ただカッコよく助けるだけじゃないところ、すごくイイ。
だって確かにそうなんだもん。
いざ開戦しちゃったら、敵の手に落ちた非戦闘員は人質として使われる。今まさに行われている中東と東欧の戦争でもそうじゃん。
ましていかにも非力な「領主の妻」なんて、最優先で狙うでしょ。
マクシーがもし敵の手に落ちていたら、リフタンたちが間に合ったとてどうにもならないんだよ。
だから「何かしなきゃ」なんて思わず、民と兵を思えばこそ速攻で逃げるべきだった。それはもう間違いない。
…んだけども、ルースに続いてリフタンにまであんなに怒鳴られたら、折れるよね。
マクシーが領主の妻として必死に「平和的な解決」を試みたのだと、今、寝室に殴り込んでいいからみんなで執りなしてほしい。
少なくともマクシーが頑張ったおかげで、アナトールが完全被害者として有利な立場になれたんだから。
あとやっぱり、先に手を出した彼らは浅はかすぎるね。
国境間の小競り合いはあるあるだが、ここまで大々的に攻めたら宣戦布告でしかないから、こ◯されても文句は言えない。お相手の国も仕方ないとスルーしてくれるよ。
だからこそ国境には、「戦争になりそうでギリしない」賢さと、「なったら勝てる」強さの両方を兼ね備えた良将を配置していると思うんだけど…って、リフタンも今後はそうならなきゃだね。
課題多すぎて、だからこそ今後のストーリー展開にも期待。
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オークの樹の下
026話
第26話