4.0
1話目を読みました。
主人公がとってもかっこよかったです。
女郎系のお話はお金持ちの旦那様に見初められることが多いけど、これは違いました。主人公が自力で頑張る姿がよかったです。これから先、幸せになれるのか、今までの頑張りが報われるのか気になります。そこが現実味を帯びていて辛い気持ちになりました。
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主人公がとってもかっこよかったです。
女郎系のお話はお金持ちの旦那様に見初められることが多いけど、これは違いました。主人公が自力で頑張る姿がよかったです。これから先、幸せになれるのか、今までの頑張りが報われるのか気になります。そこが現実味を帯びていて辛い気持ちになりました。
か弱い女に弱い男はいるもんですね。
強く生きてる振りで生きなくちゃいけない人が損をする。
こう言う女は心の底からバチが当たればいいのに。
ちなみに阿部さんのこの女郎シリーズ好きで何作も読んでいます。
とっても面白いです。
実際に昔にこのようなことがあったんですね。戦争当時や敗戦後の貧しかった日本について、最近強く興味を持っていたので、リアルに当時を想像できるこのマンガは勉強にもなりましたし、懸命に生きる女性の気持ちに共感し、引き込まれました。
悲しいお話の中にも、強く生きる女性の力を感じました。
新聞にあった「ダイヤモンドおなご」を見て、歴史好きなのでからゆきさんを調べたら、このマンガが出てきました。ちょっとグロテスクだけど、下品な描写は最小限だと思います。最初の話は13歳って多分数えだから今の11歳くらい?15くらいで嫁に行くって時代だからそんなもんかな。そんな幼い子が騙されて来た
遊廓の話は以前から知っていましたが
海外に売られていった女性たちが
からゆきさんと呼ばれて、こんな風に辛い目に遭っていたことは知りませんでした。
学校の歴史の授業では教えてくれない
日本の黒歴史ですが、こういう史実を知ってこそ、今の時代に生きていることに感謝できると思います。
昔の女性は本当に大変だったなんだなぁと考えさせられます。
女性の人権はどこに?の時代に、誰も生まれる家を選べないのに、生まれた環境1つで、自分の意思反する仕事をせねばならないなんて…。
絵が読みやすくてサラッと読めてしまうのですが、考えさせられるマンガです。
からゆきさんという言葉や存在を『声なきものの唄』で知って、こちらも読んでみました。こちらは1話ずつ完結のものなので、いろいろなストーリーが読めるのはいいのですが、声なきものの唄の中で描かれているよりも短く、少々物足りなさを感じました。1つ1つがもう少し長いとよかったです。
貧しい家に産まれた女の子は家の事情で日本ではなく海外に売られてしまうこともあるのを初めて知りました。この時代に見知らぬ外国で帰ることもできず体を売らなければ生きていけないからゆきさんに切なくなりました。女性の地位が低い時代だと悲惨な人生になるんだなとモヤモヤとしたスッキリとしない気持ちで読み終えました。
安武先生の別の作品から飛んできました。
女郎やからゆきさんなどの黒歴史、女性の強さ、人間模様、とても丁寧に描かれていてどの作品も面白いです。
最初のお話、か弱くしたたかな友人ゆりとは対照的に、自分の足で立ち努力をするミキの強さに心打たれました。
案武わたるさんの昔の、貧しい少女たちが、売られて酷い目に遭いながらも、たくましく生きていかなければならなかった話は、仕事で疲れている時でも、私は恵まれていると、奮い立たせてくれて、とても大好きです。