3.0
お話自体は成る程な材料選びだと思いましたが、レビューがあっちこっちに飛びまくってて「落ち着け~(汗)」てなりました(笑)
レーザーしろよって御意見、そう思うのも自然なことでしょうが、レーザーでアザが余計に濃くなる場合があるのを知った上でのご指摘なのでしょうか。
ヒロインのお名前も、親にしか分からない気持ちでの名付けな訳で、所謂キラキラネームを付ける親とは一線を画してると私は思いました。初めて見た時の彼女の青を素直に綺麗だと思ったのかもしれませんよ?
勿論、顔面の、嫌でも目に入る、本人にとって回避できないコンプレックスではありますが、当人以外が綺麗事を言うなと声高に叫ぶことが、逆に「それは侮蔑や差別として成立する」事を容認することに他ならぬ事に何故気付かないのでしょうか。忘れた頃に繰り返されるブラク差別問題の話題に通じる感覚をこのレビュー内の「正論」に感じてうすら寒いです。
一刀両断なさる方は、彼女の親御さんに何を求めておられますか?アザを美化するな、ちゃんと気にしろ、可能な限り排除してフツーの顔にするのが親の勤め、ですか?本人も、堂々と見せるな、周りに気を使遣わせないように隠せ、もっと気にしてネガティブ全開で暗く生きろ、ですか?笑うしかないんですけど。
だだっ広いくくりでの障がい者当人達にしか分からない選択の末の振る舞いを、ダメ出しする側は結局安全地帯からの上から目線でしかありません。障がいを克服した方ですら今は安全地帯にいるわけですから経験則でのアドバイスも上から目線の刃になりうる。
個性だの何だの言わなくても一人一人が個なんだから今更でしょ。生きてるだけで丸儲け、それは綺麗事かもしれないけれど、不幸になるために生まれる人がいない大前提で、前世の罪滅ぼしの為に苦難を乗り越える人生を送る人も居ない。存在することに意味がある、それだけの話。
レビューとは言い難い内容になっちまいましたが、綺麗事を言うなと第三者がいう事自体が綺麗事だって言いたかったっす。そんだけ。
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