5.0
面白い
うっかり助けてしまった死神アベルに連れ去られ、彼の専属治癒士として生きる羽目になるヒロイン。
その後の展開もなかなかスリリングで、あちこちに連れまわされるのだが、まず感じたのは治療の対価。
治癒の過程で相手の痛みを受けるというのは、なんだか「ああ、なるほど」という気がしてしまう。
治す、治療するというのは、相手と深く関わることで、そもそもは意味があって受けた傷、それを他人が勝手に関わってはいけないもの。本人にとっては魂の学びのチャンスかも知れないから。
だから、痛みを一緒に引き受けるというのは、相手の学びに一緒に関わるようなものなのかも知れないと。
展開が進むにつれて、好意を寄せあう二人。
聖女ルシアの出現で、聖女に妬まれ、嫌われるヒロイン。
波瀾に満ちた展開で楽しませてくれます。
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赤い糸に気をつけてください