エルアルコンさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全15件
  1. 評価:5.000 5.0

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    とにかく面白い!
    読んでいて何度も吹き出してしまいました。

    「君を愛することはない」
    キメ顔でそう言い放ったジェラルドに対する返しが、「ご飯だけは欲しいです」だなんて!
    そう答えた主人公のアビゲイルは魔王の生まれ変わりで、魔王の頃いつもお腹がすいていたので、食べることにとても関心があります。

    半年もたった頃には、黒髪ロン毛のイケメン軍人であるジェラルドが、アビゲイルに餌付けしていて、その様子は微笑ましくも可笑しいです。

    魔王の頃から人の為に頑張っていたアビゲイルや、血まみれ中尉と噂されるジェラルド、ジェラルドに仕えて家族のような関係のコフィー一家、みんなとても心優しい人ばかりで、なんだかほっとするお話です。

    この先、ジェラルドの両親やアビゲイルの義母、義姉など厄介な登場人物が引っ掻き回してくるのでしょうが、主人公達の性格を思うとそんなに重苦しい方向へは向かわないような気がします。
    というか、向かわないで欲しいです。
    とてもほのぼのとした心暖まるお話なのですから。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

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    養育費目当ての伯爵の養女となって、散々虐げられて来た侯爵令嬢のカレンディアは、またもやお金目当てでアルノー・クリスト公爵に嫁がされます。
    老人だと思われていたクリスト公爵は、呪いでお腹に短剣が突き刺さったまま不老不死で50年も生きており、何故だか突き刺さった短剣が見える唯一の人という事で、カレンディアは公爵に短剣を抜いて○してくれるよう頼まれます。
    しかしカレンディアは「あなたを○す時は私が死ぬ時です」と言って、公爵と執事のレイリーと3人の生活が始まるのです。

    どんな時でも前向きで、逞しいカレンディアと共に暮らしているうちに、生きることに倦んで怠惰な毎日を過ごしていた公爵が、日々の生活に楽しみを見出していく様子を見ると、こちらまで嬉しくなります。
    カレンディアの生活力と生命力が、きっと公爵を助けるのでしょうね!

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

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    良家のお嬢様が、母親が突然お抱え運転手と心中、その後父親が後追い自殺、そして婚約者から婚約破棄されるという中で、整形までして不審な家にメイドとして潜り込み、真相を探り出そうというお話。
    始まり早々、主人公が整形っ!と思ったけどそのうち気にならなくなった。
    主人公を手助けしてくれる人を含め、登場人物皆んな謎めいていて、サスペンス劇場を観ているよう。
    ちょっとご都合主義のところもあるが、真相を知りたいという気持ちが強くなった。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

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    主人公は菅原道真と在原業平。
    二人はホームズとワトソンのような関係です。
    驚くのは、道真がまだ子供で業平は中年(?)のイケおじだという事。
    今まで二人が絡んでいるイメージが全くなかったという事と、子供の道真という事に、まず衝撃を受け、興味を持ちました。

    主に業平が持ち込む不可思議な出来事を、イヤイヤながら道真が解き明かしていくというパターンですが、平安時代、藤原北家全盛期へと向かいつつある中で、全てがスカッと勧善懲悪というわけにはいきませんが、一応謎は解かれます。
    けれど何かモヤモヤとしたものが残るのは、時代を反映しているからなのでしょう。
    道真も業平も心の奥底に抱えているものがあり、理不尽な世の中で精一杯生きています。
    単なる謎解きで終わっていないところが、このお話の素晴らしいところだと思います。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

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    不遜な父、無関心な母、傲慢で意地悪な姉という家内で冷遇され続けてきた子爵令嬢クラリスが、「人喰い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグに姉の身代わりとして嫁がされるところから始まるこのお話は、家族に虐げられ、悪評の高い人の元へ身代わりとして嫁ぎ、そこで愛されて幸せになるというありがちなお話のようにも思えます。

    でもクラリスが植物の知識を使って下水管の悪臭に対処したり、新聞を読んで政治的な事にも関心をもっていたりするなど、よくあるお話とは少し違うのかな、とも思われます。

    そして何よりも、メイドのメアリーを始めとする使用人達、辺境伯の叔母様や部下の人達など、クラリスの周りの人が皆いい人なのは、読んでいて気持ちがいいです。
    それはクラリスが周りの人皆に気遣いし優しく接することができるからなのでしょうね。

    19話までしか読んでないので、この先どうなっていくのか楽しみです。

    因みに政治や戦いの事には饒舌なのに、それ以外の事には口数少なくて照れ屋な辺境伯様はとても素敵です。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

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    絵がきれいです。
    線が細くほわっとしていて、とても心地よい絵ですす。そして美しい!

    孤児のミラは魔力を吸収することができる能力を持っており、それを利用しようとする男爵によって引き取られて日々酷使され続けたせいで、余命1年となってしまいます。
    一方魔力過多症で魔力の暴走に苦しんでいるダリウス・バートレット公爵も命が危うい。
    そこで、ダリウスの姉アンネリーゼの考えで、ダリウスの魔力過多症が落ち着くであろう25歳までの2年間、ミラに魔力を吸収してもらう為に二人は契約結婚をする事になります。
    余命1年のミラが2年の契約結婚とは?なんて事は置いておいて。

    弟思いのアンネリーゼ、寡黙で少し頑ななダリウス、そして悲惨な状況にありながら健気で明るい主人公のミラ、みんな素敵です!

    ミラとダリウスの契約結婚から始まった関係が、恋愛に発展していくだろう事は、第1話の冒頭ですぐにわかります。

    皆さんがおっしゃっているように1話が短いようですが、優しい絵と素敵なお話だと思います。
    この先も読んでみたいです。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

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    懐かしい!あれから40年以上たつのですね!
    レーゲンスブルクとオルフェウスの窓、行ってみたいなと思っていたのを思い出します。
    小さい頃から習っていたピアノですが、あの時ほど習っていて良かったと思った事はありません。
    野外音楽堂でイザークが弾いたベートーヴェンのピアノコンチェルト「皇帝」、何度聴いたかしれません。
    あの頃はレコードでした。

    そして私が誰よりも心惹かれたのは、ロシア編のレオニード・ユスーポフ公。
    初めてお会いした時の衝撃は今でも覚えています。
    なぜそんなに衝撃を受けたのか、あの時も今もわかりませんが。
    いまだにユスーポフ公の事を想うと涙が出て来ます。

    いろいろな想いを思い出しつつ、読んでいきたいと思います。
    コミックも愛蔵版も持ってはいるのですが、一度に読むのは心が重いので、毎日少しずつがありがたいです。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    推しのために

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    愛読していた小説のモブキャラに憑依した主人公は、メインキャラ3人を遠くから眺めるだけで幸せで満足していたが、小説のエンディングの後で、イチ推しキャラカエルスが不幸になっていくのを知る。
    そしてカエルスの死を目の当たりにしたことでタイムスリップし、今度はひたすらカエルスの為に頑張る。
    推しの為に頑張る主人公の姿は身に沁みる。
    カエルスは、面識もない自分の為に彼女がどうしていろいろとしてくれるのかわからないようだが、私にはよくわかるし、推しの為に一生懸命になれる主人公がとても羨ましい。
    毎話、いいなあ、頑張って!と思いながら読んでます。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    心が暖かくなるお話

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    ヌリタス(無価値なるもの)と名付けられた主人公は、ロマニョーロ伯爵の私生児で、悲惨な扱いを受けながら育ってきたが、伯爵の実子の身代わりとして、悪名高いルーシャス・モルシアーニ公爵のもとに嫁がされる。
    伯爵が、公爵家に私生児の血を入れる事で公爵家の名誉を貶めようとした結婚にも関わらず、公爵はその素性を知りつつも心優しくまっすぐなヌリタスを愛するようになっていく。
    ヌリタスの心も次第に公爵の想いに応えていくのだが、その道のりが読んでいてとても快い。

    登場人物が、ロマニョーロ伯爵家の人達を除けば皆良い人なのも気持ちいい。
    最初は えっ!この王様! と思っていた王様もいい人になってしまったし、本当は寂しがりやの公爵も可愛いし、泥の中で育ったヌリタスの蓮の花のような気高さが、このお話をとても清浄で気持ち良いものにしてくれていると思う。

    ヌリタスや公爵の美しさに対して、伯爵家のドロドロした醜さは、勧善懲悪を表しているのだろうか?このまま最後まで続くのだろうか?

    とにかくヌリタスとルーシャスの愛の物語は美しく、心がほんわかと暖かくなる。
    128話までしか読んでないが、このまま幸せに終わって欲しい。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    親王が余りに魅力的でいじらしく、目が離せない。
    最初は非道で冷徹な親王が、自分の想いに気付かず、沈玉をただただ自分のものとしたいというだけだったところから、少しづつ自分の想いに気づいていくというところが、感動する。
    沈玉に対する執着心だけだったのが、沈玉の気持ちや心を思いやれるようになっていく親王を見ていると、涙が出て来る。
    まだ49話までしか読んでないけれど、ハッピーエンドで終わって欲しい。

    BLは好きではないが、全く気にならない。
    美しい絵と、捕虜になって鎖に繋がれても美しく気高い親王の姿に私の執着心が止まらない。

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