ぜらniウムさんの投稿一覧

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  1. 評価:4.000 4.0

    魔法に勝ってほしい

    無料分24話読みました。
    感想としては…
     文字情報多い。 医学用語一つ一つに説明が付きます。
     画面情報多い。 風景や女性のまつげ等、がっつり描きこんであります。
     中二(ちゅうに)感覚満載です。 竜の若様やその側近たちの風貌とか、特に。
    本来、デジタル画面でなく、漫画雑誌の大きさでじっくり読むべき作品かなと思いました。
    (デジタルの手軽さはもちろん充分分かってはいるのですが)
    24話ぐらいでは描かれていないのですが、
    手持ちの薬品類が全て無くなってからが、この作品の本編ですよね。
    仲間(支持者?)を増やしながら、多くのひとやヒト以外を癒して欲しい。
    それを見て、たぶん私こそが癒されるだろうから。

    • 3
  2. 評価:4.000 4.0

    「許し」のある作家さん

    この作者さんって、他人を追い込まない感じが好き。

    作家さんはだれしも自分の作品の登場人物へ愛を込めるものだと思うが、
    いくえみ綾さんの作品には、「許し」を感じる。
    上から目線で笑い者にするのではなく、ちょっと涙ぐみながら一緒に泣き笑いするようなユーモアとか…
    実際そばにいたら迷惑そうな人物にも「しょーがねえなあ!」と苦笑いするような…

    自分も作品の登場人物になって、許し、許されたい、と思ってしまいます。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    恋愛要素無い方が良いけど…

    ※無料分32話読みました。
    転生モノですが、チートではありません。
    ファンタジー世界を描くのに、読者に親近感を持ってもらうための「転生」設定かなと思いました。
    自己評価低めの主人公が真面目に生きていく姿も、まるっきりの架空世界の女性とするより、
    「転生」とした方が、読者も入りやすいですよね。
    出来るかどうかはともかく、「私もそうすると思う」と思いやすいというか。
    主人公の「お仕事」場面はとても好感が持てますが、
    「恋愛」部分は無い方が良いのに……と感じました。
    何だか「恋愛」部分は話の流れが『モッタリ』するんですよね……

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    丁寧に作られた世界観

    前世での技能的なものは見られませんが、対人関係において、真っ当に人生を送った人の経験値が活かされています。
    赤ん坊に不器用な父親や、甘やかされたことのないまだ幼い兄の妹に対する微妙な感情、
    身内をある意味人質に取られている状態の侍女、貴族に連なる血筋だが野に下って暮らす男の子 等々

    人間関係の築き方に「大人の余裕」があります。
    意図せずに、より良い方へ導く、というか。

    世界観もじっくり作られている感じがします。「取り合えずファンタジーですから」と言って逃げるのでなく、
    つじつま合わせをしている部分を感じません。無理なく世界観に浸れます。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    人間力高い! どの辺がモブ?

    今、求められている能力として『人間力』があります。

    『人間力』とは、「目的を達成するために周囲に働きかけ、巻き込みながら物事を先に進める力」
    「目的を達成しようとする信念があり、困難な環境でも揺らぐことなく突き進める力」
    『人間力』が高い人の特徴として
    「弱い部分も含め、自分をよく知っている」
    「自己肯定感の核となるものを持っている」
    「他者のことを思う力が強い」
    ……だそうです。

    この主人公のどの辺がモブですか??

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    レビューにもバレエ愛

    お教室で一番偉い先生に期待されているお隣のお姉さんが、「お金」と「ケガ」と「進路問題」でレッスンをやめるという
    ところから始まるお話。
     (ある意味バレエそのものをやめたわけでは無いので「レッスンをやめる」と表記しました)
    本当に上記の三要素は、どのお稽古事にも切実な問題です。
    この最初のシーンは、とてもリアル感あります。

    が、主人公に関する部分はあくまで「マンガ」として受け取る方がいいかも。
    年齢の違う人間(特に微妙な1歳差、2歳差)が同じクラスで学び、明確に優劣をつけられる世界で、
    思ったこと躊躇なく口に出す。
    母親はもちろん、父親も協力的。
    そして何より才能がある。

    これは、人間関係難しい……

    私は単純にこの作品楽しめましたが、
    バレエへの愛の深さゆえの厳しい意見が、レビューには多くあふれています。
    この作品の見方というだけでなく、バレエのとらえ方様々を見るためにも
    他の方のレビュー参考になります。ご一読を。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    百貨店

    より多くのお客様にご満足いただける様々な商品を取りそろえているのが、百貨店。
    より多くの読者にご満足いただける様々なイケメンを取りそろえているのが、本作品。
    きっと、あなたもお気に入りに出会えるはず。

    時代物としても、お仕事漫画としても、群像劇としても、面白い。
    ドラマ化するなら、この人はあの俳優さんとか想像しながら読むのもいい。
    ※キラキラしすぎてないから、実在の人物を思い浮かべやすい気がする。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    現実感アリアリ

    それぞれのキャラクターのコロンや整髪料や柔軟剤の匂いがしそうな程、現実感アリアリです。

    若い人は、自分を投影するでしょうか。
    おばちゃんの私は、自身が若い頃の同僚を思い浮かべたり、今の職場の若い子たちを無意識に当てはめています。
    勿論、外観は違うけど、こういうカワイイわちゃわちゃ感って、ありますよね。

    絵もキラキラしすぎず、カッコイイし、かわいい。
    皆幸せになれ! (この作品読んでる若い子たちも!)

    • 9
  9. 評価:4.000 4.0

    イラっとする理由

    著者の作品には周囲に迷惑をかけがちな女性キャラが登場する。

     動物のお医者さん…主人公の先輩、大学生
     おたんこナース…新人看護師
     チャンネルはそのまま!…新人記者
    彼ら(ふたりは社会人だが)は、未だ勉強中で、指導を受ける立場にある。
    本人たちもその自覚があり、時に納得できなくても、キッチリ叱られている。

    この「キッチリ叱られる」ことが非常に大切で、
    読者も「こんな子自分の周りにいたら大変だわ」と思いながらも、気持ちを落ちつかせることができる。
    クレームがある時、自分が怒るより強く、失敗した子の指導者(教師や上司)がその子を𠮟りつけたら、
    「まあ、まあ、そんなに怒らなくても。本人も反省してるようだし…」となる、アレだ。

    一方、本作の主人公は、物語の舞台である料理店のオーナーである。
    中身はともかく、一番偉い人である。
    オーナーよりお客様が偉いと思うのだが、そうは思っていないようである。

    読者がどんなにイラついても、「キッチリ叱られる」ことは無いのだ。
    これが「イラっとする理由」だと思う。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    SF苦手でも萩尾作品は別

    乗物・建物・文化等、想像しやすいほどよく未来。
    描かれているのは、植民地支配・選民思想・差別意識・民族紛争・権力闘争・縄張争い・故郷を追われた人々……
    それでも(それぞれが)何かを信じ、求めて生きていく姿。

    現実世界を舞台にすると、特定の国や地域や宗教など、いろいろと差しさわりがあるかもしれないが、
    SF世界にすると逆に言いたいこと(描きたいこと)言えるのかも。
    自分がこの世界に置かれたらどう動くか? と問いかけるのは、
    今この現実世界でどう動くのか? と問いかけるのと同じだろうか。

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