4.0
順序が前後しても
貴族社会は女性に相続権がないから、嫁に行かざるを得ないし、結婚するしか生きる道はない。ましてやレベッカのように結婚より錬金術の仕事を続けたいなんて問答無用。そんな彼女に差し伸べられた救いの手は、公爵から婚約の提案。王宮からの強い要請で結婚せざるを得ない状況での契約婚約は、錬金術を続けたいレベッカと、結婚しなければならない侯爵の利害の一致を可能にする。誠実で寛容な公爵はレベッカの仕事に理解を示し、十分な財力で彼女を支える。そして天真爛漫な彼女に惹かれていく。のびのびと仕事ができるレベッカも公爵の人柄に心を開く。出会いのきっかけは契約であっても、二人の心の変化が自然で微笑ましい。多少順序が違っても、二人が互いに求め合うなら、それもありではと思わせる展開がとても楽しい。
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おてんば令嬢の婚約者