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絵が稚拙。依頼人としてチームと絡みをもって、そのままチームの一員になる展開も、かなり使い古されていて「はいはい、馴れ合いで仕事の相棒にするような浅いカンジね」と思わずにはいられない。
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859位 ?
絵が稚拙。依頼人としてチームと絡みをもって、そのままチームの一員になる展開も、かなり使い古されていて「はいはい、馴れ合いで仕事の相棒にするような浅いカンジね」と思わずにはいられない。
まず、絵が絶妙に拙い。ストーリー展開(と言うか、流れ?進み具合?)が駆け足すぎる。特殊能力を自信満々に公言しているカンジもいけ好かないし、恩師の孫とはいえ、心を開くのが早すぎ。これといった問答も会話もエピソードもなく、かなりアッサリと受け入れていて「なんじゃこいつのガバガバの警戒心は。もっとちゃんとしろ」と思ってしまいます。
そして急に現れた顔なじみの刑事も、思わせぶりな「気をつけて」を連呼するばかりで、業務として必要な引き継ぎをせずにとっとと去ってゆくしまつ。
全体的にお粗末。
絵にクセがなく、とてもキレイで見やすく読みやすい。女子が大好きなネタがたくさん詰まってるんだろうな、そりゃアニメ化もするわな、と言った感想が素直に出ました。難を言えば、キャラクターの顔が1個しかない、キャラクターの書き別けができていないので、ぼんやり読んでいたら「あれっ?!こいつ新キャラ?!前からいなかったっけ?!」とビックリすることもしばしば。私は、髪型(色)アイテム(メガネ)キャラ同士での呼び合いで区別し判断して読むようにしています。
「ですわ」「ですの」等など、安っぽいお嬢様口調のオンパレード。不敬だなんだと婚約破棄を言い渡してきた王子とその恋人を罵り倒す様は下品そのもの。説得力がなさすぎる。
2年間眠り続け、しかも目覚める保証はないとまで言われていたなら、婚約破棄されても仕方ないじゃん…後釜がビっチ妹なのも、まあ妥当じゃん…と感じてしまって、その顛末に対する主人公への思い入れは皆無です。が、回想エピソードは気の毒でしたね。ジェシカの存在が救いだった。
設定のある部分で、はるか昔学生の頃に大好きで読んでいた作家さんの一話完結の作品と酷似した部分があり目新しさを感じませんでした。川○泉さんの漫画です。わかる方はわかりますし、思い当たっていると思います。
少女漫画だから、オンナノコの夢や妄想がたくさん詰まってるんだと理解したうえで、気持ち悪い。
こんななんの根拠もない自信だけに満ち溢れた偉そうな男子がカッコいいとか、本当に世も末だな、と。
あと意味不明にやたらとモテる冴えない主人公。この「やたらとモテる冴えない主人公」は、遥か昔からこすられ続けている古式ゆかしい設定ですが、主人公に自分を置き換えるタイプの読者ならたまらん設定なのだろうけど、私はそっちのタイプの読者ではないので、普通に不自然さしか感じなくて納得できず、ただ苛つくだけ。
絵柄も微妙に不安定で気味が悪い時があるのが苦手。分かりやすいところで云うと、主人公の顔の輪郭(斜め方向の時の目の部分の処理がとくに)と、クズ男がちょいちょい寄り目になるやつ。
主人公のはつらつとした性格が鬱陶しい。殿下を笑わせるためにした数え唄と称した変顔10変化がとくに、全然面白くない。
絵が上手いなあ〜〜と思ったら、私が学生の頃から活躍なさっていた大ベテランの漫画家さんで、納得。
特段に個性的な絵柄ではないものの、キャラクターの書き分けが髪型だけでしか成されていないものや、若い顔にシワを描き入れただけの漫画とは訳がちがいます。老若男女も見事に書き分けられていてさすがといったところです。ストーリーはよくある婚約破棄された令嬢ものなのでそんなに語ることも少ないですが、今のところ、婚約破棄に至った元凶である王子の新しい婚約者も、憎めないキャラです。脳みそお花畑な王子様も、抜群にパッパラパーなだけで、憎たらしさはありません。ここからどうなってゆくのか。楽しみです。
面白いし絵柄もクセがなくてとっつきやすい漫画です。ただ、クセがないぶん絵に魅力もあまり感じない「ただの上手な絵」だし、主人公の女子大生の行動に統一性というか筋の通った芯みたいなものがなく、ただの偽善者(しかも被害者意識のかたまり)なので苛つきます。
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葬偽人