出来事にはあまり手を加えず、男と女を逆転させるとこういうことになるのかと。
ただ思うことは、男女逆転してないとしても、本当に大奥や歴代将軍の後継問題や大名の後継問題なんかがこの通りだったのかなぁと。
自身や、自身の主が後継者になるために他者を毒殺したり陥れたりなんだりかんだり。
すごい時代だよなぁ。
今までたくさん漫画を読んできましたが、私のナンバーワンになりました!!
絵も上手で、こういう時代物もしっくりきてすごくいいのはもちろん、何よりも話がおもしろすぎて最高です!!
元々歴史が好きなのですが、もうこれが史実なのではないのかと思っちゃうくらいよくできたストーリーだと思います。
どの将軍にもストーリーがあって、どの将軍も魅力的でしたし、大奥の男性陣も素敵でした。
個人的には瀧山が好きです。
女の職場や、女学校など「女の世界」は大変という。。。
一般的な認識はあった。その最たるものが「大奥」の世界だったろう。
しかし、本作品のような「逆ハーレム状態?」
この状況のほうが「刑務所」よりも恐ろしいかもしれない。
男であっても、「陰口」も「ねたみ」も当然ながら存在し。
「女々しい」という言葉もあるが、女以上に女々しい?男も存在する。
そんな恐ろしさを感じた。
ずっとめちゃコミで読むのを待っていたのですが、待ち切れず紙媒体を数冊買ってしまったところでようやくご登場笑笑
しかし面白く課金して一気に読んでしまいました!
事実この様であったのも知れないと思わせる設定の巧みさに思わず唸ります。
個人的には意次時代の予防接種をみんなで考え出す場面が、この作者さんらしくて好きです。
徳川250年の歴史を男から女将軍に置換えられていて、又違った意味合いになり面白いです。
又赤面疱瘡という架空(?)の伝染病が、現代の感染対策やワクチンとなる物も描かれていて、上手く描かれていて勉強になります。
将軍は女性になっていた方が良かったのではと思わせてくれる内容でした。
男女逆転の大奥。発想が凄いと思って読み進めてきましたが、切ない話が要所要所に出てきて…キュンとしたり、モヤモヤしたり。
無料で読める時間をもどかしくも思いながら、ちょこちょこ読んでいました。が、189話・190話はこれまで以上の衝撃で。これほどに切ない話があるのかと…。
この方には幸せな時間を少しでも長く✨と願ってしまっただけに、なんとも辛い結末でした。
このあとの話も無料になる時間を待ちつつ、読みますが、これ以上のことが起こるのか、どうか…。
久々にエグいくらいの課金地獄に陥りました。無料チャージなんてとても待てず。以前より知ってはいましたが、こんなにすごい大作とは思っていませんでした。またパラレルの設定をここまで無理なくうまく繋げて歴史物語として読ませるのは、本当に素晴らしいです。
猫の場面は辛いものでしたが、あの事件があんな形で返ってくるとは見事な伏線回収でした。
最初と最後はまた違った勢いがあり、前半の情愛が絡む展開から目が離さず、比べて政治的な面が強くなってきた後半は、ごちゃごちゃしてわからなかった幕末動乱とかも色々勉強になりました。
ようやく勝海舟と井伊直弼がどんなことしたのか、頭に入るようになった気がする笑
どんな作品にも賛否両論でるのは当然だと思いますが、こちらに関しては低評価がわからない、と思ってしまうくらいによくできていると思いました。強いて言えば描きわけが微妙ですが。
ああーいいもの読んだ!漫画ってやっぱり素晴らしいです!
実は徳川の将軍達は女性であった、なんて一見トンデモ設定ですが、いやはやよしながふみ先生の手にかかればこんなにも深みのあるおもしろい作品になるのかと。作者が歴史をかじっただけでなく、ものすごく歴史への愛があり、勉強をされたのだとわかる。そこに綿密なキャラ設定(という言い方は違うかもですが)と繊細な心理描写があって、どんどん引き込まれていきます。これが正しい歴史なんじゃないかと錯覚するほどに。(いや、そうであってほしいと思ってしまうのだ)
歴史ファンタジーだなんてジャンルには置いときたくないのですが、間違いなく最高の作品です。
全て読み終えた時の達成感と、この先を読めないのだという絶望感は近年稀な感情でした。