5.0
普段の生活では、まず出会うことのない、かなり進行した(と言っていいのか分かりませんが)精神疾患の方たちがでてきます。このマンガを読まなければ知ることのなかった人たち。もしかしたら、友人、家族、自分がこうなるかもしれない。
-
0
1014位 ?
普段の生活では、まず出会うことのない、かなり進行した(と言っていいのか分かりませんが)精神疾患の方たちがでてきます。このマンガを読まなければ知ることのなかった人たち。もしかしたら、友人、家族、自分がこうなるかもしれない。
エピソードごとのコメントで、終盤での純へのアンチコメントがすごいけど、あの状態で武頼と別れることは純には無理だよ。自分と母親の生活までも支えてくれた、それが、鬱になって働けなくなってから別れる、って彼女には無理。
でも以前のまま、純と武頼のコミュニケーションが取れていない状態だったら、純は真山くんの所へ行っていたと思う。真山くんは今の純に恋焦がれて、女性として求めてくれる。ここで121話、純がお母さんに会いに行ったときの回想。真山くんとの未来を想像した、何日も。子どもを抱いて振りかえる真山くん、でも純には、彼との5年後10年後20年後が見えなかったんだよ。でも、これまで支え合ってきて、お互いの気持ちを吐き出した武頼との未来は見えた。だから、この先レスでも子どもが持てなくても、武頼と生きよう、と決めたんだと思う。純は、それでも愛を誓ったんだよ。
だったら最後の、真山くんの所へ行ったのはひどすぎだろ!と思う人が多いんだろうけど、あのシーンがなくちゃ、お話にならないでしょ(笑)。それに純は、キスだけで我慢したんだよ。真山くんを好きだったのも本当だから、結ばれたかったと思うよ。でも、それはしちゃいけない真山くんのために、そう思ったんでしょ。よく頑張ったよ。
もう読まない!って人がいたけど、そういう人は、同じ状況で不倫相手を選べばいい。これは純の選択。私はそれを尊重する。ここまで読者が感情的になるって、それだけこの作者がすごいということだと思う。最後のキッチンの描写も秀逸。武頼が言っていたよね、純はキッチンのもの、何でもしまい込む、って。生活感のないキッチンだった。それはキッチンの事だけじゃない、純自体もそう。それが今は真逆。二人で思いを吐き出して分かち合って、今は二人で生活しているんだよね。ときめきが消えても、愛がなくなるわけじゃない。そういうこと。
絵を見てすぐ分かりました。あの、他人事がポリシーの弁護士の話を描いた漫画家さんですね。あれも面白かったけど、これは本当にステキ。徳重先生が本当に素晴らしい。こんな先生ばかりだったらいいのにね~と思いますよ。この先生を軸に、他の先生方も変わっていく。先が楽しみな作品です。
この話はショックでしたが、実際に起こった事件と知り、さらにショック。マンガの方は読むのもつらかったですが、かなりぼやかして描いてくれていたようですね。園長の大濱浩は実際には服役せず、執行猶予が付いています。次男の大濱晶も刑期を終え、普通の暮らしをしているのかと思うと腹立たしいですね。日本は虐待に関しての法律が甘すぎますよ。こんな次男、アメリカだったら、一生刑務所から出てこられないか、出てこられても性加害者として登録されます。
小柳さんが、1日目で藤子の外見整えて、クラブ行って、自信のない藤子だったけど小柳さんがバカにされたときは声を張り上げてかばった。2回目は水族館での疑似デートで、これでもう喪女脱却プロジェクトは終了で、展開凄い速いんですが、話運びはすごい自然。最初の頃は、久美ちゃんがもしや、藤子の親友のフリしたトンデモ女だったらどうしようと思ってたんですが、この話は悪い人が出てこない(主要人物の話ですが)ので、安心して読める。
34話ステップ17で泣きました。ここからはもうキュンキュンしっぱなし。
藤子の卑屈さが苦手というコメントもあったけど、親から無償の愛をもらえんかった子供はこういう風になっちゃうんですよ。褒められるのが苦手、とか、心から自分に自信が持てなくて自己肯定感が低いので。
絵はひどい!(笑)
でも話は星10です!(笑)
とにかく面白いし、誰もに訪れる死について、役に立つことがいっぱいあります!
大人になって改めて読み返してみると、主要人物以外のモブキャラとか乗る馬車の絵とかひどい時があって、御者の腕から先がなかったり(笑)もしやアシスタントを使っていなかったのでは。でも、人物の下唇のラインは本当に美しいと常々思っています。
実際の史実に架空の人物のエピソードを絡ませ、ここまで昇華させる池田理代子先生の才能がすごい。
アントワネット王妃の口からエロ本という言葉が出たり、けっこう笑えるところがあります。
精神疾患についてとても分かりやすく説明をしてくれていて、例えば、パニック発作は打たれ弱い人がなるわけではなく、脳の誤作動であって誰にでも起こりうる、とか、また、精神科には精神医療を専門に学んだ医師しかいないが、心療内科には様々な診療科出身の医師がいて、一部の医師は精神疾患に詳しくないことがある、病院を選ぶ際にはネットで医師の経歴を確認するといい、など、勉強になることがたくさんありました。
そういえば、診療科の名前は医師なら何でも掲げられるので、内科で皮膚科もやっている所って、皮膚科専門医でないことがほとんどなんですよね。間違った軟膏とか処方されて悪化してから皮膚科に来るの迷惑なので、行く前にネットで皮膚科専門医か確認してほしいと皮膚科専門医が言っていました。
話を戻して摂食障害の子の話、『変えられるものを変える勇気を』と、必死に頑張っている彼女の姿に涙がこぼれました。マンガのようにうまくいくようなケースばかりではないでしょうが、弱井先生のような精神科医ばかりだったら、患者さんもきっと安心して治療効果も上がるかもしれないですね。
とにかくこの3人が、いいところも悪いところもある普通の40代女性。一生懸命生きていて、その愚痴や嘆きなんかも、年齢が近いからかとにかく心に響く!しかも、スミちゃんだっけ恵子だっけ、だかが教えてくれた糖しぼり大根の漬物!もう我が家で欠かせないものになりました。にんじん、セロリ、大根の葉っぱもなんでも漬けられます。ジップロックは、いくらBSAフリーでも、マイクロプラスチックの影響が怖いので深めのグラスコンテイナー使って漬けてますが、ちゃんと漬かりますよ!
ちょっとこれ危険なんじゃないかなと思ったんですが、旅慣れている人だから大丈夫なのかな?確かに普通ではとても経験できないような体験や人との出会いがあり、ここで読ませてもらわなかったら、私も知ることのなかった世界でしょう。
アルゼンチンで知り合ったヘンリーの、「人を大切にしたら、人から大切にされるようになったと感じる」これがとても心に残っています。
あと、やはりアルゼンチンで出会ったワンちゃんにもキュンとして、最後は切なくなりました。またこの方、簡易的な絵を描かれますが、とてもきれいで味があって素敵です。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
「子供を殺してください」という親たち