【ネタバレあり】夫の遺言のレビューと感想（3ページ目）

理不尽な中でも生きていく

この作者の作品はわりと好きかも、と思いました。
まだ途中までしか読んでいませんが。
亡くなった夫の弟さんのニヤケ顔がやたらアップになってたので、…何かクセのある人なのかな？！と思ったけど普通に良さそうなオジサンで終わるのかな？
ドロドロする方が個人的には好きだけど、しそうでしないのもありかも。受け入れざるを得ない理不尽な環境で、愛人にお世話になるというプライドも捨てて、しばし心を無にして生きていく。
人生って抗ってもどうしようもなく、そうするしかない時ってあるよねー、という気持ちになります。

もやっとするけど

主人公は何だかぼやっとした人であり、若くして歳上の旦那さんに先立たれ、思っていたよりお金もなくて、どう生きていったらいいの？って女性です。
主人公に対して、おい、しっかりしろよ！と、読んででイラッとするところもあります。だけど少しずつ成長する過程に、応援したくもなります。
結婚したら幸せ…なんてはずないですよね。逞しく生きていかないと！と思わされます。

変な人バカ「

夫の遺言なんて
堅苦しいと思ったけど
若い子と再婚したのに
死んでしまい
そして愛人やら
なんなのこの人
残された妻
しっかりしてゆくストーリー

作者買い

作者買いです。ティファニーがとても面白くて好きだったのでとりあえず、無料分だけ。でもレビューは残念みたいですね。気が向いたら読もうか思案中です。急に夫に先立たれると、こういう事態になるのはわかる気がするので、参考になるかもです。

主人公が同世代で、結婚のはなしですごく興味深！というところから始まったけど、歳の差で、死んだらお金のこともややこしそうな人にひかれるものなのかー。とか、でもいざ大切な人になにかがあったらというのは、いつも考えておかないとだめなんだろうなー。と。

課金したいです

作中の小説部分の長さ、濃さが凄く丁寧に書かれてて作者のもの書きの面での素晴らしさがみえて感動しました。

歳の差婚って喧嘩もなく旦那さんもある程度金銭的にも余裕があり平和そうですが、終活とか考えるとゾッとします。

背筋が伸びる

この作者さんが大好きでこちらのタイトルも読み始めました。無感情っぽい主人公ですが、旦那の死を機にいわゆる人生の挫折を経験し、相当きつい立場に立たされ、自立を決意して生き抜いていく姿はかっこよかったです。

主人公にもやる

音大出で資産家の美人なお嬢さん(病弱で甘ったれで男に頼らないと生きていけない)が、年の離れた売れっ子小説家の夫と早々に死別し、遺産相続等を通して夫の親族と関わる中で自立していく話。

正直言って、主人公には感情移入できないし、最終的に自立したといってもめちゃくちゃ周りに助けられてるのにそれに気づいてんのか！？という苛立ちがあり、あー読んでよかった〜！という感想にはならなかった。

1巻完結で短いので、この漫画の主題をぎゅっと詰め込んで出来上がった作品としては、良いのかもしれない。主人公もある意味人間臭いというか、リアルでこういう人いるだろな、と思ったりもする。
しかし、なんだかもやる。

夫は客観的にみたらクズだけど、【大成した年配の小説家】で、夫の弟は【おそらく成功した実業家もしくはもともと金持ちの家系】、夫の元妻は【売れっ子作家】という浮世離れした設定だし、夫の子供達との関係なんかも、フィクションとしてはアリなのかなと思う。
しかし、もやる。

面白くなくはなかったけど、なんかイマイチ好きになれないのは、結局、主人公が『若くて美人で資産家の子で、周囲にもめちゃ恵まれてる』ことが羨ましいのかも。
なんだか違う世界線の話のような。

まぁでも、どんな世界線に生きていようが、皆それぞれ悩みや苦労があって、その中で精一杯生きてるだけなので、羨ましがっても仕方ない。

漫画も小説も映画も、触れたその時の気持ちや環境に感想は左右されるものなので、次に読んだとき自分自身がもっと成長して、違う感想をもてるといいなと思う。

短めで読みやすいですが、中身が濃いと思います。
結婚して専業主婦をしてる事に安心しきっている主人公と、やはり専業主婦の自分を重ねて、身につまされる思いでした。
遺言の事など、いい加減な夫が遺してくれたものは、実はお金などでは得られない、人との繋がりだったと言う所にもグッと来ました。
人間関係は複雑ですが、その複雑さからほど遠い程、実はみんな良い人達で、悪い人は一人も出て来ないのも好感が持てました。