まだ間に合う……筈がないだろう、アイファン。思春期過ぎた息子にそれは通じないよ。
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まだ間に合う……筈がないだろう、アイファン。思春期過ぎた息子にそれは通じないよ。
ディーンも段々見境がなくなって来たな。今頃死んでいるだろうと思っていたシャルルが思いがけず生きていて、矢も盾もたまらずって感じだな。そもそも、俺がすぐ横にいたのにあんな怪我させて、から始まって、俺が傍にいたのにあんな風にさらわれて、やら、自分も自分でこんな怪我させられて、からの、昔の知人関係で変な因縁を感じたり、情緒グラグラだよね。
1時まで……いやいや、ホテルで御休憩できるだけの時間あるじゃないか。健全コースで「我慢する」とか、何気なく本音ポロリなディーン。カンカンなら良いかとか、エド、そういう問題じゃない。
実際に夫人が動いたら、の条件付きでの依頼受諾。もしかしたら手付金ぐらいはもらっているかもしれないが、下手したらタダ働きの可能性もある。依頼人が死んでいるから反故にしても良さそうなものだが、律儀なんだな、ディーンは。
ディーンが仕事に行く度に気を揉んで来たシャルルだが、ディーンにマリアの祝福がある=これからは余計な心配しなくて良いんだ、でテンション上がってるな。
ニコライもイコンの妖気を感じ取っていたから、生神女はそっちに出てもおかしくはないけど、この場合、むしろディーンの信仰心のなさが重要だったのではなかろうか。文化財大事なファラが、その文化財を捏造しようとしている時点で冷静ではないし、シャルルは、トニージョンにあれこれ講義していたのは何だったんだ、というくらい、新しい「聖遺物」に食い付いていたし、クレマン達は芸術家魂が無駄に燃え上がっているし、皆、前のめりだから、第三者的にものを見られる人間が必要だったんだろうな、と想像する。
修道院で観光してたとか言えば良いものを、避難って、正直か。幾らエドが元警官だと知らないにしても、考えがなさ過ぎる。変な連中とばかり付き合って来たから、感覚が麻痺しているのだろうか。そして、ナチュラルに指紋を採られたトニージョン。逃げろ。
ディーンがまた面妖なものと会話してる。信仰心皆無なのに。聖遺物を巡るシャルルとの会話は何だったの、と突っ込みたい。
自分の出自を知った時、仮に両親の許で何不自由なく育ったとして、自分が今みたいにならなかった保証はない、仮定の話なんかしても無意味だ、とディーンは言っていたけど、この人、時々凄く常識人というか、公共心を発揮する事があるんだよな。野生の動物を人間に馴れさせるな、のくだりとか読んでいると、アリョーシャは彼のこういう所を気に入っていたんだろうな、と納得できてしまう。
禁断の顎クイ。「大人のあなたが引けば」「本気で言っているのか?」の遣り取りは何だったんでしょう。そこでデレるなよ。そういうところだぞ、ディーン。
ツーリング・エクスプレス
042話
チャイナ・ロード・エクスプレス ツーリング・エクスプレス9(7/14)