5.0
10話までの感想
在原業平、菅原道真という歴史上の有名人物が主人公です。業平は、人情に厚く仕事が出来る男のかっこよさ、色気があります。これは、モテそうです。道真は、ずば抜けてかしこくちょっと生意気な少年として描かれています。歴史の授業でイメージする人物像とは違ったのですが、本当はこういう人だったかもしれないな、と思わせるだけの説得力があります。
数話で一段落するのも読みやすく良いです。玉虫姫の話、伏線がきれいに回収されてて、温かみのある話で、胸が熱くなりました。
当時の町の様子や人々の生活が丁寧に描かれており、タイムスリップして間近でみている感覚になります。白黒の絵でこれだけの臨場感、漫画表現の真骨頂と思います。
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応天の門