4.0
もうはっきりしているようだ。クレアが正当な後継者だろう。
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184位 ?
もうはっきりしているようだ。クレアが正当な後継者だろう。
瑛士と滝沢さんはかつて同じ会社だったんだ。きっと瑛士はコンプレックスを感じていたんだろうな。考え方に前向きさがなくて自信もないからいつも投げやりで拗ねてるだけだから何をしても楽しくないしうまくいかない。
二人だけになれるチャンスをマリアさんは求めていたのかな?そうすれば店長のことがわかるから、なんらかの手立てが見つかるかもしれない。
皇帝の心配と苦痛を双子たちは知る由もないだろう。過去の経緯を考えれば皇帝は二度と二人を危険な目に合わせたくないと思っているはずだ。でも成長した二人はやんちゃがしたくてしょうがない年頃だから、兄たちのようにしたくてたまらないのではないか。
栞の落ち込みは相当だろう。舞い上がった分、奈落の底に突き落とされた気分かもしれない。でも伊達君に出会う前の元に戻ったに過ぎないのかもしれない。あまりにも哀れだ。
伊達君の「女として見てないから」は決定的なダメージを栞に与えた。ほのかな恋心は粉々に木っ端みじんに砕けた。
もう立ち上がれないかもしれない。栞にとってあまりにも酷な言葉だった。
そういうことか、納得した。本社からの内部査察って感じ。見る人が見れば誰が仕事してないかはすぐわかるけど。
伊達君はいったい何をするつもりでしょうか?社長の息子ってことを利用してお願いってなんだろう?
栞のために何かをしようとしてるのかな?
魚ではないイケメンの伊達君の表情が栞にはとても新鮮で、以前のようにドギマギしなくなった。魚の顔ではほとんど表情の違いがなかったから、まともに見れた伊達君の顔が嬉しくて仕方ない栞でした。
なんとなくだけど、帰り際の栞さん綺麗になったみたい。伊達君にほのかな恋心を抱いているからかもね。もっときれいになれるような気がする。伊達君は真っすぐな性格だから栞の良さがわかるんだね。
アルタスの東風
054話
アルタスの東風(53)