「あなたには何の落ち度もない」
そう、産まれてから今の今まで、マクシーは何の落ち度もないのに踏みつけられてばかりの理不尽な扱いを受けてきたんだよね...しかも、そのために自分でも自分に価値を見出だしていなくて。
それが、初めて?ちゃんと「私はこうだからこうなんだ」と主張したことで、また自分の価値を踏みつけにされかけても自力で跳ね返すことができた。
しかも、勝手に軽んじてきた相手に、それが間違いだと認めさせるまでに。
ルディスが感じ取っていたこと。
リフタンがマクシーを掌中の珠として大切にすることで、マクシーを快く思わない人達のなかにも無意識にマクシーへの敬意が築かれ始めている。
少しずつ、少しずつ。
マクシーがリフタンの威光に頼るのではなく、勇気を出してときに涙をこらえながら自ら努力して、謙虚に皆の信頼を得ていく姿が尊いな。
リフタンが大切にするアナトールのために、女主人としての義務を果たすために。
しかも、そんなマクシーの願いは、アナトールの女主人としての威光ではなく、皆の輪のなかに自然に溶け込んで、笑いあって気兼ねなく会話をしたい...なんだもの。
でも、そんな内心を人に打ち明けるでもないマクシー。
その人柄に触れれば好きにならずにいられないんだから、たくさん皆と接点を持てたら良いね!
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オークの樹の下
040話
第40話