れれれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全118件
  1. 評価:5.000 5.0

    颯士、ファイト!

    不器用で朴訥だけど、優しさと思いやりがあるのに、それを上手く表現できない、イケメンエリート外科医の恋物語が面白くて笑っちゃう! 真面目な彩に惹かれるが、そのアプローチの仕方が、あまりに乱暴で幼稚なのが痛々しい。 まるで好きな子をいじめるガキのようで笑っちゃう! 彩だけは誰にも渡したくない闘志は人一倍で、異母兄弟のエリート内科医の兄をライバル視する様子も面白い。 でも、彩が作ってくれた、てんこ盛りのから揚げ弁当を、嬉しそうに食べる姿が、いじらしく可愛い。 不器用で朴訥な男が、一生懸命に彩を追い求める姿が,清々しく好感がもてる。 彼の良さと彼の想いを、彩が理解して受け止めてくれることを心から祈る。 その道のりは長いかも知れないけど健闘を祈る。 颯士、頑張れ!

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  2. 評価:5.000 5.0

    応援せずにはいられない!

    両親を亡くし、叔父に引き取られたリオン坊やのお受験を助ける貴族令嬢の家庭教師の物語が実に微笑ましい。 リオンは心優しいが内気で気が小さい。そんな彼を慈しみ、励まし、支える家庭教師の二人を応援せずにはいられない。 亡き母手づくりのライオンの帽子を常に被っているリオンの愛らしさは天下一品! 一見厳しく恐ろしく見える叔父の侯爵も、リオンを心から愛し、彼の成長を祈っている。弱気だったリオンが努力を重ね、勇気を振り絞って、鱗の試練に臨む姿が、あまりにけなげで素晴らしい。 読者の身勝手かもしれないが、リオンは成長しないで欲しいとさえ思ってしまう。もし続編で彼がイケメンの青年になるより、まだ子供のままでいてほしい。 それくらいリオンの存在はかけがえがないのだ!

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  3. 評価:5.000 5.0

    フィクションと現実のギャップ

    架空の物語とわかっていても、ワクワクドキドキしながら引き込まれるストーリー展開に目が離せない。 核の保有を抑止力と宣う現況を逆手にとる海江田の方法論と行動力は見事というしかない。 この物語を読んでいると、私が生まれて育った国は、独立した主権国家なのかと疑問が湧いてくる。 登場するアメリカ政府高官や軍関係者の発想、日本の政治家やマスコミの考え方は、ほぼ現実に近いものかもしれないから皮肉をこめて興味深い。 世界の注目を集め、仮死状態の国連に対する、一つの決意表明のようにもとれる。 もちろん、簡単に答えが出せる問題ではないが、いつの日か、海江田が示した方法と行動を見つめ考える時が来るかもしれない。

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  4. 評価:5.000 5.0

    癒しのメルヘン物語

    ありえないとわかっていても癒される物語ってありますよね。10話の最後で、人間に変身したのり弁が「お前って意外といい奴だな」と言った時、猫人間であることで、今までどれだけ苦労してきたのだろうと心が痛みました。 やっと見つけた飼い主と安住の場所を守りたいのでしょうね? 飼い主の彼女と、猫人間の猫山君とネコののり弁、三者の関係がどのように変化するのか楽しみな作品です。 のり弁の生い立ちや家族のことが気になって、今までどうやって生きてきたのだろうと考えずにはいられません。 猫人間の特殊性が二人の関係に幸せをもたらすことを願いたい作品です。

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  5. 評価:5.000 5.0

    タイトルの黎明に惹かれて

    クラスメイト同士である二人が、まったく別の場所で唐突な出会いをしてから物語は進む。 大河が突然姿を消すまでの第一章の二人は、高校生にしては清々しく切ないのが実に魅力的。 互いに背負うものは違っても、生まれながらに選べない重荷を背負っているが、この二人はそれらに潰されることなく、ギリギリ持ちこたえながら、自分を見失わず生きてる様子が胸を打つ。 二人が少しづつ築き上げる信頼感や絆が、あまりに健気で心に響く。 逆境に晒されながらも、自棄にもならず、決してブレない二人の意志の強さに頭がさがる。 探し続け、大人になってからの再会は突然に訪れるが、大河の過去も含めて、今までの疑問が解明され、二人のゆくては、なんとなく想像できるが、幸あれと願わずにはいられない。

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  6. 評価:5.000 5.0

    スカーレットに象徴される意味

    決して暴力を肯定するわけではないけれど、誰でも、ぶん殴って蹴り入れたいと思った奴はいるはず。 でも、私たちは通常、それを理性で抑えて生きなければならない。 だから行動的なスカーレットを見るとスカッと爽やかで心地いい。彼女は果敢にお構いなしに、理不尽な相手をバッタバッタと倒していく様がなんとも気持ちいい。 現実には無理でも、彼女の心意気は学ぶべきだと思う。 ドメスティックバイオレンスでボロボロにされて泣いている女は、相手の男を一発ぶん殴って蹴りいれてやればいい。 そして依存の鎖を外して、自立し逞しく生きた方がいい。 その為には、日頃から規則正しい生活をし、健康に注意を払い、体を鍛えることも必要不可欠。 スカーレットのようにはいかなくても、彼女の心意気を学んで、自分らしく生きられたら悔いはないと思う。

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  7. 評価:5.000 5.0

    男前のヒロインが光る!

    敵同士、戦場で出会った二人は、騎士として、お互いを敬い、大切に想い合っていた。 戦争の終結に伴い、敵国ではあったが助け合う立場となり、二人は再会し夫婦としてこれからを歩み始める。 しかし敵同士だった戦争の軋轢は随所に残り、協力し合うも上手くはいかない。過去の立場の違いと、現在の二人の気持ちが、どのように溶け合い、共通の未来を見据えていけるかは、二人のこれからにかかっている。 終戦の条件で嫁いだ元敵国でも、レオーネの凛々しさや逞しさが光る。 元敵国の生意気なチビ殿下が物語に花を添える。 力のない生意気なチビだが、人を信じる気持ちを育て、成長していく過程がとても微笑ましく、不器用で頑固な二人を取り持ってくれるような気がする。すがすがしさが香る物語だと思う。

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  8. 評価:5.000 5.0

    一芸に秀でる者は多芸に通ずる

    天真爛漫な主人公の采夏が凄くいい。 生まれながらにお茶が好きで、あたかもDNAに刻み込まれているかのような、お茶に対する探究心が半端ない。 何事にもマイペースで、遠慮せず、自分の主張を堂々とするところがいい。 彼女の論理的な説明と飽くなき探求心がトラブルを解決していく。 いつしか、殿下も皇太后も周りの人々を巻き込んで物語が展開し、波乱万丈ではあるが、より良い結末へと導く展開が豪快で気持ちいい。 采夏の知恵と勇気にどれだけの人が励まされ、立ち上がり、不可能を可能にしていく様子が心地いい。 彼女はただ、自分の好きな事をしてるだけなのだが、結果的に周りの状況を好転させることに役立っている。 ハラハラ、ドキドキするが次の展開がこんなに楽しみな作品も珍しい。

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  9. 評価:5.000 5.0

    先の見えない二人の行方は?

    多感な思春期に好きになった人を20年以上思い続ける男がいる。 既婚者であるにもかかわらず、その思いはあまりに一途で重いがわからなくもない。 オープニングの貝殻を貰った嬉しさ、砂浜のヨリの足跡に自身の足を押し当てる場面は、正に情念でインパクトがある。太っちょ,ブサイク、ドンくさい、豚まん少年の想いの切なさが伝わる。しかし、彼は大人になって生まれ変わる。二人とも四十になる大人だから、純粋なだけではいられないし、真木はしたたかに狙いを定めてヨリの心と体を欲しがる。 ヨリにも結婚に対する打算が見え隠れする。そんな二人が互いの本当の気持ちを見極めて、新たな関係を築いていけるかは定かではない。結婚を絶対視するわけではないし、不倫を否定も肯定もしないが、自身の気持ちと社会との関わりの中で、彼らの凛とした姿勢と覚悟を見せて欲しいと願う。

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  10. 評価:5.000 5.0

    人間のエゴが生み出す悲劇の顛末

    主人公のユリアは頼れる人がいない上、不幸なことに幼少期の記憶も失い、両親や家族のこともわからず一人で生きてきた。 心根の優しい彼女は虐げられても虐められても健気に生きる強さをもっていた。 しかし、自らの生い立ちを知り、つかの間の幸せも捨てなけれならなくなってしまう。 ユリアに罪はないのに、親も選べないのに、周りの人間のエゴに翻弄され続けることがどれほど理不尽で屈辱的か? それでもユリアは大切にしたい人のために自らを制し生きようとする。 最初、タイトルに感じた違和感が次第に薄まり、人間のもつエゴの醜さとその中で生きなければならない悲しさが混ざり合い、登場人物たちの思いが伝わってくる。

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