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11 - 20件目/全103件
  1. 評価:4.000 4.0

    青田淳のキャラが掴み辛い

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     この作品は、ヒロインの女子大生の赤山雪が、相手役の大学の先輩の青田淳の仕掛ける罠にはまっていく、という感じのストーリーなのかな?
     とにかく青田淳のキャラが掴み辛い。
    青田は、トップの成績なのに、人を脅迫までして自分のレポートを捨てさせている。                                                        何かしらの目的があって、わざと自分のレポートを紛失させて、奨学金を次席の雪に譲り、自分は休学したのだろうけれど、何を企んでいたのか?
     おかげで、貧乏ながらも二番目に成績優秀な雪は奨学金をもらえて休学せずに済んで助かったけれど。雪の為にしたの? それとも他にやるべき事があったのか?
     雪は、自分よりも成績優秀でイケメンで裕福な金持ちのボンボンで性格も良いと評判の高い青田のことを、胡散臭い曲者で腹黒な奴に違いないと思っていた。
     雪は、青田と初対面の時に、青田に挨拶を軽く適当に流されて無視された感じだった為に第一印象が最悪で、その後も、不意に見せる冷たい表情が心にずっと引っかかっていた。
     青田が雪にやたら優しく接するようになっても、雪は青田に嫌われていると頑なに信じ込み、青田の人間性をなかなか信じられなかった。
     青田はモテ男なので、青田と雪がデキていると勘違いした嫉妬深い女からは酷い嫌がらせを受けたりもした。当時は好意などなかった雪は悔しかったはず。
     しばらくずっと、雪は、青田の過剰な優しさに翻弄されて、振り回されている感じだった。

     しかし、嫌われていると思っていた青田から告白されて、二人は付き合うようになっていくらしい。
     まだ途中までしか読んでいないので、謎だらけだ。とにかく、雪には本当の幸せを掴み取って欲しい。
     青田にモヤモヤするところはあるけれども、展開が気になるので続きを読んでいこうと思います。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    神性人レグリアの運命はいかに? 

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     この作品は、神性騎士を産むために現代世界(異世界から見た神性界)から異世界へと召喚されたヒロインの神性人レグリアが、皇太子のラヒクと予定通り結ばれて皇太子妃になって神性騎士を産むのか、それとも他の男性と結ばれるのか、または他に進むべき未来があるのだろうか?レグリアの運命はいかに? という奇想天外なストーリー。

     さて、ジゼルという女性が神性人で、神性界においてレグリアの妹だったとのこと、つまり、転生前の世界でヒロインを罵倒し喧嘩して追い詰めてヒロインが事故死するきっかけになった妹でしょ?ヒロインのレグリアと相性悪いのでは? 嫌な予感しかしない。
    そして、この異世界では、パージュ現象(神性界つまり現代世界から姉妹揃って異世界へと転生して神性人として降臨して、更に何かの拍子にお互いの身体が入れ替わる現象)という奇妙な現象が稀に起こるらしい。レグリアとジゼルにそのような現象が起きたら、きっと大ハプニングになるだろう。けれど、そのような試練を乗り越えて事態が丸く収まれば、それが起爆剤になって、より一層面白い展開になりそうだ。そう考えるとなんだかワクワクしてきたぞ。

     レグリアは、ラヒクのことを良い人なのかもしれないと期待したこともあった。だが、草原人の戦士のヴィカンの仲間がラヒクによって残酷なやり方で命を奪われる現場を目撃してしまい、やはりラヒクは極悪非道な人だったのかと痛感。
    果たして、本当にラヒクは悪人なのか?どっち?
     (個人的に武骨で朴訥としているヴィカンが推し)

     悪人といえば、神官見習いのアニタが嫌い。緊張すると吃音になるシェリンを虐めて、性悪。

     [神性人は早死する?通路人である悪名高きビートリッチェとレグリアは性格が似ているのか?神性人を上手く飼いならさないと神性騎士は破滅に向かう?]など、今はまだ途中なので色々謎だらけでモヤモヤする。レグリアに惹かれる他の男たちがどう絡んでくるのかなど、この先の展開が楽しみ。
     好奇心旺盛な自分は、しばらくこの風変わりな謎解きストーリーから逃げられそうにないな。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    みんな違ってみんないい、癒される!

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     この作品は、二年前に事故で両親を亡くした柚木さんちの四兄弟のお話。
     長男の隼、次男の尊、三男の湊、四男の岳の四兄弟は、それぞれ個性が異なり、それぞれの良さがあるのだ。
     隼は、高校教師をしながら母親代わりとなり家事全般をこなしていて真面目で誠実。 4月生まれの尊と3月生まれの湊は年子の中学一年生で同じ学年なのだが、見た目も性格も全然異なる。尊は、背が高くイケメンで、秀才で、常に泰然自若でクールで大人びている。 湊は、背が低く明るくやんちゃでわんぱく、猪突猛進な自由人で一番子供らしい。 末っ子の岳は、小学一年生なのだが、達観しているような感じで落ち着いていて、わがままを言わないで我慢強く、お向かいのお爺さんとは将棋仲間で一番の親友で、時代劇が好きで渋い趣きがあって、お父さん感が漂う。

     四兄弟みんなに共通しているのは、家族想いで正義感があり健気で誰かの役に立ちたいという気持ちが強く、困った時には心寄り添う優しさが溢れているところである。

     湊と幼馴染の宇多のエピソードが好きだ。初めての彼氏が出来たけど違和感を感じて悩む宇多に対して、かけてあげた湊のセリフが素敵。『人を好きになるって、ありのままのそいつを好きになるってこと。 お前のことちゃんと見てねえやつのことなんかに振り回されるな!宇多は宇多なんだから!』うん、これには痺れてしまった。湊は、格好良いよ!

     ほっこりとした柚木さんちの日常の中にも、時折ささやかな事件が起きるけれど、みんなで心寄り添い支え合って、ともに乗り越えていくさまが素晴らしい。                                                                                         とにかく、ありのままでいいのだ、みんな違ってみんないい、それぞれのキャラが全て魅力的で癒される。
    柚木さんちの四兄弟をずっと応援していきたい!!

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    言葉足らずの二人がもどかしい!

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     この作品は、女子大生の凜花と元伝説級のホスト(現ホストクラブのオーナー)の彩虎の二人のピュアラブストーリー。
     凜花は初恋の大好きな彩虎と交際ゼロ日で結婚した。入籍して二週間経っても、夫の彩虎はキスすらしてくれないのが悩み。 凜花は、彩虎が亡き父に頼まれて好きでもないのに仕方なく自分と結婚したのだろう、と勘違いしている。
     彩虎は、親の愛情を知らないでグレていたところを凜花の父親(元ホストクラブのオーナー)に拾われて救われて面倒を見てもらい、ホストの頂点へと導いてもらった。亡くなる前の凜花の父親が彩虎に「凜花を頼む」と託していたのは事実であるが、真実のところ、彩虎はずっと凜花を心から愛していたのである。
     彩虎は、凜花への想いは自分の一方的な片想いなのだと勘違いしていた。溺愛するあまり、大切にしたい気持ちが強く、凜花を傷つけないようにと、触れることを避けていたのだ。 つまり、二人は愛し合っている両片想いで、二人とも純真過ぎて不器用で言葉足らずが故に、想いがチグハグ交差して拗れていたのだ。
     凜花は、大好きな彩虎を自由にしてあげよう、と思って、彩虎と初めてのキスが出来たら離婚しよう、と決意する。
     キスをするという悲願を達成して、離婚届けを置いて家を出た凜花は、幼馴染のあかねと一緒に気分転換をしに温泉旅館へ行く。
     彩虎は凜花を追って温泉旅館へと向かうが、、、
    さて、二人はどうなるのか!?

    そもそも彩虎が「 好きだよ。」と、素直にひと言、結婚する前にハッキリ告白しなかったのが悪い!
     確かに、「 私のこと、どう思っているの?」と彩虎に気持ちを問いただすことをしないで、ウジウジしてネガティブ思考の沼にハマってしまう凜花も大概だけど。  拒まれるのを怖がって逃げるだけじゃ、駄目だよね。凜花はもっと心を強くして逞しくなって欲しい。夫の彩虎は超イケメンのモテ男なのだから、メンタル強くないと大変だと思う。この先、他の女の誘惑とかの心配もあるかもだし。
     二人のハッピーエンドは確信してるけれど、色々試練を乗り越えて、よりいっそう二人の絆が強くなりますように、と願うばかりです♪

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    面白い!

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     この作品は、前世で極めたゲームの世界に転生してしまった主人公ジンフリーが、唯一無二の知識を活かして無双していくSFストーリー。 似たような作品は多いけれども、誰も知らない隠し装備を集めて、パワーアップしていき、次から次へと敵を倒しに行く痛快アクションの展開が面白くて、ワクワクしながら読み進んでいける。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    偽婚の果てに待つのは絶望or希望か?

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     この作品の主人公は、一年間限定の偽の結婚生活のパートナーを請負うことを専門とする公務員たちで、女性も男性も存在する。
     最初に偽婚請負人として登場してくる明日香が、特に印象に残る。 一話目で、明日香と一年間限定偽婚をした聖は、過去にトラウマを抱えていた為に結婚に対して懐疑的だった。聖は、母親を裏切り家庭を顧みなかった父親に絶望して、結婚に希望を持てずにいたのだ。しかし、入院中の余命わずかな母親を安心させてあげたくて、母親が亡くなる前に、嫁として明日香を母親に会わせたかったのである。そんな聖に対して、明日香は優しい心遣いで寄り添うのである。
     実は、明日香もまた、聖と同じような過去のトラウマを抱えていて、聖の気持ちが理解出来たのだ。明日香と聖の生い立ちは似ていた。
     明日香の父親は不倫をして家を出ていって、父親に捨てられた悲しい想いを引きずる明日香もまた結婚否定派だったのだ。
     そんな二人は、いつしか思いやり合えるようになり、聖は、明日香との心温まる日々を重ねるうちに、結婚っていいな、と感じるようになっていく。
     一年間の偽婚生活が終了して、二人は予定通り離婚する。だが、二人の心にはお互いへの想いが残ることになる。数年後、再会するのだが、、、
     再会した聖は、かつてのように結婚に対して頑なに懐疑的な面影はひとつもなく、柔和な表情であった。聖の心を縛っていたものから解き放たれて、むしろ、結婚して温かい家庭を築きたいと思うようになっていたのだ。
     数年の偽婚請負人の仕事体験を経て明日香の心にも芽生えるものがあった。                                                                    さて、明日香と聖は、どのような答えを出すのだろうか?
     この作品はそれぞれのエピソードの切り口が上手く、人との運命的な出逢いと人の心の変遷、成長、人生の節目の決断などを深く考えさせられるもので、後からジワジワ熱く胸にくる、とても興味深い作品だった。
     人は生きながら成長して生まれ変わることが出来る、全ての人が幸せでありますように、と強く思った。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    タスクをクリア出来ないとヤバいゲーム?

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     この作品の主人公は、クソデブと呼ばれる27歳の冴えない男、宮本十郎。友人も恋人も無く、ゲームで生計を立てて孤独なその日暮らしをしていた。 ある日、身に覚えの無い小包が届けられ、その中に入っていた『人生ゲーム』をやり始めると、宮本はこのゲームの中の世界にワープしてしまった。
     このゲームの世界で、宮本は、超イケメンの高校生の岩本雄二という設定になっていた。そして、スマホに送られてくる指令通りにタスクをクリアしていかないと、どうやら存在を消されてしまうらしい。命を脅かされ、恐怖の緊急事態に陥る岩本(宮本)。
     しかし、タスクを無事クリアしたら、なんと成功報酬をゲット出来たのだ。
     また、友達などいなかった宮本だったが、このゲームの世界の岩本には友達が存在していた。心強い友達と助け合いながら、上手くやっていけるのか?
     さて、この男、どうなる? 面白くなりそうだ。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    謎だらけ

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     この作品の主人公は、かつてハーバード大経営学部の首席で帝都奨学財団の期待の星だった工藤樹。 エリートコースを歩むはずだったのに、今はその栄光は見る影も無く、世間からは疫病神扱いされている。工藤を見かけるだけで縁起が悪いと言われる始末。9年前までは時代の寵児としてチヤホヤ持て囃されていたのに、すっかり落ちぶれてしまっていた。
     工藤は、この苦境から返り咲くことが出来るのだろうか?
     ジンクスにまつわる秘密って何なのだ?
    財閥家に隠されている勝利をもたらす幸運の女神と言われる雨音とは何者なのだ? 雨音の能力の秘密とは? 雨音の能力の発動と工藤との因果関係とは?
    そして橘家の血族の内情が不穏で怪しい。
     工藤と雨音のホテルのクリーニングルームでの出逢いは、運命的でちょっとロマンチックだった。雨音はこの時、イケメンの工藤に救われて、一目惚れしたのだろう。
     不思議な能力を持つ雨音に初めて触れた男性は、絶大な能力の恩恵を受けて、雨音のジンクスの恋人となって、帝都の後継者になるのか? ということは、雨音に初めて触れた工藤は、運命を巻き返して大幸運を勝ち取れるということなのか?
     今のところはまだ謎だらけなので、モヤモヤしている。ずっと籠の中の鳥状態だった雨音が可哀想。
     工藤は誠実で優秀で善良ないい人なので、報われて、雨音とともに、うんと幸せになって欲しい。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    一途な聖くんが可愛い

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     冒頭、ヒロインの高校二年生の日奈乃は、片想いしている先輩に彼女がいる事を嘆いていた。
     日奈乃の家のお隣に住んでいる一つ年下の幼馴染の聖は、そんな日奈乃の愚痴を側で聞かされながら、「それって俺じゃダメなの?」、と日奈乃に迫る!
     聖は、出逢った幼い頃からずっと日奈乃のことを一途に想い続けてきたのだ。

     日奈乃は、その日から聖を異性として本格的に意識し始める、、、実は日奈乃も、聖のことを気になっていたのだ。ただ、自覚していなかっただけ。聖を独占したい気持ちに戸惑い、ホントの気持ちに気づかないフリをしていたのだ。
    日奈乃が好きになる人が、何故かいつも聖に似ていたのは、心の奥底で聖が大好きだったからなのだ!
    二人は両片想いだったようだが、これでようやく両想いになれたのである。

     晴れて恋人同士になれた二人は、早速ラブラブが加速して、今では、もはやバカップル。そして聖の愛が重すぎて、聖の日奈乃への束縛が激しそう、、、

     気遣い上手で優しくて髪の毛サラサラで眼鏡が似合うイケメンの聖が、嫉妬深いのはたまに傷だけど、日奈乃に対して世話好きで誠実で健気なので、ずっと応援したくなります。 可愛い二人の恋の進展を見守りたいです♪

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    無邪気な幼いテオールが可愛い!

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     この作品のヒロインは、新婚初夜のあとすぐに皇帝カイゼンに離縁されて、「一夜限りの皇妃」と揶揄された公爵令嬢アステル。 アステルは、心優しく賢く逞しい女性。
     実は、カイゼンとアステルは両片想いなのだが、素直になれず、また、二人とも超鈍感過ぎて、ずっと自分は片想いなのだと勘違いして、想いをこじらせていたのだ。
     アステルは、たった一夜でカイゼンの子を懐妊して、離縁された後にテオールを一人で密かに出産する。
     その後、数々の試練を乗り越えて、テオールはカイゼンの子供で皇太子であると無事に認知されて、アステルは再び皇后に返り咲く。

     ところで、アステルの父親であるレストン公爵が、かなり曲者で狸親父なのだ。おそらく、アステルとは血の繋がりが無いのでは?と感じるほどアステルに対して冷たい。真相はまだわからないが、、、今は亡きアステルの母親(レストン公爵の亡き妻)の過去に何か秘密が隠されていそうなのだ。
     今後、この腹黒いレストン公爵が、どのような邪魔をしてくるのか、この先の展開が不安である。

     とにかく、アステルとカイゼンの子供のテオール皇子が無邪気で素直で健気な良い子で可愛いのである。どうか、まだ幼いテオール皇子が傷つくことがありませんように、そして幸せに育ちますように、そしてまた、アステルとカイゼンが素直になって、真正面から愛し合える日を首を長くして待ち望んでいます♪

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