自分の気持ちより、他人の気持ちを信じる
それ、やっちゃダメなやつ。
「その選択をした『自分』を信じる」まで持っていけないなら、ダメでしょ…
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自分の気持ちより、他人の気持ちを信じる
それ、やっちゃダメなやつ。
「その選択をした『自分』を信じる」まで持っていけないなら、ダメでしょ…
尾形くん、それフレーメン反応w
バーサク状態じゃアシリパちゃんの顔を思い出せなかった杉元が、最後にちゃんと思い出せたシーン、すごく良かった。岩息さん、変態だけどいい人。変態だけど。
この期に及んでまだ「作戦?」とか言っちゃう鯉登くんはカワイイし、この状況でも杉元を見捨てない月島さんの律儀さも好き。
でもなんと言っても、チカパシから銃を取り上げずに、そのまま支えて撃たせた谷垣ニシパの懐の深さと度胸が一番大好きだー。
鯉登パパ…そういうの「利用した」って言うんだよ…
少なくともあなたの息子さんは自分で志願して軍人になり出世を目指している(んだよね?)。
でもアシリパちゃんはアイヌの武装蜂起なんて考えてない。
この溝は深いなぁ。
娘はあんなにも父親を慕っていたのに、父親は娘を偶像として利用することしか考えていなかったなんて…
赤の他人の杉元がアシリパちゃんのために怒ってくれたこと、アシリパちゃんがそういう人と出会えたことが、せめてもの救いか。
出会えていなかったらアシリパちゃんはどうなっていたかと思うと、怖い話だ。
牛山さんがいい男すぎる…
なんでこの方が監獄に入っていたのか分からなくなってきちゃった、凶悪犯のはずなのにw
いろいろな意味でぞーっとした。
お銀の最期ではない、赤ちゃんの扱いについて。
当然連れていくはずもないとは思っていたが、鶴見中尉の言う「信頼できる人間」がまさかのおばあちゃん?!
企みあってのことにしても、それでもフチという選択肢がスルッと出てきた鶴見中尉・・・
「今でさえ手に負えない」とほほ笑んで赤ちゃんを抱く姿には、なんかすごい母性さえ感じられた。
そんな鶴見中尉の、懐の深い悪人っぷり(どう見ても善人じゃないでしょ!)、その矛盾にゾクッとした。
この矛盾、残酷と慈悲が、鶴見中尉の色気の源なんだろうな。
付き合いたい男、一夜を共にしたい男、友として共に戦いたい男、あるいは敵として戦いたい男はたくさんいるけど、
夫にするなら谷垣源次郎一択。
この回で惚れたわ。
チ〇ポ先生も捨てがたいけど、毎日毎晩襲われるのはツライからねw
意外とこういう話、よくある気がする。
恋人の片方が、「生きてほしい」と言づけて死んでいくけど、
相手もまた「あなたのいない人生(幸せ)などあり得ない」と後を追う話。
また、恋心を貫いた結果、片方は死に、片方は生へと突き動かされていくシーンは、
夏目漱石の「こころ」を思わせる。
あの行為は、ニコと亜弓にとって、共通の愛する人を弔う葬儀だったように感じた。
そうすることでやっと悲しめて、そしてそれぞれの道へ、それぞれの死へと歩き出す。
ニコは「もう一人の卯月」と最後に愛を交わし、笑顔で人生に幕を下ろした。
亜弓は、卯月とニコにもらった言葉と愛を支えに生きていくだろう。
もうどんな心ない言葉も、彼女を傷つけることはない。
切ないが、決してバッドエンドではない。
あなたがしてくれなくても
129話
第64話 2