4.0
34話までの感想
主人公は何度も回帰している皇女。いろいろとやってみても、どうしても義弟の皇子に処刑されて回帰することは避けられない。だったら痛みなく安らかに死にたい、と、そのための準備を進めていくという設定が斬新だと思う。
ただし、もう回帰したくないという気持ちはないのか?それはしかたないと諦めてるのか?と疑問。
皇子は母を自殺に追い込まれたことで主人公を憎んでいたはずなのに、共に過ごすうちに憎めなくなるというか好きになってる。皇子はまだまだ子どもだが、主人公の優しさはストレートな表現ではないのにちゃんと感じとっていて、それなのに今回も処刑するのかどうか、するのならそれほどの何が起こるのか、処刑されそうにはなるが回避という形になりそうな気もするし、皇子派の陰謀とかありそうだし、次期魔塔主の真意や動きとか、楽しみでもある。
たまにイマイチよくわからないシーンがある。
神殿の疲労回復のお茶がなんかありそうなのにとくに何もない謎。
主人公が治療士の合法化に力を入れる理由が謎。
そもそも皇女の権力的な立ち位置がよくわからない。
神官は麻酔薬の研究の途中なのに、治療士事業に転換させちゃうの?
主人公の周りの男たちの気持ちがイマイチ謎。
ナユがオトナっぽい賢い子なのか、コドモらしい純粋な子どもなのか、キャラが少し不安定に感じる。
あえてわかりにくくしている伏線なのか??
いろいろ謎が多いというかはっきりしない感じのまま、話は次へ次へと展開していくので、なんか流れで読んでしまうけど、ちょっとモヤモヤする。
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皇女様は安らかに死にたい!