KUMA123さんの投稿一覧

投稿
200
いいね獲得
124
評価5 25% 49
評価4 31% 62
評価3 34% 67
評価2 8% 16
評価1 3% 6
51 - 60件目/全146件
  1. 評価:4.000 4.0

    座敷童子との優しく楽しい日々を描いた漫画

    ネタバレ レビューを表示する

    菅波多緒(青年)は、バイトで訪れた田舎の民家で小さな女の子(座敷童子)に出会います。
    多緒は50年ぶりに現れた、座敷童子を見る力のある人間だったのです。
    小さな神様に惹かれた多緒は、正式に管理人になって、神様と二人の優しく微笑ましい生活が始まります。

    何百年も生きている小さな神様は、大人の様な深い心を見せる事もありながらやはり子供で("童子"ですからね)、多緒と出会った喜びを体中で表して、そんな心を察して寄り添う多緒と神様の姿が、静かな田舎を背景に優しく描かれています。
    料理上手の多緒が提供する料理に驚き喜ぶ神様の姿も、また可愛いです。

    多緒を管理人として雇った車椅子の社長が、何十年も前に座敷童子と遊んだたった一人の男の子だったというのも、心の温まる逸話です。
    高齢の彼は、小さな神様を託せる(神様が見える)人間を、ずっと探し続けていたのでした。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    バトル系、人から変身した化け物と戦う話

    ウィルスやら異界の魔物やらが原因で人間が襲われ化け物に変身、不思議な力を手にいれた若者たちや謎の組織が、化け物滅殺をめざして戦う…という話は、乱造されて漫画界に氾濫している気がしますが、この作品もその手の漫画です。

    絵も上手で、人間から変身した化け物も気持ち悪く書けてるし、ちょっと話が分かりにくい部分もありますが、この類(たぐい)の話が大好きな人なら十分楽しめるレベルの作品だと思います。

    この漫画では、携帯を媒介にしてウィルスに感染し(ウィルスをばらまいている奴がいるらしい)、化け物になってしまいます。
    主人公が廃病院でみつけたマユから不思議な幼女が生まれ、彼女は、彼が大好きだった行方不明の叔母にそっくりですが、どうも人間ではないようです。
    化け物は「棺守」といい、「刃旗(じんき)使い」と呼ばれる若者たちが彼らと戦います。若者たちをバックアップする謎の組織もあって、いろいろ楽しく読めると思います。

    • 0
  3. 評価:2.000 2.0

    話のあらすじが理解できません

    宝塚みたいな女性だけの劇団養成所の生徒に男性がまぎれ込んでいる…という話らしいけど、
    それで何故オカルトみたいな人達が出てくる事になるのか…よくわかりません。
    また登場人物の名前が、輝音とか墨桃とか薄桜とか、凝りすぎた名前でどう発音するのか、全てにルビが振ってあれば少しはわかるかもしれないけど、そうでないので覚えにくく、あらすじを理解するのを更に困難にしています。
    申し訳ないけど、ギブアップしてしまいました。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    魔法系のお笑い漫画らしい…

    錬金術とか人工魔女の血族とか…わかりにくいんだけど、要するに魔法系で戦う話で、実際はお笑いがメインのようです。
    そのお笑いが、私には全くピンとこなくて笑えません。
    また主人公の男の子は、いやいや女装を強制されて戦いますが、女装の必然性というか…女装することで話が魅力的になったと感じられません。

    こういうのは、個人の好みで評価が大きく変わると思うので、お笑いや女装のストーリーが好きな人は試しに読んでみたら如何でしょうか。
    電子版数話分で一つの物語になっています。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    バトル系の妖怪物語

    妖狐の灼(しゃく)と仙道の迅火(じんか)、浪人の真介(しんすけ=彼は強くない)の三人組の道中です。

    断怪衆(だんがいしゅう)という怪しい僧侶集団(人間を改造して化け物にする実験をしています)や、迅火が使う「精霊転化」という不思議なワザなど、それなりにストーリーもありますが、おおむねバトルに重点を置いた作品だと思います。
    私はストーリー派なので、今一つ引き込まれない面がありますが、バトルの場面には勢いがあり(巨大な拳が何処からでも出てきて相手をぶん殴るのが特徴)、空中から地上への強い攻撃など見ごたえがあり、バトル好きな人には魅力的なんじゃないかと思います。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    初めは面白かったです

    主人公の霊媒師=斎(いつき)は他の漫画と違って、呪文など一切唱えず、「ハッ」とか「ケッ」とか言いながら手を振る恰好をするだけでお祓いした事になって、地獄とか天国という言葉も出てこなくて「上に行きな」「下へ行きな」「潰すよ(消滅させる意味らしい)」とかいうだけで異色です。
    初めの10話位までは、怨霊や悪霊にまつわる背景や人間模様が詳しく書かれて、そうした異色なお祓いも新鮮で楽しかったのですが、段々、単なる怪談話「ここには昔お墓があった」とか「あんた、後ろに悪いモノが憑いてるよ」といっただけの話になって来て、そうなると異色の「ハッ」「ケッ」というお祓いの仕方も味気なく感じられ、ちょっとつまらなくなりました。

    この作家さんは絵はあまり上手な方ではない気がしますが、幽霊や怨霊の絵はとても気持ち悪くて、私は感心しています。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    善良な妖怪と幽霊がいっぱいの妖怪アパート

    妖怪アパートは幽霊と妖怪が沢山居ますが、4畳半の板の間と六畳和室で光熱費込みのうえ無料の3食ご飯付き、トイレと風呂は共同だけど、2万5千円の家賃でお得な物件です。
    住んでる妖怪も幽霊も人間も皆善良で、アパートの周りには結界が張ってあるから悪霊は入ってこられないし、たとえ祟られても霊媒師も住人にいるから助けて貰えます♪

    大家さんも人間ではないけれどユーモラスな恰好でホッコリ系だし、各話もほろりとするいい話です。
    高校入学したばかりの主人公=稲葉夕士は中学で両親を亡くした苦労人…。
    善良で優しい妖怪や幽霊や人間に支えられ見守られて、明るく頼もしく、元気に成長していって欲しいと思います。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    ダークだが、魅力的なサスペンス

    無料分17話までの感想です。ここまでは「話の前夜談」みたいです。
    繊細で普通の少女漫画みたいな絵柄ですが、内容はかなりダークです。
    自宅火災で両親を亡くした薪剛は、命の恩人で後見人の澤村と二人で暮らしながら、両親殺しの犯人捜しに執念を燃やしています。全身火傷の後遺症を負う澤村は身内のように薪を愛しますが、薪に強い執着を示し異様な姿です。薪に協力する鈴木の友情もよくて、少し複雑なストーリー構成ですが、魅力的なサスペンスだと思います。

    レビューを見ると、17話以降は数年経った後で、話は大きく展開しながら更に進んでいくようですが、この作者の作風は私にはちょっと合わなくて、無料分だけでやめました。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    ブラック企業運営のダンジョン採掘物語

    ファンタジーゲームにそっくりな世界に転移する話はよくありますが、
    この漫画は、ダンジョン(=鉱山)で魔物と戦いながら魔石(=鉱石)を採取するブラック企業の話になっていて、びっくりです。
    亜人間も沢山いて、彼らは皆ブラック企業の会社員で真面目に仕事にいそしんでいるけれど、この異世界に転移してしまったニノミヤキンジ(名前がいいですね)だけは、あの手この手の裏技を使って会社の目を盗み、金を儲けて楽しようと頑張っています。
    深く考えず、単純に楽しく読めます。

    私の気に入りはワニ男のワニベ君で、ニノミヤに見込まれて相棒になりますが、真面目で心優しく、不器用な所がまたよくて、ニノミヤといい対になって物語を盛り上げています。

    • 0
  10. 評価:2.000 2.0

    女性教諭が生徒を誘惑するのはちょっと…

    さえないイジメられっ子の神保君…。
    あこがれの先生のいろんなアドバイスで、自信もつき変わっていくのはいいけれど、

    その女先生が、不特性多数の男子生徒を誘惑して性的悪戯を繰り返す常習犯というのはいただけません。大した事でないような描かれ方には違和感を覚えます。女が男にしたって犯罪でしょ? 教え子なら尚更です。生徒にとって救いになるような異色の先生像なら他にもいくらも作りようがあるだろうに、もっと別のイメージの教師にしてほしかったです。

    それに本格的なイジメなら、この程度の助言ではイジメの環境は変わりません。
    厳しい書き方になって申し訳ないけど、わざわざ「イジメ」を前面に出したりせずに、単純に、青春期の不安や自信のなさを乗り越えて行く話にしてくれた方が、自然で納得できた気はします。

    • 1

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています