他国に来てまで何をやっていたんだ、あの妹は。むしろ、あの国王が、よく愛人とその娘を外遊に連れ出したな。
正妃さんは、高が踊り子とその娘に、なんでそんなに敵愾心を燃やすんだ。あなたに感化されて娘の性根もすっかり曲がって、可哀想。使用人とかに対する態度は大丈夫か?
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他国に来てまで何をやっていたんだ、あの妹は。むしろ、あの国王が、よく愛人とその娘を外遊に連れ出したな。
正妃さんは、高が踊り子とその娘に、なんでそんなに敵愾心を燃やすんだ。あなたに感化されて娘の性根もすっかり曲がって、可哀想。使用人とかに対する態度は大丈夫か?
ママリ言うところの「素晴らしい薬」を作る過程で生まれたのがマムシなんだろうな。
治験のつもりで配ったらとんでもない事になったけど、研究を進めて行けばきちんとした薬が出来る筈だ、と作った人間は信じている。
医術士局長が犯人だとすれば、この旅の目的はデータ収集。薬の成分・製法は当然分かっているからサンプルなんか勿論いらないし、キャルに分析されても困るし。
ママリがキャルに見える所でコダマを採集したのも、意味深な事を言ったのも、あからさまに色の違う茶を出したのも、耳打ちも、全部師匠の指示ではないのか、という気がして来た。
局長、言っている事はもっともらしいが、最初の好々爺振りとの差が大きくて、胡散臭いにも程がある。院長が「元気になる薬」を飲まないのは、正体を知っているからだろうな。
兄が裏声を駆使して、シャルロットとして夜会に出る事は出来ないのだろうか? 無理がある? 女性の作法と、ダンスが問題かな?
悪い虫が付かないように、と言っても、社交力を磨くのも淑女の義務だろうに、あのお父さんは一々ガサツだよな。野心家なのに、人脈を広げるための挨拶廻りを省略するとか、意味不明だぞ。
確か祖父母宅にいた時に、麗華が習い事をしているカットがあったよな。最初に彼女が縁談の相手に指定されたのって、その作品をどこかで見られて、気に入られたから、とかだったりする?
茶だの花だの何の役に立つって、そんな、現代人のような事を(汗)。
いや、でも何となく分かった、お母さんも万理華も、己を律する訓練というのをしていないんだ。
お茶って流派によってやり方違うし、道具の合わせ方、菓子の選び方、色んな決まり事があって、時には本人の意に添わない事もやらないといけない。
そういう中で、人への気遣いとか忍耐とか身に付ける側面もあるのに、それを放棄して、そんな自分を許している。だから常に自分中心なんだ。
あの、まさかルシアンとリシェルが良い感じなのは、リシェルの菓子の作用とか難癖付けるつもりじゃあるまいな、アデリア。いや、でも、魔力の関係で婚約解消を決めたのは公爵だから、ルシアンがアデリアに心を傾けたところで、結婚自体はどうにもならないよね? どうするつもり?
ルシアンが薬を吐き出したのは、異物の気配を察知して故意にやったのか、体に無理が掛かった結果なのか、どっちだ。ルシアンに効かないなら、アデリアの方を変えるという手もあるが、その発想はないんだな。
今までが今までだからしようがないが、幾ら子供とはいえ、お咎めなしともできないよな。取り敢えず勾留して、牢の中で乱暴しないよう、食事はきちんと与えるよう牢番に指示して、1日ぐらい置いた方が良いか。
王族の婚約者なんて要注目の人物が頻繁に校舎を移動していて、目撃者がいない筈がない。この王子、最初から謎に主人公を毛嫌いしているから転生者なのかと思ったが、この断罪劇の主導権を握っているのが王子自身なんだから、違うよな。というか、ハーフアップの子が本気で怯えているって事は、この王子、このでっちあげのために彼女を偽装襲撃させたりしたんだろうか?
初対面時、卑怯者と婚約者を罵った王子。彼も転生者なのかしら?
冷酷な碧眼皇太子は未亡人王女に求婚する
008話
第2話(4)