5.0
とにかく面白い!
読んでいて何度も吹き出してしまいました。
「君を愛することはない」
キメ顔でそう言い放ったジェラルドに対する返しが、「ご飯だけは欲しいです」だなんて!
そう答えた主人公のアビゲイルは魔王の生まれ変わりで、魔王の頃いつもお腹がすいていたので、食べることにとても関心があります。
半年もたった頃には、黒髪ロン毛のイケメン軍人であるジェラルドが、アビゲイルに餌付けしていて、その様子は微笑ましくも可笑しいです。
魔王の頃から人の為に頑張っていたアビゲイルや、血まみれ中尉と噂されるジェラルド、ジェラルドに仕えて家族のような関係のコフィー一家、みんなとても心優しい人ばかりで、なんだかほっとするお話です。
この先、ジェラルドの両親やアビゲイルの義母、義姉など厄介な登場人物が引っ掻き回してくるのでしょうが、主人公達の性格を思うとそんなに重苦しい方向へは向かわないような気がします。
というか、向かわないで欲しいです。
とてもほのぼのとした心暖まるお話なのですから。
-
1
愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)