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逆に大変なのかも
たびたび人に執着や依存する者、無神経に気持ちをぶつける者を見掛けるが、その大半は、意外と学歴が義務教育以上だ。義務教育止まりでも、きちんと必要最低限の躾を親からされている。
もしかしたら、ネグレクトや虐待を受けた、人に愛情を持つことが出来ない者よりも、親から普通に愛情をもらい、ある程度の学を提供されて育った者の方が、上手く行かないのは人のせいだと考え始めた時、なかなか本質に気付けずに苦しい思いをし、困り果て、ぶつけどころが分からず1番厄介な思想になるのかもしれない。
ある程度の親の愛情や物を手にして来た為、今ある物や環境を不満に思って心がこじれた時、逆に、自分に足りないものを見つける事が困難になり、改めて自分を見つめ直す事が難しいのかもしれない。
その結果、罪悪感は後から付いてきても、自分のとってしまった行動は、全て人のせい、になってしまうのかもしれない。
これはこじれてしまった本人もだが、それをカバーする側の人達も同様、解決に持って行くのは、とても大変かもしれない。
よく、高校、大学、専門学校を通わせて貰っていても、親から冗談で兄弟と比べられた事が1度あるだけで、悲劇のように自分の親を毒親やネグレクトだと言う者がいる。そして色んなものに執着、依存が始まり、人のせいに。
人のせいになってしまっているので、人の否定的な言葉は受け入れられず、自分に肯定的な言葉しか頭に入らないので、周りも自然と肯定的な人ばかりになってしまい、ますます悪循環になってしまうのだろう。
これは社会問題かもしれない。
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