5.0
少年漫画と思ったら、おー、とても深い。大人以上に深い感受性と境遇の受け入れ方。さらに
少年たちの表情が深い。海君は、ストレートでいるようでも感受性も強く、それを俯瞰的にとらえているところがある。逆に雨宮君は、大人の価値観に協調し、その思考回路はほとんど大人なのが悲しくも見える。
次々に展開する場面にひかれてコンクールでの対決寸前まで一気に読み進んでしまった。
絵の表現もその情景に相応しい表現であり、コミック作家の大道だと感じた。
-
1
ピアノの森