別に愛人志願でも良いけど、なんであの侯爵子息は普通に口説かないの。「鋭い」って言うけど、バイレッタには君の恋心が伝わってないじゃないの。いや、「鋭い」のに伝わっていないのは、所詮は恋ではなく、好奇心、所有欲の類いに過ぎないという事か? 逃した獲物は惜しいというだけの話? 遊び人なのに、たった1回寝ただけの男に執着する伯爵夫人が一番不思議。単にプライドの問題?
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別に愛人志願でも良いけど、なんであの侯爵子息は普通に口説かないの。「鋭い」って言うけど、バイレッタには君の恋心が伝わってないじゃないの。いや、「鋭い」のに伝わっていないのは、所詮は恋ではなく、好奇心、所有欲の類いに過ぎないという事か? 逃した獲物は惜しいというだけの話? 遊び人なのに、たった1回寝ただけの男に執着する伯爵夫人が一番不思議。単にプライドの問題?
青木の手紙については、「家族か。なら、今日からお前は僕の弟だな!」と煙に巻くのが一番無難だと思うのだが、それはそれで不誠実だと思うのだろうか、薪は。
「こういう類いの人間」と一括りにして、十把一絡げでやっつけようとする辺り、陽向も白雪と同類。萌音と白雪のキャラが丸被りなので、過剰反応してしまったのも分かるが、柴田自身が復讐を望んでいないのだから、白雪への行動は陽向の自己満足でしかないし、問題が解決しないどころか、結果的に柴田の足を引っ張っている。
暗いから視界が利かなかったにしても、赤外線カメラみたいな目のせいで顔が分からなかったにしても、相手の特定が難しかったという点は同じなのに、量刑にそんな違いが出るの?
もしかして薪は、青木と雪子を結び付ける事によって、本来ならあり得た筈の「鈴木の幸福な未来」を見たかったのだろうか。
雪子の「あなたは私を見ない」が薪の中でどう処理されているのか不思議だったのだが、なんか納得した。
「鈴木の幸福な未来」を彼らの上に重ね見たかったのであれば、雪子が薪に対して抱く恋心なんて、薪にとっては邪魔でしかない。それで雪子の告白(?)をなかった事にしているのだとしたら、なかなかにひどいな。
今回の遣り取りを見る限り、雪子の気持ちは大分、青木に移行して、薪への未練はそこまで深そうではないけど、問題は男達である。なんとなく、雪子が振り回されている観がある。
前の木根屋のくだりで思ったのだが、青木と雪子の仲を後押しするような薪の言動について、青木は一体どういう感情を抱いているのだろうか。
今だって、雪子と薪を同列に並べて、2人とも自分にとって同じぐらい大事なのだと主張して、薪に対してどうしたいのよ、と突っ込みたい。
ヘリの件って究極的には、薪の憂いを払うための行動なわけだし。一に薪さん、二に薪さん、なら雪子は何なんだ、と本気で問いたい。
自分が精神的に弱っている時に、何故かジャストフィットして来る青木。
以前から憧れていたとはいえ、本人と会って幾らもたっていないのに、薪のために鈴木の脳を見る、という蛮勇を奮った青木だからな。
そういうところに薪は惹かれるんだろうけど、鈴木の事を思えばそんな簡単に乗り換えるわけにいかないし、お互いの立場と年齢と性別、何より雪子の存在があるから、認めるわけにいかないし、一度縋ると歯止めが利かなくなると思っていそうだ。
脅しの岡部と、宥めの青木、それを面白そうに見ている薪。青木と岡部は割とコンビ感があるというか、このバランス感覚も、薪が青木を買う理由の1つなんだろうな、となんとなく思う。
岡部でさえ尻込みする薪の剣幕をものともせず、ビビりながらも意見を言えたのだから、偉いぞ、青木。薪の八つ当たりは同時に甘えでもあるので、そこまで気に病まなくて良いと思う。
青木が薪のお気に入りだと、しっかりばれている件。
山城に付き添って合流が遅くなった青木を平手打ちしたのも、お前が付いていながらどうして、というのも本当だろうけど、若干八つ当たり臭いしな。
作中、平手打ちされているのは青木と岡部だけだから、暴力を奮う相手はちゃんと(?)選んでいる。
拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます
035話
第13封 狐狩りの始まり(2)