5.0
人間の表も裏も描かれた赤裸々な話
明るく前向きに進む主人公が描かれる中で、いかにもなお金のことしか考えない人たちや嫉妬心や絶望感、猜疑心で苦しむ色々な人たちの姿がとても生々しく、でもとても引き込まれます。
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明るく前向きに進む主人公が描かれる中で、いかにもなお金のことしか考えない人たちや嫉妬心や絶望感、猜疑心で苦しむ色々な人たちの姿がとても生々しく、でもとても引き込まれます。
そんな時代を生き抜く為に女は頑張っていたんだと思う。でも、それを、受け止めきれない女だっているよ…。自分は多分受け入れられる。生き抜く為に。みきもそうやってがんばっていたんだと思うが…大丈夫だろうか。。。。
原作だか、元ネタだかの本読んだ。親のため、家のために娘が女を売る。外地じゃ逃げる所もない。差別と貧困。帰国しても居場所さえない。教育もないから、生きる術を知らない。悲しい。
今は今で苦しいと感じる世の中だが
昔の女は本当に欲というより
生きるのに精一杯で生きてきたと思うと
本当の苦しみは別だろう
日本から異国への遊女、、からゆきさんと言う言葉をこの漫画で初めて知りました。
辛い想いをして日本から出た女性がたくさんいたのですね。
主人公は辛かったろうに、最後は毅然としていて切なくなりました。
からゆきさんは別の漫画で知るまで名前も知らなかったです。こうやって知らずに外国に売られた女の子が何人もいたなんて。この中の何人が生きて日本の土をまた踏めて幸せになれたんだろ。
いつの時代も我慢して、耐えて、踏ん張るのは男性ではないんだな、と思いました。そんな性をもったからこそ生き抜いていきたい、と。この漫画を通して学びました。
今では想像もできないほど辛い時代に生きた、強い女性たちの話。読んでいて救いがないと辛くなるシーンもあるが、彼女たちの強さに救われる。
羽衣がよかったです。
ちょっと山岸凉子風味に思えて好きですね。
義澄が死ぬことは無かったのに。
これを長編でぜひ読みたいです。
そう遠くない昔、九州では若い女性が海外で奉公するという言葉を文字通りに信じ、海の向こうでの生活を夢見て娼館へ売られていきました。
帰る術もなくその地で一生を終える人もいれば、帰国後に「恥」として扱われ、堂々と道を歩くことを許されない人もいました。
読んでいて辛くなりましたが、こうした人々の無念を胸に刻んで、限りある人生を誇り高く、精一杯実りあるものにしていこうと思いました。