5.0
愛情と言う気持ちの責任
何が辛いって、愛してる人から大事にされないことが、一番傷つく…
仕事でどれだけ不当な評価を受けても、婚家とウマが合わなくても、ママ友からハブられても、愛している人が寄り添ってくれれば、乗り越えられるのに…
そのパートナーから1番傷つけられている彼女たち(離婚を決心するヒロインたち)が、自分の相手を愛している(愛していた)気持ちと向き合い、人間関係にきちんとケリをつけようと奮闘する姿に、励まされます。
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何が辛いって、愛してる人から大事にされないことが、一番傷つく…
仕事でどれだけ不当な評価を受けても、婚家とウマが合わなくても、ママ友からハブられても、愛している人が寄り添ってくれれば、乗り越えられるのに…
そのパートナーから1番傷つけられている彼女たち(離婚を決心するヒロインたち)が、自分の相手を愛している(愛していた)気持ちと向き合い、人間関係にきちんとケリをつけようと奮闘する姿に、励まされます。
何が1番印象深いと言えば、この「真綿の檻」のタイトルの秀逸さです。
推理物のようなストーリーテリングと、作画がとてもマッチしていると思います。
特に、無骨な旦那様の目力の表現がわたしにはツボです。
言わなくても伝わってる「はず」の家族であるが故の甘え、軽率、傲慢さ…
自分の家族にも感じている微妙な立ち位置やもやもやとしていた感情を、このタイトルが見事に言語化してくれました。
とても感情移入して読んでます。
いくつか転生物を読んでいますが、結果や相手のリアクションが分かっているのに、伝えられないもどかしさ悔しさ、
前世での自分の行いや感情と向き合っていく誠実さや強さ、そこで溢れるヒロインの涙がとても共感を誘います。
決して物理的に戦う(シーンが後半に出てきますが)わけではありませんが、どうしても失いたくない大事な人々の為に、勇猛果敢に物事や事象に挑んでいく姿は、目が離せません。
自分に持っているもの、力がないが故にもがいているヒロインに、とても励まされます。
令嬢らしく気高く芯が通り、そして合理的www令嬢であるが故の鈍感さ(世間的なうとさ?)が、かえって人柄の裏表のなさを表していて、悪役令嬢とは見た目の豪華さだけじゃないかと思うくらい、立派な令嬢で可愛らしいです。
自意識過剰と思われるかも、嫌な気分にさせてないかな、自分とはカーストの違う人たちやから…こんなたくさんのことを、感受性豊かな時期に思いながら、人を愛しく思う気持ちを、ひっそり育てていく可愛らしい物語です。
この潔く自分に真っ直ぐなちわちゃんの乙女心が、可愛らしい。傷ついて弱いところもある、でもそこから目を背けないでいようとする、いじらしさ。これは惚れるで。
良家の子女として、お作法お稽古事や立場をわきまえた振る舞い、血筋ではなくその人本来のもつ人柄の高潔さが、理不尽な家柄の環境に対して、毅然と立ち向かう様に清々しく読んでいます。
大人の恋って、本来こう言うことなんやと新鮮な気持ちになるストーリーです。愛しい相手と向き合ったら、どんなに年齢を重ねても、どんな人生経験があっても、おもはゆくときめくことは、決して未熟でも恥ずかしいことでもなく、豊かに生きていけると思える物語です。
子どもを思う親の気持ちの難しさが、ひたひたと伝わってくるストーリーです。子どもを思うからこそ、迷いあるいは徹底した意志で子どもと向き合う。先はわからない子育ての中にあって、王族という特殊さも加わり、親の後悔の念に親身に考えさせられる物語です。
ガツガツしない転生系のなかでも、マイペースで自己分析の的確なヒロインが、とてもリアリティがあり身近に感じます。救世主なのに、普通の平衡感覚を持てるヒロインの愛しさが、伝わっていく過程が好きです。お幸せに〜って言いたくなる!
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離婚後夜【タテヨミ】