ちゅちゅぴよさんの投稿一覧

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評価4 33% 9
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評価1 4% 1
1 - 10件目/全21件
  1. 評価:3.000 3.0

    のんびり癒されたい人向け。

    ファンタジー世界だけど素材採取というところがいい。バトルだけで生活はやっぱり難しいよね、素材集めや生活に密着した魔法(風呂屋のクリーンは笑った)の方が、需要ありそうだよね…と納得感がある。だから、世界設定や素材の説明が苦にならず、むしろ「RPGゲームに映ってないところで、みんなどう生活してるんだろう?」というのが気になる人にはお勧めできる。
    文字多いの鬱陶しい、スカッとしたい!という人には向かないかと。

    それでも評価を低めにしたのは、登場人物があまりにいい人ばかりだから。
    もちろんケンカ売ってくる人もいるが、無料分を読む限り、いい人率があり得ないほど高すぎる。
    にもかかわらず、「神様」たちはこの世界を変えたくていろいろイジってきたという。そして奥の手みたいな感じで主人公を半ば強制的に送り込んだ。
    …矛盾してない?
    この世界を、そこまでして変える必要性が感じられないから。
    神様たちが実は戦乱を巻き起こして焦土にしようとしているとかでもないと、いくら楽しんでいるからって、主人公の扱いがあまりに悲惨じゃないだろうか。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    サクサク読めて面白くてもう一周。

    悪役令嬢ものはさして読んでなくて、いわゆる乙女ゲームをプレイしたことがない私なりの好きポイントです。
    ・「悪役」アレクサンドラが完全無欠で清廉潔白でチートではない、そこがいい。だからこそ、「善人で正しい人間でなくても、人生の逆転はできる」と感じさせてくれる。
    ・弟キャラが超嫌いだけど、この王子様は良かった。見た目だけが男のカッコよさじゃない。そりゃアレクサンドラも惚れるよね。
    ・周りの人間のほぼ全員、クセ者ぞろいでスピンオフが読みたくなるレベル。みんながみんな主人公崇拝に走ったら気持ち悪い。それぞれの立場で、それぞれの理由で味方するのがいい。私が特に好きなのはカロリーナ嬢とヤバい商人イシドロ、そしてイシドロに雇われて朝まで覗きを堪能した男(笑)ホンネ丸出しで面白いし、その報告書もぜひ読みたいなぁ。
    ・ヒロイン、いろいろな意味で闇深すぎ。ここが一番作者さんのオリジナリティを感じた。最終盤、ビックリした人きっと多かったのでは。ここでもう一周読むのが確定した。
    サクッと一気読みできるボリュームなので、迷ったらぜひ買って読んでみてほしいです。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    初デートまで。

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    絵の好き嫌いは分かれるけど、まぁほんわか癒し系と割り切ればいい。
    で、ワタシ的にすごくいいなと思ったのが、悪女役のレティシアちゃんがちゃんとした魔女っぽいこと。
    いやだって、ただのバカップルにお仕置きなんて、つまらないから…
    強力な聖女様とキラキラだが腕も頭も良さげな王子様、しかもドラゴンまでもが相手するのに、ただのアホ無能ではもったいなさすぎる。
    すっごい呪いをバリバリに発動させてほしいなぁ。
    聖なる結界で守られていたはずの王国が、いつしか呪いによって守られる、いやいっそ魔族と手を組む闇堕ち王国になっているっていうのも面白そう!
    (そんな展開じゃなかったらスミマセン)
    あとフェンリルにかつぶしはウケた。こういう設定変更好き。そもそもヤバい存在のフェンリルを、力はあるがただのもふもふペットに「光オチ」させてるのが。
    とにかくほのぼのとダークが混在しているのが好きなので、先が楽しみ。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    一人でも多くの人が、勇気を持てますように

    今流行りの「虐待されて自己肯定感の低い、トラウマ持ちの女性の再生物語」。
    この作品の良いところは、「過去」のトラウマ描写と「今」の背景や装飾の美麗さのバランスが絶妙なところ。「ルシア」も同じ系統かな。

    実家の中ではホントに酷い目に遭ってきて、死地に飛び込むも同然で初めて「外」に出されて、でも「外」は実家なんかよりはるかに優しい場所で、だから怯えながらも手を伸ばす…
    こういうストーリーがこんなにウケるのは、それだけ家族に傷つけられてきた女性が多いんだろうなって思う。
    そうして、救いを求めている女性も、今もきっといるんだろうな…

    ヒロインにイライラする人もいるだろうけど、ホントにこんなんだから。
    ホントに怖いんだから。
    誰かがそばにいて支えてくれてさえ、怖いんだから。
    家族の虐待って本当に罪深いんだよ。まっさらな人格の土台に、いきなり「恐怖」や「不信」をインストールしてしまうんだから。他のアプリを全てその上に入れていくんだから、そう簡単に消せないんだよ。
    それでも、怖がりながらも何とか自分を変えようとする、その姿が愛おしい。
    そして、美人でも何でもない、むしろ泥臭くもがくその姿をこそ、愛してほしいと思うんだけどね。

    韓国発と聞いて納得。
    隣国だけあって、やっぱりそういう悪いところも日本と韓国って似てるんだよね。
    この物語に触れた人が、どの国の人であれ勇気を得てほしい、怖くても一歩を踏み出してほしいと、心から願っている。

    • 770
  5. 評価:5.000 5.0

    展開早すぎてびっくりするけど

    でもファンタジーとしてはイイ。あり得なさっぷりが。
    いろいろツッコミだすとキリがないが(そして時代感覚もちょっとね…)、リサの天然ボケっぷりと、そのリサをあの手この手でメロメロにしていく深見さんが楽しいから全部OK。
    個人的には素直じゃないBLACKの方が好みだけど、素直に甘やかされたい人はこちらがオススメ。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    タイトルは雪人だけど…

    途中から、雪人に触発された男・宮本の物語になっていったような。
    と言っても、登場する男たちの誰もが深い思いを背負って傷だらけになりながら戦っていて、みんなが主役級。
    誰が悪役とは一概に判断できないこの複雑さがいい。
    あとはもんでんあきこさんの絵の力の素晴らしさよ。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    他社で宣伝していたので

    ダメ元で探したらここにもあったので一気読みしてしまいました。

    こゆん
    とにかくかわいい。特に二頭身こゆんは毎日眺めていたい。辛い経験を抱えながらも誰かを助けようとする姿が健気で泣きそうになる。
    ミキ
    こういう「誤解されがち」な友達がいたなー。男が勝手にかわいらしい・おとなしい認定する女って、けっこう男前な女だったりするよね。でも恥じらっちゃう姿にときめくね。
    ヨータ
    彼だけが最初から本物の恋をしていたのね。だからこそ大人びていたのかな?
    彼がこゆんのおかげで穏やかな夜を迎えるシーンがとっても好き。
    ミナト
    博愛主義は誰も愛していないという典型例。
    ラスボス(笑)
    つっこちゃん
    おもろすぎ。好き。
    桃香
    将来はいい女になりそう。

    自分も高校時代、こゆんのように一歩踏み出せていれば、また違った人生だったかも知れないなぁ。
    今になって、自分の高校時代が実はとても恵まれていたんじゃないかって気づかされた。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    絵がきれい、技術に感謝。

    そして同時に、この類の話で気付かされるのは、
    「傷ついて育った人を癒し、再び自立させるには、とてつもない労力が必要」
    という事実。
    現に、この侯爵という「上から2番目」の地位と権力と資産、そして彼自身の底なしの愛情と戦うチカラがあればこそ、廃人同然だったこの主人公を救えたのだ。
    そんな、ほぼ無敵かつ慈悲深い絶対権力者がいない現実世界では、いかに傷ついた心を回復させるのが難しいことか。
    どんなヤカラでも簡単に、子どもの心を傷つけることができるのに対して…

    そして、癒されたサバイバーの提供できることは何だろう。
    どうすれば、その途方もない善意に報いることができるのか。
    それもまた、深い悩みなのだが。
    単に「愛情」だけで済むのだろうか?

    • 2
  9. 評価:2.000 2.0

    胸キュンはする。

    健気でかわいらしく芯の強い女の子と御曹司の恋、両思いなのにどっちも素直になれない…でも無意識の、または当たり前にする行動の中に相手への愛情がついあふれ出る…
    絵も綺麗だし、悪役は見事にゲスいし、ときめいて癒されるのは確か。

    なんだけど。
    契約にせよ、結婚を軽く考えているなーと思う。
    いや離婚を、と言うべきか。
    ハイスペックで社会的に知名度のある男性だからこそ、その恋人であれ妻であれ、世間から好奇の目に晒されるのが分からないのか?
    それが別れた後であっても、いや別れ方によってはずっと「かわいそうな女」とか「悪女」とか見られ続けるんだよ?
    それがなくても「◯◯の元妻(元カノ)」っていう過去がずっとつきまとう。
    そういうスキャンダルすら糧にしてのし上がれるような女性か、主人公は?

    それに男が汚名をかぶるにしても、地位があるならなおさら、その時点で全てを失う可能性もあるんだけど?
    それじゃあ本末転倒だよね。

    要するに、「一年で円満離婚する契約」なんて、最初から悲惨な結末にしかならないことが確定している。
    そんな危ない契約を、たかが女除けのために、好意を持っている女に仕掛けるなんてどういう男?それは危機管理もできない、見通しも詰めも激甘で、今さえ良ければいいという典型的なダメンズ。
    …という結論に行き着いてしまう。

    「一年で離婚」を入れるべきではなかったね。
    時間制限を設けることで事を進めるという手法は、結婚話にはそぐわない。
    結婚は時間指定で決めることじゃない。

    • 13
  10. 評価:4.000 4.0

    6話からが本番。

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    広告で完全にネタバレしてるけど、その後がとっても気になって全話購入。
    ホラーだったらあそこで切ってもいいし、「連れて行く」というオチでもいい。
    でもそうじゃなさそうだったので。

    結局、生きたかったんだよね。
    大事な大事な娘ちゃんを亡くして、夫もいろいろ悲しすぎて逃げちゃって、それでも、泉ちゃんは生きたかったんだよね。
    あるいは、生きざるを得なかった。
    そしてちゃんと、新しい生き方を掴んだ。

    それにしても、「凪のお暇」でも思ったが、どん底に落ちた女が立ち直るのに、ヒモくんのような「来るもの拒まず去るもの追わず」で誰にでも優しい言葉をくれる、そんな男が不可欠なのかしらね?

    あと、じゅりちゃんの、「仕事は極めたいが、子どもも育ててみたい」って、わかるなぁ。
    私は育てたくはないが、産んではみたかったので。
    そういうマッチングというか需要と供給というか、潜在的にあるんじゃないかな。
    「親」は必ずしも男と女1人ずつじゃなくてもいいよね。むしろたくさんの「親」がいれば、「親ガチャ」を嘆く子どもも減るんじゃないかな。

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