5.0
作者さんにハマりました!!!
緒之先生の作品を何の気なしに読み始めた過去作、読んだが最後ハマって一気読み。
他作品も読んでみる、やっぱりハマって一気読み。
そして今作!
すっごく良く出来てるなーーーって感じで、全然終着点の検討がつかなくって、サスペンスのようなシリアス感(中盤から特に後半にかけて)とラブコメ要素の緩急の良さと、ところどころのセリフが刺さったり。
主人公みのりは裏表無くショートカットの似合う可愛らしい女子高生。
親の離婚で母親の実家のある田舎に引っ越して入学した高校で、テレパスであるコータローに出会い好きになる。
コータローは容姿端麗、6歳の時にテレパスである事を公表してからも自分にルールを課して周りとうまくやってきた。
紆余曲折がある中、物語の中でも何度か出て来た(最初はみのりが真香に言ったと思うけど)心で思っている事よりも、その人が口に出した言葉を受け取って的なセリフがあった。
一般的に心で思ってない事を口にするというのは、建前だったり社交辞令だったりその場を取り繕う為の場合である事が多く良くない意味で使われる事が多いと思う。
けれどこの作品がテレパスと言う能力(を持つ登場人物)を軸に展開していく中でのこのセリフには、なるほど〜と思いました。
他人から心を読まれているかも知れない、その状況下でそれでも相手を想って選んで発した言葉には、ちゃんと気遣いや思いやりの心があるんだよな〜と納得しました。
コータローやみのりのクラスメイト達も良いやつばっかりだったけど、やっぱり真香と梶間先輩が大大大好きでした〜
真香のクールさと、でも生い立ちから来る辛さを抱えて生きる人間らしさや、真香の力になる事をすごく自然に行動にうつす頭の良い梶間先輩。
とーっても素敵です。
恋愛関係は経験値不足ですっごい単純でわかりやすくて勘違い全開になったり調子に乗っちゃうところも大好き^^
作品が良過ぎて感想が全然まとまらないくらいには、100%推せる作品です!!!!!
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コータロー君は嘘つき