5.0
普通に怖い
回想に出てくる母親や姉妹?の人、信仰されている方々がずっと張り付いた笑顔で、絵柄が可愛いのにとても怖い。狂気を感じる。
私は無宗教で、詳しくはないが救われていると思うなら宗教もありだと思うが、人に強要するものではないと思ってる。
信仰する自由があるなら、またそれを受け入れないのも自由。
そもそも本当にいいものだったらわざわざ勧誘しなくても勝手に知れ渡ってるよ。
読んでいて死後楽園にいけるってのも、まぁ仮に行けたとしても今こんな我慢しなきゃいけないならどーでもいいかな。死んだ後のことなんてなんにも保証ないし今が楽しければそれが1番だし。
なにかを取捨選択するのは自分の責任だからこそ、神様とか不確かなものに一喜一憂するのはめちゃくちゃ疲れそう。
何も判断出来ない子供に強要して、社会に放り出されたときその子はどうなるんだろう。自由になっても一生罪悪感がついてまわる。人より苦しまなければいけない。そんなもの救いでもなんでもない。洗脳。
宗教って本来こういうものじゃないんじゃないのかな…。
宗教や戦争、虐待などのテーマって重いけど、自分の価値観を理解していく上でとてもためになる1冊でした。
自分がいいと思ってるものを人に押し付けるのはやめよう、思い込んで人と接するのはダメだな。戒めにもなりました。
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