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4.0
愛情ではなく、依存が強すぎるキョーコと星名。
わかっているのに関係を断てないキョーコは、見ててかわいそうだけど。
だれでも、周りが見えなくなるくらい何かに夢中になったことがあるのでは。
星名は自分がされたことをキョーコにして、キョーコが自分を必要としてることに満足してるみたいで。
人それぞれ幸せは違うかもだけど、キョーコを苦しめて幸せになるのはあまりにも身勝手。
吉崎の、苦手なのに気になる、複雑な心模様が結構ツボ。
吉崎が、キョーコの心に棲みついて欲しいな。
いろんな人の心が読み取り辛いけど、想像できる描写が多く、面白い作品です。
明るい気持ちには今の所なれないですが。
11
4.0
「きみがこころに棲みついた」の続編です。
出ている分は読みました。面白いです。ただ読んでいるうちにどんどんどんどん息苦しくなっていきます。絵は可愛いのですが、常に嫌な空気が漂っています。
主人公の今日子、今日子が忘れられない先輩の星名、どちらも読者が憧れる漫画のキャラクターとは程遠いです。今日子は自分を変えたい、星名とは関わらない方がいいと分かっているのに、それができない。星名さんは次元が違いすぎて理解できませんが、ヤバい男であるのは間違いないです。
そんなヒーローとヒロインの関係に頭を抱えつつも、どうにかいい方向に転がってはくれないかと願って読み進めてしまいました。
今日子を星名さんという沼から引き上げてくれた吉崎さんはとてもいい人なので、そっちとどうにか上手くいってほしいのですが、内容的にもタイトル的にも無理な気がしています。
11
4.0
本当ろくでもない男「星名」の呪縛という深みにハマって、自力では逃れられない人、それが主人公。リアルで絶対関わりたくない男との話なんてあまり好まないけど、主人公みたいな女性は周りに助けを求めにくく、自分が悪いと思っているので星名という男につけこまれたのはお気の毒。本人がいい人かどうかは置いといて、戦う術も力もないし、助けてくれる守ってくれる誰かもいないから、孤立しやすいのは普通のいじめと似てるかも。また星名がみるからに悪党だったら周りも彼女に何か言えるのだろうが、性格も外面がよくて顔も平均以上のイケメンだからタチが悪い。ちょっとオレ様感を出しても勝手に補正される。それも計算してやってる奴に捕まった主人公のホラー映画並みに心臓に悪い心理状態は、ドMでもない限り心地よくは思えないだろう。
9
4.0
今やっているドラマをみて
マンガはどんな感じなのかなって思って
読んでみました。
ドラマだとちょっと設定が
無理があるかなって思いましたが
マンガだと違和感なく
観れる気がします。
キョドコのお母さんが
今のキョドコの原型を
作ったんじゃないかなって
切なく思います。
もうちょっと愛情を注いであげれば
自分に自信が持てる子に
なる気がするのに。
続きを読むのが楽しみです。
8
4.0
星名さんの幼少期など何故今のようになったかが分かる内容です。まるでサイコパスのようにたくさん嘘を重ねて他人をコントロールし、利用する星名さん。読んでいて最初は今日子の言動にイライラしっぱなしでしたが、変わろうとする今日子が素敵でした。最後は今日子が強くなったなと思いました。吉崎さんや堀田さんなど周りの人達に救われて良かったなと思いました。最終話はいきなり話が進むけど、終わり方好きでした。好き嫌いは分かれる作品だと思いますが、最後まで読んでほしいです。
3
4.0
実店舗レンタル本の上下巻を先に読みました。え、なぜ途中で終わってるの？とこちらに辿り着いた次第。レビューから「そーいえばドラマ化してた」と気付きました。ヒロインの女優さんのテンパり演技にイライラしてドラマは1話で脱落してたのを思い出したんですが、実は原作通りだったという（笑）女優さん、ごめんなちゃい！ 漫画歴50年、普通の作品は飽きました。人間的にどこか欠けまくってるヒロイン・ヒーロー像の作品が大好きです。今作品のキョドコはドラマ以上にイライラさしてくれます。読み手の人間力が試される作品。
0
4.0
熱烈に推してらっしゃったレビュアーさんがいらしたので読んでみました。
いじめとか、自分を必要としてくれる人への執着とか、過去や親へのトラウマ、理解されないさみしさ、等々がてんこ盛りで大変暗いです。１０話くらい読んで。
もともとのお話があっての続編みたいで、そもそも設定とか展開に？？？なとこが多い。
でもきっと、人よりも敏感で傷つきやすかったり、
ヒロインと同じようなトラウマを抱えてたり、
周りの反応なんかを気にしすぎちゃう人にはすごい共感できるのかも。
彼女がこの先乗り越えて成長していくならば、すごい救いになるのかも。
0
4.0
表紙が何とも乙女ちっくというか、ちょいエロっぽくも、困惑の表情のキョドコさん。タイトルにも惹かれて読み始めましたが…、うーん、わかるような気もするけど、やはり病んでいるというか、読んでて辛くなります。
一応単行本でひととおり読んだこともあるので結末は知ってはいますが、キョドコも星名も、｢闇が深い｣です。
私はある意味共感できる部分があったので、むさぼるように読みましたが、健全な人は読み進むにつれ、辛くなるかも。
0
4.0
ドラマを見て原作が気になったので、読み始めました。
ドラマを見始めた時は単なる三角関係のラブストーリーかと思いきや…なかなかの衝撃の内容でした。
とても軽い気持ちでは見れません。
見ていてモヤモヤ・イライラするのに、何故が目が離せない。
ドラマより原作の方がさらに重いですね。
主人公に感情移入できないとか、見ていて気分が悪いという感想が多いみたいですが、確かにそうだけど私はなんとなく共感してしまいます。
あとドラマ版の向井理のドSぶりに、どハマりです。
0
4.0
挙動不審のキョドコ。
彼女に感情移入ができずイライラしてしまう人は多いかもしれない。
でも、人の人格形成において重要な時期に大切な親との関係がそもそも破綻してしまったキョドコ。一番最初の自信は親子の信頼関係からうまれるものではないだろうか。
そしてそれからもうまく自信がつかず、挙動不審のままきてしまったキョドコ。
でも、それってとっても運がなかったからだと思う。些細なボタンの掛け違いの積み重ねだったり、かたまった周りの環境から抜け出せずに続いてしまったり。
自己肯定感の低さは自分にも周りにも毒になりやすいから人も寄りにくかったりするし、それでまた抜け出すきっかけも少なくなったりする。
人生は選択の連続とはいうけれど、これからのキョーコにはどうか彼女に好転する選択を選び続けてほしい。
積み重った劣等感や自己肯定感の低さを変えるのは難しいかもしれないけど、きっかけがあればおもしろいくらい一辺することもある。
キョーコにも幸せになってほしい。
しがない一読者の願いです。
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