みんなのレビューと感想「僕の名前は「少年A」」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

義憤

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類経験者として、救いと再考のご好機を与えて下さった作品でした。
未遂とは言えど傷は同じということを、(少しでもムラりとした)加害者予備軍・好奇的オーディエンスに知って頂きたい。

他でもない、
これをお読みの、そこのあなたのことです。

題材として高校教師×白夜行を起想した方がおありかもしれませんが、本作品の様に逃げることなく刑を受け止める主人公さんは人としても男としてもキャラクターとしてもあまりにもご立派で、当事者としてわたくしはこの瞬間、彼の存在を切望していました。
誰か来て、誰か助けて、誰かこいつを二度とこんなことさせないようにして…！と。

わずか13歳の彼は実行して下さった。
しかし、彼の義憤による超抑止的行動は刑法上では犯罪。


では、どうすれば良かったというのか。見て見ぬふり？止めに入る？人を呼ぶ？懲らしめる程度のダメージを負わせる？
そんなのはいずれも彼女か主人公にとって不利であり、加害者がその後加害し続けることを止めることが出来ない、だからこそ、この類いの卑劣な犯罪が止まらないのでしょう。

奴をこうする前に今一度、他の方法は無かったか。
それを描いてくださったら、文学史上に残る名作になりうるのでは。
やむを得ない人間性に満ちた犯罪よりも、よりスマートな解決法を描ききるお力が作者さんにはおありだと信じる一ファンとして、星一つ減らしたエールを送らせてください。

一つの中学校で起きた事件

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中学生の男の子が起こした事件。

事件の真相やその事件によって少年やその周辺、事件に関係する人たちの生活が変わってしまい、その様々な人の視点を見ることができる作品です。

現実でも、こういった未成年が起こした事件のその後はこういった状況があるのかな…など考えさせることが多かったです。

そして、もし自分がそのいずれかの立場なら、実際にそれぞれの登場人物のような思考、言動に至るのかもしれないと思いました。

主人公が切なすぎる

ネタバレなしでいきます。
レビューに多く書かれているように、タイトルから現実の残酷な事件を連想しつつ、サイコ系少年犯罪の話かなと思いながら、精神的に耐えられるかなと恐る恐る無料分を読み始めました。
実際は無差別のような猟奇的な事件とは全く関係なく、大切な存在(好きな女の子)の身を守るためにとっさに必死に動いた末に、「何も悪くない大人を惨殺した恐ろしい人間とされてしまった少年」の物語でした。
色々な意味で多少見辛いところがあるものの、絵は可愛らしく、なにより現実にあり得るのだろうかと思ってしまうほどに、主人公が良い人過ぎて、不憫で切な過ぎて。
どうにか好転してほしいという想いと、主人公が大好きな女の子の他人事みたいな言動の違和感がなぜ？と思えて仕方ないこと、
途中から主人公が誰かから脅され始めることなどなどから、一気に最後まで購読して読んでいました。
まっすぐで明るくて普通に暮らしてた子供が、大切な友達のそんな衝撃的な状況に居合わせてしまったとき、助けを呼びに行く等冷静に動けるものではないと私は思うので、子供が必死に荒がった結果、あり得る事件なのかもしれないと思いました。
虐待とかで亡くなる幼い子供も多い現代。そうでもして助かる子がいてほしいとすら思えなくもない。
深く考える「物語」だなと思ってしまうのは、非現実的過ぎるくらい、家族や親友がどれだけ辛い状態になっていようが、優し過ぎて。
同じく優しい子過ぎる主人公が、大好きな女の子のためにずっと、大切な人たちにも事件のとき何が起きたのか黙り続けて苦悩していくこと。
出来るのだろうかと考えてしまう。
被害者って誰なんだろうっていうくらい、事件で亡くなった先生が最低すぎるのもあって、主人公に感情移入しながら。状況がすこでも好転してほしいと願いながら読み進めることが出来ます。
ラストは評価が別れるかと。

考えさせられる

あとをたたない、現代社会の少年犯罪。少年A自身が執筆した書籍、この現実世界でかなり売れ行きがよかったりする。社会が関心を示しているからだとは思う。それは、決して悪いことではない。しかし、ある種サイコパス的な加害者の場合、また自己顕示欲の塊の加害者の場合、売れ行きがよければよいほど、自身の犯した罪を罪だと感じず更生もせず、むしろ堂々と社会復帰してしまうのではないか、、、とこの作品を読み考え込んでしまった。

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とにかく被害者の息子(以下Bとする)がムカつく。トンデモ理論で復讐してきて終始イライラ。そもそも少年Aが13歳の時大学生の姉、つまり現在24〜28歳の姉が17歳のBと付き合うか？偽名と年齢偽ってるけどバレるでしょ…むしろどうやって出会ったの？

痩せこけた少年Aの母親が可哀想で見てられない。。確かに胸糞悪いけど続きが気になります。

読み終わり涙がにじんでます…

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命を奪われるだけでなく、性被害やいじめや虐待も心や人生を壊される「取り返しのつかない事」…穏やかな日常でそんな事が起きた時、何ができたのか。何が正解だったのか。
サイコパスでない、愛や不安や心ある普通の人間のからみあう事件で、それぞれの当事者の思いが身につまされます。クライマックスは菅田将暉さんの『まちがいさがし』が脳内に流れて、涙…！

主人公の行動はしてはいけないことだけど、まだ少年だった彼は助け方がわからなかった。家族の気持ちも描かれていてとても重たい

別のエンディングも見たかった

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引き込まれた…無料お試しだけ暇潰しに読むつもりが、やられました。課金して最後まで読みました(笑)事件に関わった全員？だと思うけど、皆が前に進んで行くラストは、やっぱりハッピーエンドっていいなと思わされました。ただ欲を言えば、ミーハーな自分としては主人公とヒロインがくっつくエンディングを期待していたので…星４つです😅

酷い

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タイトルに惹かれて無料分を読みました。続きが気になるけど読めない。。なんというかこんなにも主人公が追い詰められるものなの？何故、その場にいた女の子は何も言わないの？女の子の母親の対応に腹が立ちます。何もなくて事件は起こらないでしょう、もっと寄り添ってあげるべき。実際にありそうな事件だなぁと思ってしまいました。

「少年A」と聞いて

20年近く前の事件を連想しましたが…。
この事件は、好きな人を守る為に起こしたものだったのですね！
しかしそれでも…まあ、「真実を黙っている」こともあってか、周囲からは「悪い目」で見られてしまい…(汗)
ただこれから「急展開」をむかえるようで…？
これから、続き楽しみに読んでみます！