4.0
サクサク読みやすい
無料分12話読みました。主人公の彩は22歳の時に両親を事故で亡くしてから親が残してくれた家で高2の真宙と二人暮らし。頑張ってるけど、家もあるし、悲壮過ぎないけど頑張ってるのが読みやすい。病院の院長の長男 要に憧れつつ、次男の颯士の医療秘書として、忙しい颯士に振り回されている。颯士は彩曰く、セレブの食事をしているはずなのに、彩の茶色いお弁当が懐かしいといい、落としたお金を貸してもらったお礼に家で食事する事になる。かなり物言いのきつい腕のいい、外科医って事になってる。病院でしかもオペ中心の外科医は言わばオペの医療スタッフと連携プレするチームのキャプテン。阿吽の呼吸で、患者とオペのスケジュールを組む秘書に、腰掛けとか無駄口叩いて、変に時間使うような奴が患者思いの名医とは考えにくい。とは言うものも、お話はテンポよく、絵もきれい。あと、要先生から颯士の事をさらりと聞いたり、彩の節約料理が口に合ったり、他の医師の愛人話が出たりと伏線を感じるので、物腰柔らかな要は本妻から生まれ恵まれたプリンス、颯士は愛人から生まれた、愛情は受けて育ったけど、それなりに複雑な環境だったりするのかな、などという展開を妄想してます。要には憧れるけど、セレブの彼には距離を感じる一方、彩の節約料理を美味しく食べ、真宙と仲良くして家に入り込む颯士とは距離を縮めているので、このまま、颯士一本になっていくのかな。颯士のツンデレが楽しみな作品です。
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俺様外科医の溺愛包囲網