5.0
名作
いろんなエピソードで、このまま作者にどこへ連れて行かれるのかわからない、そんな不安にかられるような場面もありましたが、最後はなんか、ホッとしました。
親の愛情を感じられず依存体質に陥った話やSNSについての作者の指摘についても改めて考えさせられました。携帯がカメラも編集もネットもできちゃうので、便利な反面スピードと拡散力が凄まじいけれど、事実より注目というからくり、関係ない人々からの無意識の悪意に翻弄される人がいる事を考えもせず、人の噂というのは言った者勝ち。ツールが変われど、人の本質は変わらない。
真央みたいに人を傷つける事でしか自分を肯定できない人間もいれば、塚本先輩みたいにまっすぐな人もいる。
結構重い内容もあったけれど、作者の笑いの才能も素晴らしく、ツボにはまりっぱなし。大野先輩や山本くんたち、たくさん笑わせてくれてありがとう。
里帆も不思議ちゃんながら、真摯で賢く、ストレートで大好き。みんな前に進んでいて、清々しいラストでした。
ストーリーも笑いのセンスも登場人物の魅力も全て文句なし、大満足の5つ星作品です。
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