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ご苦労様ですという気分になる
大学の知り合いにも公務員になった者は数名いるが、こういうハードな現場を体験している話は直接聞いたことがなく、どのような基準でこの部署へ配属されるのだろうと思いながら読み進めた。あまり成績優秀でなく、コネもない、素直に頑張ってくれそうな子を敢えて選んでそうで怖い。新卒の不自由にない家庭に育ったらしい主人公がこれまで縁のなかった生活保護者と接点を持つ大変さは察してあまりあります。作中の受給者も理解半分、いやもっと自分でなんどかできないのというじれったさ半分。向いていないと思われた仕事に面白さを見出し始めたこの主人公の根っこの温かさが読んでいて救いになります。
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健康で文化的な最低限度の生活