5.0
原作に乾杯!
この広い世界に滝昌となつ美のような夫婦はいたのかもしれないと思いながら読んでいます。 時代設定が激動の昭和へ移り行く少し前で、物語に緊張感と切なさを加えていますね。 そんな中で二人が少しづつ理解しあい、歩み寄って、支え会う姿が微笑ましく、二人の歓びと切なさが交じり合い、とても素敵な作品です。 誰もが経験する心と体のふれあいがユーモアを交えて描かれており、可笑しくて笑っちゃいます。 と同時に二人が抱えるもどかしさと切なさが素直に初々しく描かれていて、嬉しさとさみしさが混じった表情や、やるせない想いや愛情の深さの表現が丁寧で暖かく感じます。 心に沁みる切実さを感じる素晴らしい物語に乾杯したくなりますね!
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波うららかに、めおと日和