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表紙と意味深なタイトルから勝手にアダルト路線を期待したけど空振り。尾崎先生はもう何を描いても尾崎流なんですね。でも男を翻弄する悪い女や女を泣かせる悪い男も絵柄に合うと思うんですー。
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10639位 ?
表紙と意味深なタイトルから勝手にアダルト路線を期待したけど空振り。尾崎先生はもう何を描いても尾崎流なんですね。でも男を翻弄する悪い女や女を泣かせる悪い男も絵柄に合うと思うんですー。
王様と悪魔ではなく、王様に捧ぐ薬指というタイトルを思いつく作家さんのセンスに脱帽。しかし心眼で解決するのは如何なものだろう。
登場人物が魅力的でストーリーも文句なく面白い。長編なのに飽きないのは流石。しかもその上繰り返し何度でも読める。お値打ち品といっていいのかも。
青年誌におけるお仕事漫画。しかし仕立屋という仕事柄か、展開に限界があるのかも。途中から飽きてしまう。とはいえ読み切り形式なのでどこで読みやめてもいいのが敷居を低く、間口を広くしていると思う。
いたずらで茶目っ気があって、狡くて可愛くて鬼のように強い。一部の人間の目には非常にチャーミングなのだけど、多くの人からは何故か嫌われる彼の姿に、在りし日の朝青龍を重ね見た。読後感はサイコー!
本書の蝶子さんと、マダムジョーカーの蘭子さんはとても似ている。そっくりだと言っていい。しかしまた全然違いもする。どちらも豪快で可愛くて魅力的な女性による勧善懲悪劇。愉快痛快なのは両者同じ。
「美しい」ということ、「美しくある」ということ、それはどういうことなのかを高城礼子は私達に教えてくれる。それはまず「美しくありたい」という気構えであり、洗練された趣味のよさであり、優雅な立ち居振舞いであり、機知に富んだ会話の上にある。その土台の上にさっと刷毛で撫でるようにメイクがあるのだ。どれほど巧みなメイクアップであろうと、中身のない人間の顔は輝かない。
何もかも捨てて愛する男の胸に飛び込んだ、夢見るお城のお姫様。貧しい中にも毎日を丁寧に彩って、と設定では清く貧しく美しく、愛に満ちた日々のはずながら、清貧とはとても言えない優雅で豊かな暮らしぶりですが、少女漫画とはこういうものです(笑)大人の童話として読むなら幸せになれる物語。
毎日顔を付き合わせている相手の見分けがつかないとか、こんな状況でフォーリンラブとか、恋花夢が詰まった少女漫画の王道ですが、最後まで一気呵成に読まされました。大人買い必須☆
メイクアップのテクニックはどうしても流行があるので、本書がメイクの指南書にはなり得ないのが残念過ぎる!
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キレイなお姉さんの内緒の話