茹で玉子さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全114件
  1. 評価:5.000 5.0

    着物でここまで読めるなんて

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    長い歴史やしきたり等、100話以上、サクサクと知識物をこんなに楽しく読めるとは思ってませんでした。着物にブーツやハイネックを合わせたり、ブローチを帯留めにつけてみたり、ほんとにアレンジが素敵。それでいて、呉服屋の誠次郎がきちんと導いてくれたり、ルイみたいなデカくて若い子が呉服屋で仕立てた一着を長く何度も着ていたり、撫子と響のお出かけが中心で、里見と犬養が困った時の先生として良く登場しますが、撫子をさらったさゆりや犬養を辞めた元従業員も、撫子が着物にはまるきっかけを作ったチンアナゴの帯作者も、若い子のアレンジがよくわからない呉服屋お得意様も着物をみんな愛してる。
    高級着物がタンスに入ったままの葛藤あり、大切に送り出した高級着物がオークションで安値で競り落とされ、ちょっぴり寂しくなっても、古着屋さんで買って行ったお客が嬉しそうに店を去って行くのを見て、良かったな、と思える場面あり。着物を取り巻く素敵なお話が満載です。

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  2. 評価:5.000 5.0

    いろいろ考えさせらました

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    続編とは知らず読みましたが、回想的な説明もあって、迷子になる事なく読みました。最初はちょっと読むのが辛い場面もありましたが、世間の外見に対する偏見とか、子を愛するがゆえに、逆効果になって恐れられてしまい、挙げ句依存体質に育ってしまう、など、どこにでもありそうなズレや子供の時のイジメ体験がとんでもなく非現実な不幸に繋がってしまう、やっぱり子育て難しいな、イジメって本当に人間の人生変えてしまうな、と思ったりしました。最後は和解続きで良かったです。ただ、声を大にして言いたいのは、ねじれてしまった人を自分なら救える、と思う事をナイチン•ゲール現象と言い、助けようとしたのに不幸な犯罪の被害者となる人がいる、と聞いた事がある、と言う事です。今日子の行動は、大変勇気があって清々しく、大変素晴らしい作品ですが、星名の行動は漫画の話であって、現実にはあり得ない、という事を頭に置いて、危ない奴からは、すぐ逃げるようにしてもらいたい、と思います。
    最後までおもしろかったです。前編も読んでみたいです。

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  3. 評価:5.000 5.0

    有能であるがゆえの孤独

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    狼陛下と呼ばれ恐れられてはいるが、嫁をもらうつもりが全くない陛下。面倒なので、バイトで寵妃を演じてくれる娘を雇う事にし、高給だ、という事だけを父から聞いて後宮にやってきた夕鈴と出会う。最初は二人のドキドキ関係や黎翔の可愛く、かっこいい姿で話が進んでいき、信頼関係を深めたところで、長子でもなく、王位には興味ない、自由にいきたかった黎翔がどうして、王位に就く事になったのか、彼自身と周りの苦渋の決断、等が明らかになっていく。この辺りジーンとくる場面が数々あり、夕鈴の父にバイトを勧めた人物の名前が出た時は、やられたー、と思いました。
    黎翔は、その才能故に、自分で選べなかった人生と失くした物に苦しんでいたけれど、夕鈴との出会いにより、辛さが軽減されていくのも良かったし、元より彼に付いてきた側近たちの彼への変わらない忠誠心と言うより愛情のような深さを味わえて、本当に良い作品だな、と思います。

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  4. 評価:4.000 4.0

    恐ろしく鈍い主人公

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    両親を事故で失った後、経済界の大物の祖父に引き取られた和歌。その祖父が心臓が弱ってきている、と医者に言われた事をきっかけにまともに恋愛も経験してないのに大学生20歳で見合いを勧められてしまう。お相手は大物の祖父が選んだだけあって、ハイスペ、イケメン、で優しくて、すぐに恋に落ちて、あっという間に入籍、同居。なのに、慶次は全く手を出して来ない事から、疑心暗鬼になって、ひょんな事から慶次に他に想い人がいた事も発覚。
    彼の口から直接他の人が好きと言われたら耐える自信がない、と自分から離婚を切り出します。回りくどい両片思いが始まって、それでも、慶次に何度も惚れ直しては、また疑う、と言うぐるぐる回転。慶次の愛情表現にも気づけず、鈍い主人公ですが、成人の彼女が待ってたのに、無理に我慢してキスもしなかった慶次もある意味不思議ちゃん。けれど、ハイスペの慶次はやっぱりかっこ良く、全話30話完結という読みやすさも良かったです。

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  5. 評価:4.000 4.0

    テンポ良くおもしろかった

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    両親が亡くなった後、引き取られ、使用人として働いていたアニエス。ある日花嫁が次々と消息を断つ公爵との縁談が持ち上がり、縁談を嫌がる娘の代わりに、アニエスが嫁ぐ事になる。
    失っていた記憶を取り戻しながら、どうして記憶を失ったのか、引き取られた過程、小さな頃の一途な恋、など少しずつ明らかになっていきます。本当に優しいのは誰か、勧善懲悪の世界にどっぷり浸かれます。単に見慣れただけかもしれないけど、SORAJIMA特有の変顔がちょっと改善されたように思え、気持ち悪くて、すぐスクロールする、から、普通に読む、に変わりました。これも良かったかな。36話とコンパクトにまとまっていて、読みやすいのも良かったです。

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  6. 評価:4.000 4.0

    女の部分をどうするか

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    夫婦仲も悪くなく、嫁姑問題もない平穏な日々だけど、結婚8年目レス5年目、仕事が激務で疲労が取れない武頼を気遣ってか、正社員の職も辞め、パート歴5年。疲れきった彼は寝落ちて会話も挨拶以外ない。新ママからは、子供がいない事への嫌みも入る35歳。この真面目で人に相談できない二人に近寄ってくる男女がいて、静かに荒れる夫婦仲。荒れる事、そして荒れる原因になった人の言動により、一体自分はどうしたいのか、誰といたいのか、という疑問に向かっていきます。離婚して、自立する経済力を持ってから決めて行こう、と思う主人公。ここまでは、女性の経済力って大事だな、と思いつつ、自分を大切にしよう、という気持ちにも共感できました。また、気分屋だと思っていた上司が純の呪縛を解いてくれたのもよかった。ただ最後に選んだ相手は優等生回答。主人公以外はそれなりにベストなラストですが、できない体も休職するのも、妻だったら、結果は違うんじゃないか、とも思い、結局、主人公にとって自分の女の部分を無視した選択だったのが、惜しいように思います。

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  7. 評価:4.000 4.0

    最強のダィテス夫婦

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    次男ジュリアスを溺愛する王妃によって、王太子を廃位になった長男マティサ。王命によりダィテス公爵の長女ミリアーナと婚姻するため側近のコシスと二人でダィテス領にやって来た。そこで見たのは、日本から転生してきたミリアーナが再現した知恵の数々。中世の町にはない車、お湯のでる蛇口、爆弾、そして、豊かになった国でBLを流行らせる、と言う先進国異文化に驚き、ミリアーナの父と共に豊かなダィテスの土地とミリアーナが狙われないよう、秘密にしていこうと考える。ただ、未熟な弟の失態を修復するため王に呼び出され、もめ事にも巻き込まれ、秘密がもれて行きます。BL文化は理解したくない、というか、マティサとコシスもそういう関係で、BL腐女子たちの執筆の餌食になるのを嫌がるマティサですが、初めて会った時からミリアーナに惹かれ、ミリアーナもマティサの同志のように大活躍。国の治め方についてもミリアーナの意見に真髄し、共に歩む家臣たちのヘッドハンティングも上手だし、素敵な仲間たちと友好国の輪を力強く進めて明るい未来を築いていく、とても希望に満ちた明るい作品です。それぞれのキャラも個性豊かで悪役さえ憎めない。画力も確かでミリアーナのよだれ出してる絵までかわいい。おすすめです。

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  8. 評価:5.000 5.0

    三度おいしい名作

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    まず、お話も然ることながら、画力が素晴らしい作品です。そして、美術品や京都の名所に骨董品屋の孫の清貴の丁寧な解説が加わり、3度おいしい。変わり者3世代が経営するカフェのような骨董品屋に祖父のお宝絵巻をこっそり持ってきた事から、その目利きの才能を買われバイトとしてやってきた葵。凄腕鑑定士のオーナー、息子は作家、そして、孫はオーナーの眼力を受け継いだ学生で鑑定士見習いのホームズ。ホームズと言うニックネームは名字が家頭だから、といちいち孫の清貴ですが、ただ、巻物の鑑定を頼んだだけで、葵が無断で持ち出すほど、お金が必要だった事まで見抜き、その上で、自力で目的のためにお金を稼げるようバイトを勧め、またその目的について考える時間も与える。ホームズ清貴にやっかいな相談事が多いのは、鋭い洞察力で謎に迫るだけでなく、そうなったいきさつに心を寄せ、さりげなく仲を取り持ち、見守って、それぞれ納得させてくれる優しさが根底にあるからだと思います。また、しっかりとした絆を持つ3世代ですが、息子や孫はそれぞれ相手に嫉妬するような面もありながら、敬い合っている、というのも感慨深い。葵と清貴の恋物語もついてきて、お勧めです。

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  9. 評価:4.000 4.0

    執着オレ様男に別れは必須

    ドラマの予告がおもしろく、クエストの作品のリストに見つけたので読み始めました。絵があまり好みではないのですが、ドラマの竹内さんがおもしろくて引き留められるように2話ほど読み、それからは楽しんでます。
    いろんな作品を読んで思うのですが、この手のオレ様男や執着男には一発別れて自分を見つめ直す時間が必要ですね。相手の幸せを願ってこそ愛なのに、オレがオレがと自分の主張ばかり。そして、そんな執着オレ様男にひっついて、自己を見失ってしまう女がいるのも、また然り。この二人は、二人だけの狭い世界でどんどん執着と依存が深刻化してしまう前に外の世界を知る時間が持てて、本当に良かったと思います。
    お料理が良く出てくるので、家でも作ってみたい、飲んでみたい、というものが多いのも、作品の魅力です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    お互いを想う気持ちが深い

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    小さい頃から大企業の跡継ぎという立場から、周りの全ての人間から生命を狙われ続けるアーサー。お世話するメイドも人間は嫌だ、という事で、ロボットメイドを開発する、と約束した側近。到底そんな物はできるわけなく、代わりに無表情の元格闘家のマリーがスカウトされます。方や常に緊張状態のアーサー、方や無表情のため誰からも愛されなかったマリー、でも二人だけの時はアーサーはマリーに甘え、甘やかし、マリーも無表情ながらキュンキュンしつつ誠実にアーサーに仕える二人は最高に可愛く、マリーのかっこいい格闘は頻繁に見られるし、最高です。
    嘘をつく人間が嫌いなアーサーに、実はロボットのふりをしている、という命がけの大嘘がバレてはいけないマリー、けれど、マリーにキュンキュンするアーサーはロボットに恋する自分は不毛だと感じるアーサーのずれがまた尊い。おすすめです。

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