5.0
示唆に富んだ、感慨深い作品でした。
主人公くるみは、首相官邸に勤める料理人。首相の、国内外の要人との官邸での会食を、メニュー考案から調理まで担当する。
ただ単に美味しいものを提供すればいいだけではない。「一皿にメッセージ」を込め、会食相手の状況や心理、首相の意図を汲み取ることが必要。
料理の主役って、食べる側なんだよね。
それがわかってて、そんな料理ができる人が一流なんだなと感じた。
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示唆に富んだ、感慨深い作品でした。
主人公くるみは、首相官邸に勤める料理人。首相の、国内外の要人との官邸での会食を、メニュー考案から調理まで担当する。
ただ単に美味しいものを提供すればいいだけではない。「一皿にメッセージ」を込め、会食相手の状況や心理、首相の意図を汲み取ることが必要。
料理の主役って、食べる側なんだよね。
それがわかってて、そんな料理ができる人が一流なんだなと感じた。
このマンガはフレンチのレシピを載せてある丁寧なマンガだと思います。昨今、イタリアンが主流です。ボリュームがあるし安価で基本調理が容易で素材重視だからだと思います。かたや最近のフレンチは一言で言うと芸術です。ヌーベルキュイジーヌってやつですね。色々な素材を一皿に使うので単価がどうしても高くなります。これからのフレンチがどう生き残るかが課題だと思います。
料理モノが好きで、とりあえず目を通すのですが、本作はそのなかでも秀作の一つだと思います。
私が読み進めるか、途中で止めるかのポイントは、
登場する料理が食べたくなるかどうかが
重要なのですが、
本作は料理のエピソードを含め
それを充分に満たしています。
本当に「官邸料理人」という方々が存在しているのか分かりませんが、政治のように信頼関係を構築したり難しい交渉事をする上で、美味しい料理というのは重要だと思います。
「おもてなしの日本」で、相手のことを思って作られた料理を政治でも生かして欲しいと思いました。
漫画と料理レシピの両方を楽しめる作品でした。
官邸料理人の話しは世間ではあまり無いので新鮮でした。料理の世界も縦社会で実際はドラマのような煌びやかな感じは、ごく一部の人にしかありません。そんな所も描かれて良かったです。
官邸料理人の漫画を初めて読みました。こんなにも深く考えられているかはわかりませんが、要人のアレルギー対応などさぞ大変なことでしょう。くるみちゃんの作る料理や知識がすごくて、作家さんの見識や料理の腕前に脱帽です。
実際にはあるかないかはわからないのですが、官邸料理人がいても良いと思います。心配ないし。また主人公が可愛いし、たまにお色気もすごい。
こんな職業があったことに驚きました。
今はコロナだし会食禁止で仕事あるのかな?など変な心配をしてしまいました。
料理に思いを乗せているのが伝わり、とてもいいお話だと思います。
めっちゃオススメです!
政治的な世界が
ものすごくリアルに描かれていて
それを上手く料理と絡めて
絵もキレイで文句の付け所ない
ストーリー。
私は理子様派です(笑)
毎日楽しみにして読んでます。料理の内容や親子関係、政治関係、いろんな取材をされたんだろうなー。って感じます。明日も続き読みます。