3.0
王太子がね…
悪行からの悲惨な死からの死に戻りのテンプレながら、主人公はけっこう好き
婚約者の王太子はさ、よく分からんというか、なんか自分勝手じゃない?
主人公はかつて傲慢でヒステリックで、それゆえに死んでしまう未来から戻ってきた
目覚めたら魔力失って、ベッドから起き上がることもできない
いちおー婚約者だから「どうせ喚き散らしてるに違いない」とか考えながら仕方なく見舞いに行く王太子
まさに悲惨な死から戻ってきたばかりで生きている喜びを噛み締め、穏やかに大人しく話す主人公
…たったコレだけで婚約継続を決める王太子
いや、いくらなんでも簡単すぎ
魔力なくして体力なくてロクに動けない人が大人しいだけで良い人判定とかチョロすぎん?
単純に騒ぐ元気ないだけとか思わん?
急に変わって疑わしいから監視するとかでもなく、破棄したがってた婚約継続する理由がない
「上辺の会話ばかりで深いところまで見ていなかった」と主人公は後悔するけど、それは王太子もお互い様なわけで
王太子が主人公を婚約者に選んだのは、並外れた魔力を使って国を改革するパートナーになってほしかったから
「貧民街をどう思う?」という質問に対して切り捨てるような返答をしたから、1回目は話さなかったらしい
主人公に限らず、平民どころか貧民のことまで考えている貴族がどれだけいるのか疑問だし
主人公は「転生して中身別人」とかで人格が変わったわけじゃなく、悔い改めた同一人物
元々、自分で考える力を持っていて、キッカケがあれば後悔も反省もできる人だったはず
1回目で、説明もせず勝手に期待して、勝手に失望して、上部の付き合いだけで済ます選択をしたのは王太子自身だろ?
そりゃ婚約者に選んでおいてテキトーに扱ったら相手もヒステリックにもなるさ
何もかも自分が悪いと悔いて改心する主人公、自分が悪いと全く思っていない王太子
罪の重さは同じくらいだと思うんだけど、バランスが悪すぎる
- 0
逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります