お茶会の間、アンジェラは外出していれば良いよ。ちょっと考えれば、この妹紛いが夫婦の邪魔になると分かりそうなものなのに、両親は甘過ぎる。結局、この子に引っ張られて、というか、この子の世話を口実にして社交を怠った結果、息子は客観性をなくしたんだな。
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お茶会の間、アンジェラは外出していれば良いよ。ちょっと考えれば、この妹紛いが夫婦の邪魔になると分かりそうなものなのに、両親は甘過ぎる。結局、この子に引っ張られて、というか、この子の世話を口実にして社交を怠った結果、息子は客観性をなくしたんだな。
常識的に考えて、子供の名付けをするのは、父方の祖父ではなかろうか。居候の出る幕はない。勉強する時間も取れない程病弱な人が、どうやって子育てすると? 病弱だったのは子供の頃だけで、もう健康体なのでは? 適当な家に嫁げよ。
欠席の詫びに、アレルゲンな茶を贈る→第三者を介して本人が来る→モニカが茶を飲むのを止める。仮にヴァイオレットの自作自演だとしたら、茶を贈った時点で既におかしい。それこそ偽名を使う筈だろう。
そうか、だから最初の世界ではヴァイオレットに詮議が来なかったのか。そうは言ってもヴァイオレットの名で贈られてきた茶だから、王太子達の中に感情的なしこりが残って、色々曖昧な状態で彼女の悪評を放置してしまったのか。
主人が客人の部屋を訪れる可能性を考えたら、使用人の本音はどうあれ、雑な対応できないと思うのだが、ここの使用人達の職業意識が心配だ。食事の嫌がらせは、食べた本人しか分からないから、嫌がらせとして理解できるが。水掛けるとか更に論外。
一度目の世界でも同じ事が起こっていたら、ヴァイオレット本人に追及が来ないか? 証拠不充分だった? だとしても詮議は入らないか? 証拠見てだから、敢えて本人には知らせず泳がせて、婚約披露会まで進めた感じか?
王子に本命がいるならそれはそれでしようがないとは思う。ただ、いじめがどうとかいう話があるならば、もっと早くに手を打って、婚約披露会の前に婚約解消していれば良かったろうに、と思っていたが……この頃からヴァイオレットを陥れる準備をしていたわけだな。ヴァイオレットが死ぬ直前のモノローグから、彼女がフリージアの魔法で行動を操られていた可能性を考えたが、ますます怪しい。
こんな性格の悪い居候に、使用人2人が入れ込む理由が分からない。いや、彼らの前では猫被ってるのか。ところで、病弱って本当?
ブリジットを利用していた筈が、気が付いたらジョゼフの方が依存していたわけか。
時間を掛けていじめたから、ブリジットはそれに慣れて、少しずつ諦めていったんだよね。侍女の忠告もあったし、婚約破棄については遂に来るべきものが来た、という感覚。リサへのいじめ疑惑もただの口実に過ぎないと分かっているから、敢えて弁明もしない。
ショックには違いないけど、それはそれ。嘆いたところでもうジョゼフは戻って来ないのだから時間の無駄、よし、勉強しよう。考えてみたら、親からあれだけの目に遭わされて、ろくに外出できない状況で、それでも精霊博士になる夢を諦めず、読書に勤しむくらい行動力がある子なんだもんな。
ジョゼフはその健気さを「愚か」と見なしたわけだが、そんな過去の自分に復讐されている。
明凛は、仙琳を羨んだところでどうしようもないから、仙女の道には見切りを付けて、違う方向に活路を見出だそうとしていただけなのに、姉の被害妄想が過ぎる。という事は、仙琳も自分のやっている事に多少疑問はあったのか。
家族を裏切り、と言うが、仙琳をこんな風に育てたのは母自身なので、そこで顔を反らすな。せめて一緒に謝りなさい。
この姉と母は、何を根拠にこんな偉そうにしているのか、心底不思議だ。昔、医者が流行病を抑えられなかった。なら、代わりに神仙術が何か為したの? なんでこんな二者択一なんだろう?
旦那様は妻の私より幼馴染の方が大切なようです
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第4話(2)