5.0
喰種という空想
色々無理やりなところはある。
出産は?産まれた赤ちゃん先天性代謝異常検査で全員かかとから血を取るって知ってる?小学校は給食だよね。戸籍は、住民票は、…って考えていくと存在すること自体が無理。
あと、地下の秘密の大空間、作るの無理過ぎ。
それよりもカネキやカネキを取り巻くヒトやグールたちの心情に引き込まれる。
喰種という寓話を作ることで、人間って何だろう、ということを丁寧に描いている。
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色々無理やりなところはある。
出産は?産まれた赤ちゃん先天性代謝異常検査で全員かかとから血を取るって知ってる?小学校は給食だよね。戸籍は、住民票は、…って考えていくと存在すること自体が無理。
あと、地下の秘密の大空間、作るの無理過ぎ。
それよりもカネキやカネキを取り巻くヒトやグールたちの心情に引き込まれる。
喰種という寓話を作ることで、人間って何だろう、ということを丁寧に描いている。
主人公の拓海が車に詳しくないところが、親しみやすく入りやすい。
拓海の親友であるイツキも、ハチロクと思い込んでハチゴーを買ってしまうボケをかましている。落ち込んだイツキを拓海がフォローする(本人は本気で羨ましがっている)ところが、拓海の性根の良さを表しててイイ。
拓海が秋名から飛び出して遠征するなかで、車の知識を身に付けステップアップしていくが、そのテンポも車オンチに優しい。
車漫画の鉄則?である丁寧な解説で、私も沢山勉強させて貰いました。オーバーステア・アンダーステアにおける車の挙動、大事です。試験に出ます。
精神疾患の要因が家庭環境にあると解釈する人も多かろうというところで星3つ。
父親に問題がある家庭が多数登場するが、これは作者が訴えたい趣旨に沿った事例をチョイスしているのか、有意にこのような事例が多いのかは物語からは判断できない。
家族に支えられて、時には家族と決別して、回復していく子供たち。一方で道が断たれるケースも描かれる。
もし自分の家族が精神を病んだら、その時自分はどうするだろうか。
主人公、その親友と後の始皇帝、それを守る臣、山の民の王、次から次へと話がでかくなっていくにも関わらず、置いてけぼり感が全くない。
登場人物達の息遣いを感じるのは、一人一人のキャラクターが立ってるだけでなく、無数に登場するエキストラ達が丁寧に描かれているからだろう。
この丁寧さ、熱量が続いてほしい。
主人公の母が登場し、孝行すれど報われない主人公。死んだ双子の兄の恋人に、顔が同じだからってピザ注文されるのもボディーブローのようにダメージを与えます。覆面でこっそり復讐その2に勤しむ主人公はごんぎつねなのか。いかん、別な意味で面白くなってきた。「壁に書きたくなるな…」って。前作から読むのがお薦め。今回も頑張って復讐して欲しい。
プロの殺し屋「ファブル」として凄惨な仕事を淡々とこなして来たにも関わらず、佐藤という人物はじんわりとした面白みに満ちている。
「ファブル」は世襲制なのか?佐藤の他にも複数のファブルが居るのか?の謎解きも楽しい。回りを固める登場人物たちも一人一人が丁寧に描かれていて読み飽きない。
ゴールデンカムイの作者の人と言うことで何の話かも調べずいきなり読んでびっくり。現代の話とは。
しかし面白い!!苫小牧の天然のスケートリンクで見せる主人公の演技が力強く美しい。
スケート靴は二度と履かない、と言った主人公がどうやってホッケーの世界に入って行くのか、楽しみ。
静かな漫画。画風も、台詞回しも、物語の進行も淡々としているのに読ませる。川の向こう岸から見ているような、ちょっと突き放した感じが、押し付けがましくなくて良い。たまにエグくてウッてなるのでご飯中に読むのはお薦めでない。イシ間さんが成仏して一区切り、シ村さんはどうなるのか。
実際の山で野宿もして水もなく3日目ならもっとフラフラだろうとか、矢ノ口落とし降りる前に道間違えたって気付かないか?とか、そんなツッコミも取り敢えず脇に置いて読んでしまう。次に、誰が、何をするのか、猿よりもそれが怖い。キャラクターが丁寧に描き分けられて読みやすい。
サバイバル…と言うには不可避のデッドエンド。繰り返す今日、越えられない夜。あんまりにも惨殺シーンが多いので、これが少年誌に?!と思ってしまうが、読み進めると分かるように、熱血、友情とジャンプの王道が感じられる作品。身体のパーツを集めるのもゲームっぽくて、怖さはじきに薄れてくる。
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