シャティは皇太子に嫌われていると、アイリーンははっきり言っている。何一つ庇っていない。むしろ、元々可哀想な人の傷に塩を塗ったらますます可哀想、という同情に見せ掛けた侮辱だ。
シャティの記憶を検索した上で、いじめは事実と主人公は認識しているわけだが、親はガセ情報だと思っているのよね。親の情報収集に問題があるのか、主人公の認識に何か齟齬があるのか。
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シャティは皇太子に嫌われていると、アイリーンははっきり言っている。何一つ庇っていない。むしろ、元々可哀想な人の傷に塩を塗ったらますます可哀想、という同情に見せ掛けた侮辱だ。
シャティの記憶を検索した上で、いじめは事実と主人公は認識しているわけだが、親はガセ情報だと思っているのよね。親の情報収集に問題があるのか、主人公の認識に何か齟齬があるのか。
青木がこれまで何回か東京に来て薪と会えずにいたのって、避けられていたからじゃないか、という気が物凄くする。
かつては死ぬ前提でいたから青木に自分の脳を見て欲しいと思った。
いつ日本に戻れるか分からないから、つい情に流されて、待っている、と口を滑らせた。
パリでは共通の知人がいないのを良い事に、青木と舞の写真を職場に飾った。
海外にいる間は、手紙の返事を保留にしても何となくごまかせる気がした。
でも、いざ日本に帰って来ると、青木との関係をどうしたら良いか分からなくて、それで逃げていたのではなかろうか。後から読むと、「岡部、ヒゲは!」のテンパリ感が凄い。
無印は青木視点中心だから「薪さんスゲー」感が強かったけど、Season 0は薪本人の視点が中心だから「どうしよう、まじで分からん」な感じが前面に出ていて新鮮だ。
「そんな総監」の薪が可愛過ぎる。普通の営業スマイルからの、ソフト脅迫からの、キラキラ笑顔からの、にこやかにえげつない発言しいの、至近距離であざと可愛く懇願スタイル。3年の海外生活の間のスキルアップが凄い。
講演の間、青木がチラチラと薪を見ているのに、なんとなく笑ってしまう。え、この人、こんな表情するの? 初めて見る薪の姿に釘付け。そりや、第九の人間なら誰でもそうなる。
岩子が力を使えないのって、周りの人間に彼女への敬意がないからでは? 信じる者は救われる。尊崇の欠片もない相手に、恩恵を与える神なんていないよ。
コノハナノサクヤとイワナガといえば、繁栄をもたらす美女と、永続をもたらす醜女と、2人の姉妹をどうぞもらってください、と父親が勧めたら、美女しか嫁にしてもらえず、花婿は繁栄は手にしたけど長続きしなかった、という神話があるわけだが……そこら辺の効能ガン無視で、岩の人は代々いじめられているの? 私の眷属を何だと思っているのよ、とイワナガ姫がブチ切れたりしないのだろうか。
初めてのお茶会の時点では、まだ婚約してないよな? 第2王子は最初からリーナと婚約していれば良かったろうに。姉の婚約が決まった後、妹の相手が全然決まっていなかったのも不思議。
リーナは健忘症にでもなったの? 姉の功績を横取りして、要領よく立ち回っていただけなのに、優秀とか実力とか、ある筈ないじゃないか。医者を呼んでやらせる事が手のマッサージとか、適材適所って知ってる?
騙していたといっても、この件で不利益を受けたのは他ならぬルイゼなわけで、広い意味で共犯には当たるけど、妹に協力したところで彼女には何の見返りも何もないのだから、同情されこそすれ、非難する人はほぼいないと思うぞ。
悪女の定義
005話
第4話