5.0
丁寧な描写
妖怪が登場する作品の共通点って、「人より妖怪が丁寧に描かれている」事かなと思います。
一番顕著な例が、水木先生のアニメでは無く、漫画を見た時の衝撃!
先生の描く点描を駆使して描かれた妖怪と、出っ歯メガネの日本人との差に驚いたのは、私だけでは無いはず。
妖怪への愛が深ければ深いほど、丁寧に描いてしまう…その思いがこの作品にもあると感じます。
烏天狗や婆の細部まで描き込み!「尊厳」という言葉も浮かぶ。
住環境もそうだ。妖怪の住まう場所の描き方と人間の住むマンションの部屋の差!
ただ、妖怪好きの「妖怪園」の受け取り方は二通りあるかな…
『是非、行きたい!毎日でも通いたい!』派の一方、
『誰の目にも触れる状況に置かれて…切ない…』の人たちもいるはず。
私はどちらだろう?
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妖怪の飼育員さん