華江の抄子への友情が、切ない。一樹との一夜が明けて抄子の元へ来た時の、申し訳ない気持ちが隠せない姿。
縁側での2人の時間。
そして昨晩の行為で多分、自分の体が後どれだけか、感じ取っていたと思う。
抄子に亡くなったことを悟らせないため、フィフィに託したラブレター。
美しい華江だけを思い出せるように、死期を悟った猫が姿を隠すように船旅に出て。
こんな透明感をもった友情が羨ましくもあり、だからこそ華江の命の終わりが切ない。
大事な人を失う哀しみとその重みを知るフィフィが、粛々と華江の望みを叶えていく姿が、死んでいくものの尊厳を表しているように感じる。
いつか大樹に会いに行きたいと言う一樹に、
「今すぐ会いに行くべき」
と当たり前のように言う抄子を見て、
華江の抄子へ向ける友情が、ストンと胸に入ってきた。
私にとって、ここまでで一番の神回です。
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セフレの品格
188話
シーズン11 第2話 3