月夜の桜さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全26件
  1. 評価:4.000 4.0

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    60話までの感想

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    東京喰種の続編であり、カネキのこと、各キャラとの関係、グールと捜査官や社会との関係や世界観など、東京喰種を読んでないとわからない部分も多い。
    とにかく登場人物が多く、さらにグールは仮面をつけるし、カグネや捜査官クインケの特徴も違うし、同時に起きている複数の戦闘をチャンネルを切り替えるように描写されていて、誰が何で、誰と戦ってて、どんな関係で、など複雑。丁寧に読み進めないと混乱してくる。逆にちゃんと読めばごちゃごちゃせずにわかるように描かれているのはさすが。
    東京喰種ではグール側を軸に描かれていたが、本作では捜査官側を軸に描かれているのも興味深い。
    人間でもグールでも善人も悪人もいて、捕食する側される側、そこにある利害、生まれる恨みや憎しみや絆や葛藤。
    そして、強制的に半グールとされ壮絶な体験を重ねたカネキのその後、記憶が消されたハイセの苦悩。
    ストーリーやテーマが深く、読みごたえがある。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    9話までの感想

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    王道の純愛ストーリー。
    読みやすい、わかりやすい、ツッコミどころ満載。ソラジマらしい。
    生贄は北条家の娘と決まっているが、北条家の血をひかない嫁でいいの?「夫が来るなんて山神様が機嫌を損ねる」とか言ってるが、場を血でけがす方がダメじゃないのか?
    神様ナメてるよなぁ。
    生贄の儀式が近くなったら「北条家の人としてふさわしいよう身なりを気にしろ」って、結婚自体が生贄目的なんだから、最初から気にしないなら儀式の時だけ綺麗な格好すればよいだけでは?
    着物が切れてないのに、血が滲むようなケガって?
    主人公が驚いて薬箱にぶつかり、旦那が支えようとして、ふたりとも床に倒れ…って、ベタベタなドキドキ展開も読んでるこっちがはずかしいが、そもそものシチュエーションに弱冠ムリがある。
    旦那、かなり自己卑下して、主人公に対して嫌われるのが怖くて、避けてるかのような行動しかできなかった人なのに、ふつうにお弁当食べて涙までみせてるし、ふつうに会話してるし、家で軍服じゃなくなるし、あっさり変わりすぎじゃん?
    主人公が密かに決意して、絶対それまでとは行動も雰囲気も違うだろうに、旦那はそこは何も気づかない、思わないの?
    そういう、細かいことは気にするな的な単純明快ご都合主義でサクサク読み進められる作品なのはソラジマらしく、暇つぶしに読むにはちょうどいいのだろうし、好きな人は好きだろうな。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    14話までの感想

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    おもしろい。
    主人公がさらわれてから一度も発作がないとか、
    病気で死を意識して生きてきた人という感じはあまりないし、
    ひとりで外に出たことがない上に、見知らぬ土地で信用できる人もひとりもなく、さらに命の危機にあるのに、肝が据わりすぎてるとか、
    お嬢様なのに着物がはだけたままで直さないとか、
    父親のために結婚することに執着しすぎとか、
    テンネンというにはあまりにも…なツッコミどころはいろいろあるけど、未経験の異常な状況下における現実逃避的な反応と思えば、まあまあ自然にも思える。作品全体が、状況の異常性に加えてころ-し屋の性格や不気味な表情のインパクトもあり、異常性が強い世界観なので、あまり気にはならない。

    誰がさらわせたのかは推測にすぎず、なぜかすぐにころ-さないのも、実は犯人が違うのか?実は犯人はころ-し屋とつながりがあるのか?その辺りは後にわかるのだろうか?
    ころ-し屋がすごく強くて「アジトに戻ってみんなころ-す?」とか言ってるのに、そうはしないし、船を奪って逃げることもできそうなのにしないのは、何か企んでるのか、単純だからただ一緒にいたいからなのか?
    「遊女になって身請けされて」って言うけど1回限りでっておかしいし、実は島を出る気はないのかも?
    などなど、そもそもころ-し屋の性格が異常なのだが、短絡的にも意図があるようにもみえ、いろいろな謎から想像が膨らむ。
    その分、最後まで読んだらスッキリするか、ガッカリするか、どっちかだろう。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    22話までの感想

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    主人公の前向きで明るく賢いキャラがいい。
    旦那様はじめ、嫁ぎ先に疎まれてツライ心情と、実家の使用人たちの温かさの対比がうまく描かれている。
    だが、最初の数話が物語の土台をざっくり作りますって感じにハイスピードで進むのが、置いてかれる気分。
    暴漢に襲われかけたことが、なぜ男たらしの悪い噂として広まるのか、まず違和感。嫌われる性格だとか、イジメられていたとか、理由がまったくない。
    嫁いですぐ、夫人とどんなふうに話したのか、それを夫人が旦那様にどう伝えたのか、吹っ飛はして、いきなり旦那様に責められ。
    部屋を与えられたのに、なぜ屋根裏に住むのか、さっぱりわからない。
    主人公がその聡明さと実家の使用人たちとの絆により、嫁ぎ先で事業手腕を発揮する、それがメインで早くその話に行きたい感があからさま。

    そして、旦那様、子どもすぎる。
    主人公の世間の悪評を盲目的に信じて悪と決めつけ、金絡みの政略結婚に対する劣等感もあるのだろうが、主人公の話にはいっさい聞く耳をもたず。自分の領地や領主としての仕事には無関心。
    周りの大人に利用しやすいダメ人間に育てられたお坊ちゃんの典型。
    旦那様のその悪気のない悪人ぶりが、後見人の夫人や天使以上にイライラする。
    幼なじみの存在も、助けてくれるわけでもなく、イベントごともなく、たまにちょっと他愛のない会話のみ。もう少し活躍させてあげないと、立場だけ重要そうで実はいなくてもよいモブキャラ。
    後々に大活躍するのかもしれないけど。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    23話までの感想

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    展開が早いけど、筋は通っているし、盛り上がるイベント事もいろいろ詰まっていて、わかりやすくて読みやすい。
    呪いで子どもの姿になった王子がかわいい。主人公が抱きつくと大人の姿に戻るなんて、あからさまなドキドキ狙いの演出もあるけど。
    王子が呪いや子どもの体のために、みっともない姿をさらしてしまっても、ノーテンキな主人公は変わらずに優しく明るく接してくれて、看病もしてくれて。王子が主人公に心を開いていく様が自然でいい。
    ろくでなしの主人公の親、王子の敵、助けてくれるイケメン貴族、イジワルな恋敵など定番の脇役たちにより、さまざまなピンチに陥るが助け合う。そして、主人公が王子の呪いを解くまで意外と早かった。
    残すは敵との対決と恋の行方…というところ。
    少し気になったのは、屋敷脱出が無駄に長いと思った。
    SORAJIMA作品ってだいたい似た感じで、ありきたりになってる。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    31話までの感想

    設定やストーリーは王道。
    主人公とイケメン御曹司との契約婚からお互いに好きになり、でも元彼と略奪女が邪魔してくる。
    御曹司はクールで仕事デキるモテ男、元彼と略奪女は自己中な性悪、という王道キャラで善悪もハッキリ描かれて、その他の登場人物は少なく、ストーリー展開も自然で読みやすい。
    主人公のキャラは気弱で優しく家庭的な、守ってあげたい系として描かれ、ハイスペ御曹司が惹かれていく様子も自然。
    ふたりで悪人たちの邪魔や契約婚という縛りを乗り越えて愛情を深めていく、甘い恋愛ストーリーのお手本みたいな秀逸さ。
    主人公だけでなく、メインキャラそれぞれの気持ちや考えも書かれているのでわかりやすい。ただ、全員が短絡的すぎるかな。
    先が予測できるので「どーなるの?」というハラハラドキドキ感は薄い。
    安心して読めるベタな甘い恋愛モノが好きな人にはいいと思う。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    77話までの感想

    競馬をするので、オグリキャップはリアルには見てないけれど、超有名なので知っている。
    実際のレースや馬、できごとを知っている人間から見ると、ちょっとキャラのイメージが違うところや、脚色しすぎに思うところもある。
    でも、物語としてドラマチックに描かれるのは、まぁあたりまえだし、下調べがしっかりされているのはわかる。
    騎手がいない点や学園モノの設定などもうまくバランスとれている感じ。
    事実とファンタジーを上手に組み合わせて、物語としてまとまっているのは秀逸。
    単純に、物語としても読みやすく、魅力的なキャラと設定、ドラマチックな展開とワクワク感がありおもしろいと思う。
    競馬に基づくという大前提があるので、女の子が何千メートルも走るありえなさや、ベタな悪役的ライバル設定も受け入れられる。
    実際の競馬に基づいてはいるが別物という感覚で楽しめる。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    53話までの感想

    人間と妖の恋。
    あらゆる妖に狙われる主人公と守る彼という設定が物語の軸となっていて、そこから広がる苦難、純愛が読者の心をうつ作品。
    キョウの深い愛情がミサオを包みこんで、立ちはだかる問題を乗り越え、絆を深めていく。
    それぞれの心情が丁寧に描かれて伝わってきて、感情移入しやすい。
    シリアスとコミカルのバランスも程よく、一難さってまた一難というストーリー展開も話に惹き込まれる。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    15話までの感想

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    猟奇さつ人犯の子どもたち。
    両親に犯罪を手伝わされた長女。
    長女に守られたおかげで手を染めずに済んだ次女。
    当時は幼すぎて両親の記憶もほとんどない長男。
    それぞれの立場や経験からのキャラや心情や行動が、なんともしっくりくる。
    そして、加害者家族として生きる過酷さは他人には決して共有できず、真の理解も得られないだろう。
    きょうだいだから共有や理解できる部分も多いというだけでなく、長女がまともで妹弟思いだから、なおさらきょうだいの絆が強まるのだと思う。
    加害者本人とその家族はあくまでも別であり、世間から過剰に責めを受ける必要などない。
    それでも人間の本質として、血筋や家族というくくりで恐れ、攻撃したり色もの扱いしたり、そういうものはなくならないんだろうけど、ひとくくりにせずに、別の人間、ある意味被害者でもあるという認識が常識になってほしい。

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  10. 評価:4.000 4.0

    63話までの感想

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    複雑な家庭環境、記憶喪失、兄に恋心。
    現実にありそうでなさそうな非日常の設定が絶妙で、心理描写やストーリー展開もうまい。
    主人公は、記憶をなくす前の自分は自分とは全くの別人みたいに思えるし、嫌なヤツに思えるし、記憶がないから自分が空っぽのようだし。
    過去に何があったのか、記憶を取り戻したらどうなっちゃうのか、兄への想いや妹との関係はどうしたらいいのか、今は素直な自分で、不安や葛藤を抱えながらも前向きに生きる主人公。
    物語は基本的に主人公目線で、複雑な状態の日常の中、素直な心境が描かれていて、感情移入しやすい。記憶をなくす前の主人公のことも悪ぶってしまう何かがあって、根は今の主人公と同じいい子なのではないかと思えてくる。
    最初はどうかなーって感じだったが、読み進めていくと、主人公と同じように「これからどうなるの?」と続きが気になってくる作品。

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