5.0
結局、それ(回帰転生)かいっ!
一人の男の身勝手で狂った野望で、多くの血が流され、多くの涙が流された。
知らずに出会った敵に恋し、戦わなければならなくなったとき、愛する相手をコロさなければならなくなったときの絶望。
ただ一人を守るために、自らの身を血で穢し続け、愛する少女の人生を踏みにじってしまった苦悩。
たくさんの人を失って、失って、失って―
ようやく狂った男から逃れられたときには、あまりにも多くの悲しみと奪われた命の残酷さで、二人は打ちのめされていた。
それでも、そこから「誰も悲しまない世界」を二人で築いていくのかと思いきや!
創造主の出現により、時間の巻き戻しが…っ!
おいおいおい、結局、それかいっ!
と思わず。
そして、回帰転生後の物語は一話で淡々と終了し、二人の新たな人生の幕開けで締めくくられた。
「愛する人を―」
何を思うだろう?
やり直したいと、エリカは祈ったのだろう。エリカもラウールも、結局は母恋物語を生きたのだ。
壮大で素敵な物語でした。
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愛する人を殺す時、私は何を思うだろう