5.0
キイラの成長ラブストーリィ
なるほど。
だから、こんなに一つ一つのエピソードが丁寧なんだね。
騎士団のみんなと仲良くなり、パーティに出かけて友達を作ろうと頑張ってみたり。
イケメンだと舞い上がってデートした相手がろくでもない男だったり。
復讐と同時進行にラブストーリィが展開していき、なかなか楽しい。
-
1
20031位 ?
なるほど。
だから、こんなに一つ一つのエピソードが丁寧なんだね。
騎士団のみんなと仲良くなり、パーティに出かけて友達を作ろうと頑張ってみたり。
イケメンだと舞い上がってデートした相手がろくでもない男だったり。
復讐と同時進行にラブストーリィが展開していき、なかなか楽しい。
愛した相手に裏切られて(?)父親を処刑され、信じていた人たちも裏切って去って行った。
塔から身を投げて、すべてを終わりにした筈結婚式当日に回帰していた。
復讐劇の始まり。
まずは、夫が権力を持たないように皇太子の死を阻止する。
そして、父が騙された相手に復讐開始。
流れとしては理解できるが、壮絶で悲しい。
私たち、まだ愛し合ってますか?
その問いも悲しい。
だけど、絵が綺麗で物語の展開は軽やかで、心理描写も的を得ていてぐっとくる。
吸血鬼というお題目がそもそも大好きで、想像していた吸血鬼一族像が恐ろしいほどマッチしている。
そして、ロミオとジュリエットみたいな関係性の二人が、種族の違い、種族の争い、嫌悪を越えて新しい世界を作っていけるのか。
命題です。
そして、友情や同士の絆。
命がけで戦うことと命をかけて愛することは同義なんだなぁ、と考えさせられました。一度は戦い合った二人が、再び心を一つにするところは感動します。
奇妙な病がなんなのか、ずっと気になってます。
そして、父親にコロされるという数奇な運命を覆そうと、ヒロインは奮闘します。
最終的に婚約者となる黒の騎士が、最初からヒロインを気にかけくれ、だけどヒロインはなかなか彼の手を取らない。
いろんな要素が絡み合って進んでいくため、退屈しません。
カレナとして生きたアデル、最終的にどちらの名前で終わるのか。
全体的に流れているどこか幻想的ともいえる空気感がとても好きです。
前世が魔王だったというアビゲイル。
恨みや妬みや憎しみというのは、ニンゲン特有の感情なのだな、と思わせられる。
素朴で純粋で、賢く、品があり、小さな貴婦人といったアビゲイルがとにかく可愛い。
実家では執務をこなしていた頭の良い彼女は、嫁ぎ先でも手伝いをしたがる。
誰かを愛すること、誰かに愛されることを知って、彼女が益々輝いていく様を見るのは楽しい。
実家でアビゲイルを虐げていた義姉が妹の夫に横恋慕して事件が起こったり、子爵の実家で気に入られたりとアビゲイルは大活躍!
これは、かなり好きな作品です。
家族を粛清して皇帝になり、戦争を引き起こして暴君と言われるカイラト。
騎士イーランと一夜を共にしたのは、実は相手が誰なのか分かっていたからなのだと途中で明らかになった。
レオンハルトは真面目でまっとうな人格を持っているし、良い人なんだろな、とは感じるけど、やはりマノアは陰のある男性に惹かれる。
そして、母としてのイーランをすごく応援したい。
皇后の座を狙う陰謀によって拉致されたイーラン。
皇帝は彼女の奪還が出来るのか!
死の番人。
未明の地に「拙い恋に身を捧げ」その恋のために狂うような孤独の中で20年以上。
恋した相手に受ける仕打ちの中でもなかなかキツイものだと思いました。
それでも、愛した相手のために、彼が愛した相手の身代わりになったイレーネ。
出合ったのは、その「彼」の息子。「彼」うり二つの。
師匠と弟子として交流を深める二人。
そんな風に進んでいきます。
衝撃的な幕開けと共に、一瞬でアステルのファンになり、カイゼンの無情さ(演技?)にムカっとする。
けど、次第にアステルの甥、ほんとうは二人の息子テオールに対して、カイゼンは関心を抱くようになり、それはきっと愛情だろう。
我が子だったことが分かったら、皇帝はどうするかなぁ、と楽しみです。
この方の絵は柔らかくて綺麗でとても落ち着きます。
未来を視ることの対価は重いのだな、と感じます。そもそも、ニンゲンは来たる未来を知ってはいけないのでしょう。時間は未来から過去に向かって流れていると聞いたことがあります。
だから、今目の前に来ている「もの・こと」は未来から流れてきている。
つまり過去の経験から判断すると直感を読み違えるのだと。
未来を視ることに対する憧れは誰にでもあって、簡単にそれが出来ると思ってしまうけど、そのために負うものを考えると、やはり、ただ淡々と最善を尽くして生きていくことが良いのだろう。
対価を払い続けたヒロインが、今度こそ自分のために生きられるよう、五感を取り戻せるように願ってます。
、
淡々とそして、テンポ良く物語は進み、読んでいてとても気持ち良いです。
恋愛よりも商売というヒロインに、その気さくで可愛らしい人柄にたくさんの応援隊がいて、皆彼女が好き。
いや、読者も彼女が好きです。
物語の設定・展開はよくある悪役令嬢の婚約破棄、みたいな感じですが、それを異色に彩り、ヒロインの魅力を丁寧に描いています。
さくさく読めて、読後感も良く、お勧めの逸品です。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
実は私が本物だった