茹で玉子さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全13件
  1. 評価:5.000 5.0

    三度おいしい名作

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    まず、お話も然ることながら、画力が素晴らしい作品です。そして、美術品や京都の名所に骨董品屋の孫の清貴の丁寧な解説が加わり、3度おいしい。変わり者3世代が経営するカフェのような骨董品屋に祖父のお宝絵巻をこっそり持ってきた事から、その目利きの才能を買われバイトとしてやってきた葵。凄腕鑑定士のオーナー、息子は作家、そして、孫はオーナーの眼力を受け継いだ学生で鑑定士見習いのホームズ。ホームズと言うニックネームは名字が家頭だから、といちいち孫の清貴ですが、ただ、巻物の鑑定を頼んだだけで、葵が無断で持ち出すほど、お金が必要だった事まで見抜き、その上で、自力で目的のためにお金を稼げるようバイトを勧め、またその目的について考える時間も与える。ホームズ清貴にやっかいな相談事が多いのは、鋭い洞察力で謎に迫るだけでなく、そうなったいきさつに心を寄せ、さりげなく仲を取り持ち、見守って、それぞれ納得させてくれる優しさが根底にあるからだと思います。また、しっかりとした絆を持つ3世代ですが、息子や孫はそれぞれ相手に嫉妬するような面もありながら、敬い合っている、というのも感慨深い。葵と清貴の恋物語もついてきて、お勧めです。

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  2. 評価:5.000 5.0

    お互いを想う気持ちが深い

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    小さい頃から大企業の跡継ぎという立場から、周りの全ての人間から生命を狙われ続けるアーサー。お世話するメイドも人間は嫌だ、という事で、ロボットメイドを開発する、と約束した側近。到底そんな物はできるわけなく、代わりに無表情の元格闘家のマリーがスカウトされます。方や常に緊張状態のアーサー、方や無表情のため誰からも愛されなかったマリー、でも二人だけの時はアーサーはマリーに甘え、甘やかし、マリーも無表情ながらキュンキュンしつつ誠実にアーサーに仕える二人は最高に可愛く、マリーのかっこいい格闘は頻繁に見られるし、最高です。
    嘘をつく人間が嫌いなアーサーに、実はロボットのふりをしている、という命がけの大嘘がバレてはいけないマリー、けれど、マリーにキュンキュンするアーサーはロボットに恋する自分は不毛だと感じるアーサーのずれがまた尊い。おすすめです。

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  3. 評価:5.000 5.0

    みんな素敵すぎる

    見た目ごっつい猛男は、見た目通りダイナミックで角刈りでおっさんみたいな高校生。一方彼の親友砂川は、イケメンで猛男が好きになる女の子はみんな砂川に恋してた。そんな猛男が恋に落ちた大和。大和もきっと砂川狙いだろうと、愛の深い猛男は自分より大和に幸せになってもらうため、砂川とくっつけようとする。でも、本当に大和が好きなのは、べた惚れなのは、猛男。本当に猛男が大好き。そして砂川も猛男が大好き。大和はかわいく、ほわほわ大好きで、砂川はクールに周りを見ながら、今まで誰とも付き合わなかったのは、告白する女の子たちが、親友の猛男の陰口をたたくから。みんな愛が深くて、必要な時は、がっつり手を組むし、キャラクター全員、みんなみんな愛おしい。お話もすごく面白くて、外で読んでて、一人噴き出して、ごまかすことも多々ありました。
    ほんと、猛男、かっこいい。期待を裏切らない大和と砂川への愛。全部すべて愛おしい作品です。

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  4. 評価:5.000 5.0

    恋と事件解決で2倍おもしろい

    後宮で、機織りをする聡明な盲目の美女、蓮香が、後宮でのいろんな事件を陛下であるエイコウさまと官官および陛下の影武者である双子の耀世さまの二人とともに解決していくお話です。エイコウさまと耀世さまの顔が同じなので、二人の違いが唯一分かる蓮香が名前を呼ぶまでどっちがどっちかわからなくて、戸惑う事も多いのですが、蓮香の筋道の通った明快な推理と結論、そして、美しい絵に引き込まれ、毎回楽しく読んでます。美しいエイコウさまと耀世さまが蓮香に甘えたり、迫ったりする姿も絵がきれいだとドキドキも倍増します。先が楽しみで仕方ないです。

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  5. 評価:5.000 5.0

    最後までドキドキ

    羽島課長と三浦カナちゃん、南条くんと小宮さん、時峰くんと泉さん、3組まとめて、ものすごいこじれ方で、ため息、涙、いろいろあり、最後まで楽しく読めました。最後が集大成というか、オムニバス的で、映画のフィナーレみたいです。
    ぜひぜひ最後までお読みください!

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  6. 評価:5.000 5.0

    間違いなく5つ星

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    最初のマクシーの実家のひどい有り様は、読むのが辛かったですが、リフタンに連れ出してもらってからは、どんどん良くなります。
    比べられ、虐げられてきたマクシーが、リフタンに全身全霊で愛され、リフタンを敬う領地の使用人たちから温かく迎えられ、騎士団のメンバーとも少しずつ歩み寄って、魔法使いルースの辛口スパルタ教育のおかげで得たスキルで自信もついて行きます。最初は愛される事に戸惑い、いつか捨てられるのではないかと不安に陥っていたのが、愛するリフタンに社会的に恥ずかしい思いをさせたくない、戦場へ行く彼を守りたい、という母性にも似た深い愛情へ変わっていきます。リフタンはそんなマクシーがどんどん好きになって、彼女に危機が及ぶ事を恐れ、愛する気持ちが時には苦しいらしいです。
    お話のテンポも良くて、絵もきれいで、イケメン揃い、個人的には文句なしの5つ星です。

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  7. 評価:5.000 5.0

    一歩ずつ夫婦になっていく二人

    紆余曲折あった切れ者の寛志が溺愛する千春もまたいろいろ抱えているのですが、想い合う気持ちは本物で、時にはその愛の深さ上に身を切るような痛みや別れもあるのですが、そこは二人の絆を信じて読み進めてほしいです。登場人物それぞれ丁寧に描写されていて、その人たちとの関わりからも夫婦二人の立ち位置や心意気などを再確認できたりします。惚れた所から、お互いをわかりあって、だんだんと夫婦になっていく。本当に素敵なお話です。

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  8. 評価:5.000 5.0

    本当の強さ

    お話の始めの方は読むのが辛く、なかなか次話に進めなかったです。主人公とそのお母さんの深い絆に救われつつ、少しずつ読み進め、主人公が人間らしい生活をつかみ、辛い経験を復習ではなく、周りを助けるために生かしていく姿にほだされて行きました。彼が汚れ仕事はちゃちゃっとこなしてくれつので、彼女はどんどん正しい事だけに集中して天使のように優しく強くなっていくので、最初の方が辛い方もぜひ読み進めていってほしいです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    おもしろい

    なぜ、そんなに経験前の少年に執着して、興奮するのか、イケメンでケンカも強く、年齢問わず女子にもモテるのに、450年の歳月を持ってしても女心はちっとも読めない謎だらけの蘭さんの思考が自分の予想を毎回飛び越えて行くので、面白くていつも吹いてしまいます。外で読むときは要注意作品になってますが、いつも先が気になって仕方ないです。

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  10. 評価:5.000 5.0

    笑いのセンスが絶妙

    うらめしやと平行して読み始めたばかりですが、ストーリーも笑いのセンスも絶妙で、出会えて感動の作品です。懐深い人情は、お妖さんに通じるところがありますね。修羅さまの言った居場所を作る呪文「ありがとう、おおきに、おかげさま」自分もこの言葉を唱えていこうと思います。

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