4.0
自分と正反対、だから楽しい
女性は、金銭的に裕福で、美人で、才能が有って、気が強い。男性は美形でチャーミング。
著者の描く女性キャラクターは、一部(砂の城:ナタリーなど)を除き、大人しくても気は強い。
言いたいことは言うし、欲しいものは取りに行く。
どのキャラクターも魅力的。
女子高生の二人が成長していくのはもちろんだが、
主人公の叔母?も「見かけだけ」から「実力派」へと変身する。
彼女のマネージャーも強く賢く、職場にいてほしいタイプ。
主人公が好きになる男の子もライバルをはじめ、周囲からの刺激を受けて、カッコ悪い思いもしながら、
イイ男に近づいていく。
映画監督も、チャラい小説家も、見た目に似合わぬ一面を見せてくれる。
主役の男の子の母親は、もっと出番が欲しいくらい「美人で、才能が有って、気が強い。」
これこそは、一条作品のキャラクターと言える人物。
自分とは正反対、だから読んでて楽しい。
これって、男子が「強い主人公が次々敵キャラを倒していくバトル漫画」が好きなのと同じなのかな?
自分を重ねることなく、思いっきりヒトゴトだから楽しい。これだから、少女漫画はいくつになってもやめられない。
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女ともだち