3.0
強い
弱い女と強い女、ですね。
ただつらつらと読むだけならば、主人公の前向きさに、強さに励まされ心打たれ、応援したくなります。
ただ、自分を置きかえた時はどうだろう。
私は主人公のように強く生きられるだろうか。幼いうちに海外で身体を売る仕事をこなさなければならない境遇·····友達のように裏切らないと言いきれるだろうか。
とはいえ、漫画だからこそ書くならば、マジ友達と彼氏うぜぇ。ムカつく。です。
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弱い女と強い女、ですね。
ただつらつらと読むだけならば、主人公の前向きさに、強さに励まされ心打たれ、応援したくなります。
ただ、自分を置きかえた時はどうだろう。
私は主人公のように強く生きられるだろうか。幼いうちに海外で身体を売る仕事をこなさなければならない境遇·····友達のように裏切らないと言いきれるだろうか。
とはいえ、漫画だからこそ書くならば、マジ友達と彼氏うぜぇ。ムカつく。です。
からゆきさんの存在は、最近同じ漫画家さんの漫画を読んでいて知りました。
一晩で何十人と客を取らされたとか…。こんなに辛い現実があったとは、昔の女性は今では考えられないくらい強かったのだと感じました。強くなければ生きていけない。生きて行くにはこれしかなかったのだと…。
読んでいて苦しくなります。当時は女性が稼ぐにはこれが当たり前で、買う客も何の悪びれた様子もない。今では信じられない光景が描かれた漫画です。
新聞にあった「ダイヤモンドおなご」を見て、歴史好きなのでからゆきさんを調べたら、このマンガが出てきました。ちょっとグロテスクだけど、下品な描写は最小限だと思います。最初の話は13歳って多分数えだから今の11歳くらい?15くらいで嫁に行くって時代だからそんなもんかな。そんな幼い子が騙されて来たけど体張って誇り持って生きてくのがすごいし、歴史もこの辺は全然知らなかったのが恥ずかしいです。続く話も今では考えれない男尊女卑や身分などがある時代、恋より誇りを選ぶ、すごく強い女性たちの物語と思います。
1つめの話を読んだ感想。
あまりスッキリしない終わり方だった。
よりにもよって、
二人揃ってミキを裏切るなんてひどい。
自分のことだけじゃなく、
ミキはいつだってゆりのことも救おうとしてたのに。
セイさんもこんなヤツだったのかと、見損ないました。
ミキはたしかに強いけど、
それはただ、そうせざるを得なかったから、強くなろうとしてただけだと思う。
ミキだって、ゆりが辛いのと同じように、きっと辛い。
強かろうが何だろうが、辛いものは辛かったと思う。
それでも必死に踏ん張って何とかしようと、
懸命に前を向こうとする人間に対して、
お前は強いから一人でやっていける、みたいなこと、言ってほしくなかったです。
それでも、
二人の裏切りを知っても、
ミキはあえて悪役ぶってお金まであげて、逃がしてあげた。
終わり方や脇役はあまり好きじゃないけど、主人公の人柄は素晴らしいです。
そう遠くない昔、九州では若い女性が海外で奉公するという言葉を文字通りに信じ、海の向こうでの生活を夢見て娼館へ売られていきました。
帰る術もなくその地で一生を終える人もいれば、帰国後に「恥」として扱われ、堂々と道を歩くことを許されない人もいました。
読んでいて辛くなりましたが、こうした人々の無念を胸に刻んで、限りある人生を誇り高く、精一杯実りあるものにしていこうと思いました。
ただ、だだ、貧しい農村に生まれた娘たちが、何も知らされずに、家族と生活のために海外に売られて、その移動手段も密航で船底で1ヶ月も閉じ込められ糞尿にまみれて耐えて過ごさなければならない‼️想像を絶する苦行だったでしょう。暑い南国に着いたら、早々に身体を売らされて。生きながらにして地獄を見たと思います。悲しい悲しい日本の女性たちの歴史です。
私だったら、とても非力で弱い人間なので、南国には行きつけなかったと思います。
からゆきさん。
あまりしっかりと認識していませんでした。
臭いものには蓋的な感じで。
しっかりと歴史を見るべきですね。
こんな酷い話がついこの前まであったなんて、信じられませんでした。
家族を助けるため、自ら進んで奉公しに行くと思っている少女。
からゆきさんの意味さえしない子ども。
知っていても、行くなと止められない家族。
全て現実にあったことだと思うと、心が痛みます。
貧しい貧しい世界は、女性子どもが犠牲になる世界。
こんな世界には、もうしてはならないと強く思える作品だと思います。
からゆきさんの話は、単行本を読んで知ってる、本当にあった哀しい話、あの暑い船底で石炭の下敷きになって死ぬ人もいて、遺体が、腐って、汚物、の臭いが凄くあの船から生きて出る事が、至難、上がって客取らされ、中には異国の人だ一緒に、異国に行く人もいる、とにかく女には哀しくて辛い本当の話、こんな時代が2度と来ないように、平和になった今、同じような性的な
いじめを受けている人と変わりない、時代が変わっても変わらない卑劣な大人がいる、
映画も概ねこの漫画の通りの内容ですが
実写だとまた感情の入り方が違います。
何とか故郷に帰れたとしても
待ち受けるのは差別で
身内からも疎まれてしまう。
同じ女性としても哀しい話です。
ただ、生きることに必死だった
だけなのに。
ほんの100年前に
このようなことが現実に
あったんだということを
この漫画を通して
1人でも多くの人に知って
貰いたいと 思います。
からゆきさんの話を読みました。
ミキは賢くて、現実を受け入れ強く生きて行こうとする女。反対にゆりはいつまでも泣いていて前向きに生きようとしない女。
男が選んだのは弱くて自分を便りにしてくれる女。やっぱり男って、自分優位でいたい生き物なんだわって、腹が立ちました。
ミキはずっとゆりを守ってきたのに、ゆり
は簡単にミキを裏切った、最低だ。
そんな2人に対してミキがとった態度はかっこいいと思う。その後幸せになってほしい。