午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

投稿
128
いいね獲得
335
評価5 34% 44
評価4 30% 38
評価3 21% 27
評価2 13% 17
評価1 2% 2
1 - 10件目/全111件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    キャラの癖が…

    ネタバレ レビューを表示する

    真面目に働いているのにワーキングプアどころかホームレス状態、画材はマーカーとスケッチブックだけで誰に見せるわけでもないけど、絵を描く衝動は捨てられない青年

    その彼の絵…というか人物のストーリー丸ごとに目をつけて「こいつは売り出せる」と支援を始める若いパトロン

    この2人が主人公で、とくにパトロンはそこそこ拗らせているけど、まぁ好感が持てる
    その他アート業界のキャラクターが、だいぶ癖があって、モヤァ…!が募りがち

    美大にいるようなイメージの、突拍子もなくぶっ飛んだかんじではなく、表面上は「マトモですよ〜」って顔で近づいてきて、すごく悪いことするわけでもないんだけど人を不愉快にさせたり(絵のタッチをコピーしてくるとか)

    一応、主人公たちも都度乗り越えてはいるけど、根本原因が解決してないというか
    新進気鋭の今売れてるアーティスト!!みたいなヤツが歪みまくってて色々と仕掛けてくる
    そいつを退治できてないから、仲を引き裂かれそうになるのも繰り返しがち

    展示会に出てもコネと実績がないと動線から外れた場所しか与えられないとか、
    客の予算が決まってるからそれを奪い合うとか
    アート業界のプチ裏事情も多め

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    敵の顔芸やばいw男性も好きかと

    ネタバレ レビューを表示する

    シンデレラストーリーは女性が好みそうな題材だけど、キャラとかストーリーとか構成とか、男性も好きだと思う

    なんせ悪役の顔芸が本当にヤバくてw
    クズさも、キモさも、おバカさもあまりにも突き抜けてて、もはやギャグかホラーかと思えるほど
    元は美形キャラのはずなのに、よくここまで崩せるものだと

    悪役がうっとりする顔がマジやべぇの
    思い通りにならないときのヒステリーな顔はもう妖怪レベル
    あまりにバカで自滅していくから、ザマァってよりも「そりゃそーだ」ってw
    「あ、コイツはバカで墓穴を掘りに掘りまくるに違いない」って第一印象を裏切らない

    もちろん、そんな悪役ばかりじゃ胸ヤケしてしまうので、結婚してからの菜々緒の周りは基本的に良い人で有能な人ばかりで
    結婚相手の夜行様も、そのまま少年漫画の主人公になれるくらい魅力的だし
    適度に2人がイチャつく話が入ってて嫌な気分だけで終わらせない

    単純バカの悪役だけでなく、夜行の母親とか「コイツは本当にやべぇわ」ってなるし、そう簡単に退場しなさそうなラスボス感すごいし

    「なんだコイツ嫌なヤツだな」って第一印象の夜行の兄ちゃんとかは、嫌なヤツだけじゃないと分かるし

    予想通りにスカっとなる部分、予想を裏切る部分、浅すぎず難解すぎない設定でいいバランス

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    元の国が丸ごとアホ

    ネタバレ レビューを表示する

    まず思うのは、グラナートとかいう国の連中は「お飾り」の意味分かってんのか?と

    ・王の寵愛も立場も側妃に奪われて〜ってわりには、その気になれば権力握れるくらい仕事させられてる
    ・王も側妃もそれを自分の手柄にすることもなく、他国に隠しもせず外交も丸投げ

    ……うん、国の顔としてバッチリ外交してる正妃が「お飾り」なわけないじゃん笑
    ※むしろ王は外交の場に現れず、各国はカーティアを「女王」として扱ってるレベルで王が影薄ならしい
    ※そして極一部を除いて、国の連中はそれに気づきもしないらしい

    1回目、そんな重要人物をあっさり死なせた国は案の定、カーティア病死後に滅びるっぽい…少なくとも王族は粛清される流れ

    2回目、カーティアがルンルンで城を出て行った後に文官が「正妃があれほど仕事をしていたとは把握しておらず…」的なこと言ってて
    アホ王はともかく、実務を行うはずの官僚が把握してないってなに?
    各々が勝手に正妃に仕事押し付けて、自分の成果物にしてたと?

    かつてのカーティアは「王に振り向いてほしくて政治も外交も全部やった」そうなのだが
    誰も王に報告どころか把握すらしてないのに、振り向くわけがないよね

    …王がカーティアに振り向かない、というかアホなのには別にそれなりの理由があるんだけど
    それは城内全域に強く影響が及ぶものでもなさそうで

    貴族・大臣・官僚・騎士から侍女まで
    個人個人が「王の寵愛がない正妃なんて虐めていい/仕事押し付けていい」って考えた結果の冷遇(なんてレベルじゃないけど)なわけだ

    王以外にもこんなに丸ごとアホな国には取り除ける「元凶」とかないので、2回目もぜひ滅びてほしい

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    途中から、タイトル詐欺に

    ネタバレ レビューを表示する

    太公妃選抜のアレコレまでは面白かったんだけどなぁ…
    個人的には、低評価理由になっている「付添人の女官が太公妃になるんかいっ!」ってのは全然気にならない
    「太公妃候補だけど」ってタイトルだから、太公妃にならなくても嘘じゃないし

    むしろテレーゼは「太公妃になるつもりない」って散々言っていて心変わりした様子もないし、
    別に太公様のことも好きじゃないので、
    テレーゼの意思を曲げる形で太公妃にならなくてよかったとすら思えた

    てか、太公様がそんなに好きじゃなかった笑
    髪の毛ボッサボサに見えるし、何回もアポなしで訪問するとかフツーにマナー違反で迷惑行為だったし
    大勢の令嬢集めて妃候補探すってのも、大臣的な人から「過去に毒殺もあった」と忠告されているのに「魔法に頼らず自分で見つけたい」って我を通したのに事件も防げないし

    太公妃候補だと間違えられて攫われたテレーゼが「自分のせいで国に不利な選択をされたら家族の不名誉に」とか考えてたけど、招かれた城内で発生した事件の責任は招いた側にあるに決まってるやん!て

    だからね、そこまで深掘りされてなかった付添人と太公様が突然にラブロマンス始めて、主人公がただの当て馬みたいな扱いされてるあたりから、なんか違うなと

    子供時代に1回会ったことあるだけで、魔法が愛情を検知するほどになるか?って思うし
    太公妃の素質だけならテレーゼも他の令嬢も持ってる人はいたのに、平民の女官である理由が「意外性狙い」が大半を占めているような気がして

    そこまで愛着湧いてないキャラの恋愛メイン回が続くとツラいし
    なによりテレーゼが女官になってからの話は、「太公妃候補だけど」ですらないんだよね
    なにやら意地悪されてそれを跳ね除けての繰り返しみたいだし
    テレーゼ自身の恋愛が進展するかというと、そうでもなくて

    主題がズレてしまったのと、同じことの繰り返しになってしまうのが残念すぎる

    • 4
  5. 評価:4.000 4.0

    元カレが意味不明すぎる

    ネタバレ レビューを表示する

    元カレがクズなのはともかく、行動に一貫性がなさすぎて意味不明なんだが

    女性の自己肯定感を下げ、少しでも派手なファッションはすぐに否定して自分が買った地味な服を与えて、自分が呼んだらすぐに来いと時間も奪い、外面だけは良くて彼女が何か言っても自分の方が信用される状態
    …ここだけ見たら、彼女のポテンシャルを分かった上で彼女の世界を閉じて囲い込む系のモラハラDV男の手口
    自分から離れないように他の男も寄りつかないようにって
    コレ系だったら離れるのが本当に大変なんだけど…あっさり彼女を手放すやん?

    そんで兄の策で派手なファッションに変わったら
    (いうても華やかであるだけで派手ではない)
    綺麗になってて惜しくなるってなんでやねん!

    お貴族様みたいに「親が決めた婚約者と結婚するまでお茶会くらいしか交流しません」ってわけじゃない、彼女の家にも行ってる
    彼女が綺麗なことくらい分かってるはずなのに

    「バカだから」で全部説明つかなくもないけど、ねぇ?

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    引きが弱い、もったいない

    ネタバレ レビューを表示する

    人の感情を読める能力を駆使してギャンブルでチップを吊り上げることで大儲けして生活、顔を覚えられると恨みを買ったり勝負してくれる人がいなくなったりするので頻繁に魔法で顔を変えている主人公アデル

    この設定だけ見たら、ありがちでもなく面白そうな気がするし、実際に面白い駆け引きの展開もある…のに、なんか引きが弱いんだよね

    ・そもそも主人公が顔も名前も偽りまくっているものだから「アデル」って名前が全然出てこない
    ・表紙に出てる顔にも全然ならない
    ・せっかくの「人の感情を読める能力」が冒頭のギャンブル以外まるで出てこない
    …つまりは主人公に愛着が湧かない笑
    顔も名前もタイトルと表紙に出てなければ絶対に忘れてるよ

    あと天才賭博師って書いちゃってるのも、なんかそこまででもなくない?と
    ギャンブル以外で能力使えないってわけでもなさそうだけど、ギャンブルですら使ってない
    さらには途中から、自分でも不可解なくらいに運が良すぎて大勝ちみたいになって
    ……どうにも主人公の実力!ってかんじがしないんだよね

    チップと引き換えに強引に押し付けられた指輪の魔法で10年後に飛ばされちゃった!てのもなぁ…それだけで生活補償しろやレベルなのに、未来に飛ばした張本人の頼みをギャンブル絡みだから聞いてやるって駆け引きゼロだし

    10年前に置き去りにしてしまった子供が成長したイケメン公爵家嫡男にはいつまでも気づかないし
    その小公爵も10年経過してるのに、アデルを未来に飛ばした張本人には何故か辿り着いてないし
    未来へ〜までは分からなくてもアデルが消えた時に一緒にいたんだから魔法を真っ先に疑わないの?と

    実はこうなんです!と明かされても「うん、知ってる」としか思えないし
    「えぇ!こんな展開になるの?予想もしてなかった!」というよりは、「なんでこんな展開にしちゃうの?」という気分になるし

    なんか色々ともったいないなぁって

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    どうかタイトルを貫いてくれ

    ネタバレ レビューを表示する

    率直な感想としては、タイトルを貫いてくれれば星5、結局は夫の愛を受け入れてしまうのなら星2なかんじかな…
    主人公の人柄、義家族がマトモで協力的、息子の可愛さでとりあえず星4つ

    この夫が、すでに爵位を継いでるようだからアレだけど、お父上が現役だったら廃嫡されててもおかしくない人物
    (マトモな次男がいて、長男の跡取りである息子も産まれているので)

    公然と平民の愛人を作り、妻には冷たいなんてレベルでなく暴力的かつ人格攻撃も酷い
    結婚してから十数年で8回くらいしか家に帰っていない
    月1の子作り6回、
    息子が産まれた少し後に「騎士団に入団できる歳になったら来るから子育てしておけ」と宣言して1回、
    息子がその歳になったときに「ちゃんと育てろと言ったのに何故こんなに痩せている」とか妻に暴言・暴力を行う現場を息子に咎められ、息子を斬り捨てようとして庇った妻を斬りコロした時に1回

    騎士としては強いらしいが「有能だけど人格が〜」ってかんじではなく、家ですべき仕事は何もしてないわけで
    お義父様が「本来なら息子がやるべき仕事なのに貴女に押し付けて申し訳ない」と言っているので本当に仕事してない

    貴族令嬢を妻に迎えたからには最低限の義務もあろうに、無理やり結婚させられた相手で触れるのも悍ましいとばかりの態度で
    仕事してないくせに貴族同士の跡取りを望んだのは自分の父親だから子作りさえすれば義務は果たしたと

    そこまで言うなら親の意見なんぞ無視して、私生児だろうが愛人と子作りして跡取りにするか
    いっそ身分を捨てて、晴れて平民同士でくっつけばいいじゃないかと
    (愛人的には、相手の身分がなくなったら価値がなくなる程度の気持ちっぽいけど)

    2回目の夫には、1回目の所業は未来のことでしかないにしても、すでに結婚式〜初夜で同じムーブかましてきてる
    なのに、主人公が態度を変えたら構いに来るなよ頼むから…

    • 22
  8. 評価:3.000 3.0

    8回目も殿下はクズでした

    ネタバレ レビューを表示する

    やり直し・ループ系の話にありがちなのが、「やり直す前にヤラカシた相手の罪を、やり直し後の相手に償わせようとする」ってところ
    うん、確かに同じ人間なんだけど、まだやってもいないことを責められてもなぁ?と思うんだけど

    この相手の殿下は、8回目もクズでした笑
    しかもこれまでの7回には無かった
    「輿入れの際に野盗に見せかけた相手国の兵士に襲われて、馬車ごと崖から突き落とされました」
    という8回目オリジナルのクズ行動ですよ笑
    その点では一貫性があっていいんだけどね

    だからこそ、主人公が流されて受け入れちゃうのが残念なんだよな…
    別にたいして憎いわけでも嫌いなわけでもなく、まだ顔も見ていないよく知らん相手が死んでも構わないって結局クズなのは変わらんとハッキリ判明してるのに

    「これまでは私も殿下に知ってもらおうとも、殿下を知ろうともしてこなかったんだわ」みたいな…
    いや、知らん人間なら殺害していいわけないやん!と
    一応、8回目のヤラカシは謝るけど、ワンコに助けられなかったら死んでたから謝ればいいってものじゃないし

    冷遇・放置してやろうどころか消えてヨシという嫁が自分に興味を示さないからムキになって構いに来てたら好きになっちゃいましたぁ…図々しいわ

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    ギリ、やりすぎてない

    ネタバレ レビューを表示する

    個人的な高評価ポイントが、何事もやり過ぎていないところといいますか

    ・主人公がチート能力ではない
    魔術師自体が珍しい世界のようだが、目が見えないというハンディを自動で打ち消してくれるほどではなく、魔力量が特別多い・数多くの使える魔法が使えるわけでもない
    わりと一般的な等級で基礎魔法しか使えないが、クノン本人の努力・やり込みによって自力で手にした応用力を武器にしている

    ・主人公の環境が悪くない
    途中から周囲の協力も得られて良い環境になるが、最初の印象としてはあまり良い環境とは思えなかった
    だからと言ってありがちな虐げられる・放置される系の環境だったわけでなく、家族もそれなりにクノンのことを考えていて
    周りの人を何も変えることなく、クノンの気持ち1つで見え方が変わったのがいい

    ・キャラの個性が、ギリ不快にならない
    そもそもクノン自身が「間違った紳士像」を元に行動していて全女性に対して軽いのだが、そこが不快になるならないのギリギリを攻めているなと
    魔術師ってのも研究者的な人種が多く、生活・人格破綻者もまたそれなりに多いが、そこも「ちょっと嫌・ちょっと迷惑」程度で抑えられている

    クノン自身の目が見えないというマイナス、キャラクターのちょっとマイナスな個性を、別のプラスで補うのではなくマイナスそのものをプラスに変換するのが上手いなと

    逆にクノンの国では欠けていることは「英雄の傷跡」と呼ばれて名誉なことだが、他国では「魔王の呪い」と忌み嫌われる現象であったり
    視点を変えることで反転させてしまうのも上手い

    • 8
  10. 評価:5.000 5.0

    作り込まれたRPGレベル

    ネタバレ レビューを表示する

    裏切られて死んだヤクザの龍が、同じように裏切られて死にかけていた異世界のお姫様リューの体に入ってしまい、世直し?革命?いやもう世界を変えるくらいの活躍をする話

    世界を統べるのは6人の王
    六王はそれぞれの国で「魔王の体の一部」を管理しているが、それぞれ問題も抱えていて魔の者にしてみれば突きやすい隙でしかなく
    そのせいで各国が荒れたり歪んだりしている世界

    龍が入ってしまったリュー姫は六王の一角、剣王の娘で
    跡目争いで兄に裏切られて死にかけて(というか死んだ?)、国を追われて逃走していた
    最初、リュー姫は頭の中がお花畑で無能…みたいな描かれ方をしてたけど、しっかりと自分を持っていて剣王としての素質も兄より優れているかもという掘り下げもされる

    龍とリューの状態も徐々に明かされていくし、世界がプラス方向にもマイナス方向にも目まぐるしく変わっていく

    そもそもが世界が荒れているのと、ヤクザが活躍する土壌ができてるってことで
    薬物問題や風俗問題、賭け事やらシノギやらの話が出てくるので、軽ーい話ではないけど

    よくある「この設定いらんくね?」みたいな部分は皆無なくらいに作り込まれたストーリーや世界観
    上辺だけのヤクザやら任侠のイメージで薄っぺらいことを言ったりしない主人公
    主人公が十分な力を持ちつつ、チートにはならない脚本

    絵が描き込まれてるので、逆にちょっと見づらいところがあるのと
    本当に(たぶん)ディープなヤクザの専門用語が多くて分からない部分があるのと
    少しとっつきにくいかんじはするけど、おもしろいよ

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています