5.0
残酷だけど
軽い気持ちで読み始めたら、ずっしり重い、歴史物語のフィクションでした。
毎話、毎話、必ず残酷で哀しい要素があり、時折、苦しくなります。
特に、徳川家光の時代を振り返るシーンから、女性も男性も、将軍も平民も、春日局に関わる人は、世の平和のために、誰もが絶えず我慢を強いられるのです。(春日局に、めちゃくちゃムカつきます。)
早くこの時代の部分を読み終えて、スカッとする男前の吉宗の時代に戻りたい!と思いながら、どんどん読み進んでしまいます。1話1話が長いのも嬉しいですね。
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