これぞまさに「神回」でしょう。
この短さ、このシンプルさで、語り尽くせないほどの思いを読み手に持たせてくれた。
前だけを見て生きる。
すごくポジティブなようだが、とても切なくて、悲しい。
いや「悲しい」でいいのだろうか?
私の語彙力ではとてもこの思いを説明し切れない。
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これぞまさに「神回」でしょう。
この短さ、このシンプルさで、語り尽くせないほどの思いを読み手に持たせてくれた。
前だけを見て生きる。
すごくポジティブなようだが、とても切なくて、悲しい。
いや「悲しい」でいいのだろうか?
私の語彙力ではとてもこの思いを説明し切れない。
うん、まぁ分かるよ、陽はきっとそうなんだろう。
でも、だからこそみちは、思いやる必要なんてなかった。
みち、甘すぎる。
「理解してほしい」という気持ちは未練だ。
未練があるなら、未練を自覚すらしていないこの状況なら、離婚を切り出すなんて勇み足だったね。
「あなたが解ろうと解るまいと、自分がそうしたいんだ!」と全力で迷いなく逃げなきゃ、逆効果だよ…
それにしても、男性ってこうまで都合よく、自分が他の女とプレイしたことを忘れられるものなのだろうか?
名前忘れちゃったけど、あの先輩もかわいそうだよね。
こんな陽ちゃんに好意を寄せてくれたのに、結局陽ちゃんにとってはただのトイレでしかなかったわけだから。
陽ちゃんがレスになる理由はだいたい見当ついたし、「たまには違う味の…」と求めたくなる気持ちも、私は解る気がしていた(許す許さないは別として)。
しかし、こうまで無反省に、まるで自分が純粋無垢の被害者であるかのように振る舞えることが、信じられない。
それだけ必死なんだろうが…
いや、必死な人間は、陽もみちも誰もかも、みんな身勝手なのかも知れないね。
泣ける。なぜか涙が出る。
愛する男の、愛した場所を守るために…
愛や献身と残酷が並び立つ、まさにエロス。
しょーもないことかも知れないけど、
楓も陽も末っ子なのね…
上に(たぶん)しっかり者の兄や姉がいて、他人が自分に尽くすのは当たり前、自分が愛されるのも当たり前と思って育ってきたんじゃないのかな?もしかして。
そもそも、嫁いだ身とは言え自分の親族の法事なのに、香典もお供えもなーんにも用意してないってあり得ない。
ホントにそんなんで仕事できてるのかしら。
誠とヨリを戻すなら、いっそ誠のペットとして、猫や犬的なノリで「飼われる」方が幸せなんじゃないだろうか。
それに誠が耐えられるかは別として。
いやいやいや、そこは正直ベースで申告しよ!?
後でバレた時の方が面倒ですから。
たぶんね、意外と娘さんも気にしないかも知れないから。作業条件悪いって分かってるし。正直に言えば、だけど。
勝手に売っちゃうのは、ケースバイケースだと私は思う。
身寄りもなく処分されるだけなら、誰かが使ってくれた方がいい。その紹介料として多少の小遣いもらうのはアリではないかな。
今までで一番重かった…
母1人、ダウン症の娘1人で暮らしている親族が私にもいる。
自分の死後、娘を今通っている施設に入居させる話だったのに、この一年で定員となり入れなくなったという話を電話でしたばかりだったので、他人事とは思えなかった。
障害者に環境の変化を迫るのは、今まで柔らかく温かいおくるみにくるまっていたのを、裸にして外に放り出すようなもの。
それをかわいそうと思うなら、それ以外の人が障害者の環境を守るために24時間付きっきりになるか施設に預けるか、いずれにせよ何かしらの代償を、見返りのない奉仕をしなければならない…
分かっていても、私にはまだその覚悟ができない。
最後に幸せな風景を描いてくれた×華さんの優しさに、感謝。
短いっちゃ短いけど、とても読み応えのある回だった。
楓がようやく自分の残酷な仕打ちに思い至った…と思いたい。
でも、自信家かつ自己中な彼女のこと、そこを棚上げしてみちを痛めつけないとも限らない。
みちは陽に「いつか子どもを」と騙されてきて、誠に癒しを求めたけど諦め、その上(カラダの関係もなく終わらせたのに)楓に制裁されるくらいなら、もう逃げてほしい。
彼女を傷つけ裏切る人間しかいない小さな社会など、捨ててほしい。
そうでないと、彼女の生きる道がどこにもない。
みちにしろ誠にしろ、ただ信じて待っていたのに。
でもそれじゃ愛も信頼も搾取されて終わりなのね。
えっ!?と思ったけど、実例やそれに基づいた研究もあると知ってさらにビックリ。
夫として選んだ人が「似たものどうし」なら、本来は穏やかな性格なのだろうが…
記憶が飛ぶまで行かなくても、生理前に怒り狂ったり泣き叫んだりして自分を制御できなくなる人は、重い生理痛の人も含めてちゃんと病院行ってほしいなぁ…大丈夫かなぁ。
秘書の早乙女さん、実は似たモノどうしのような?
「成功しちゃった網浜さん」的な。
違いはこの後解るのかなぁ。
「不倫」と聞くと、たいてい「サレ妻」に同情するものだけど、楓は無理。
今までオマエは夫に何をしてきたんだ、どれだけ傷つけてきたんだ?
記念日のディナーに遅れた、それも「この程度で文句言わないわ」と完全に侮って、軽んじていて、しかも挙句に、ただ愛されている実感が欲しかっただけの夫に、「そんなにヤりたきゃヤれば?」とばかりに暴言を吐いて服を脱いだ。
あのシーンの惨さはそう簡単に忘れられない。私
オンナだけど…
長年そんな仕打ちを繰り返してきて、よくそれで夫はノーダメージだのずるいだの恨みがましいこと言えたよね。
夫を蔑ろにして反省してたのは、やっぱりただのフリ、本心じゃなかったんだよね。だからいともアッサリ「思いやるフリ」をやめて自分だけの感情で暴れている。
陽も大概だけど、楓もゲス。
自分の身勝手を自覚していない楓の方がさらにタチが悪く思える。
いつか悔いることがあるのだろうか…
不浄を拭うひと
042話
不浄を拭うひと(42)