3.0
心優しい彩芽に声が戻るのはいつ
立派な巫女の家族だっただろうに、両親の死により声を失い、巫女の地位は叔父家族に取って代わられ、彩芽は役に立たない人間と言われ続け、体罰を受ける酷い仕打ちの日々。巷に溢れる同じ様な設定だけど、私が知る中では一番酷い描写かも。両親の死は殺された事によるもの。(犯人は捕まっているのか?有耶無耶ではないのか?と思うんだけど)自己肯定感の低い人間に仕立てられているし、理不尽な体罰。そして雨乞いの為に彩芽を生贄として捧げるという叔父。直前まで体罰をし、祠に閉じ込めた後は火を付ける。黒龍である龍神と繋がっている巫女の家族がここまで性格が悪く人間と思えない言動とかあり得ない。神の怒りを買うのでは?と思わないのか。結局彩芽を妻として迎えに来た、黒龍である朔様に助けられるのだが、この時点でこの最低な叔父家族をどうにかしてほしかった!勿論物語の展開を考えるとまだ登場してもらわないといけないのだが。似た様な設定の物語だけど、何か先を期待してしまう。心優しい朔と彩芽の両片想いの行方、彩芽の声はどの様にして戻るのか、そしてどの様な声で奏でるのか、どの様な癒しになるのか、早く知りたい。それと帝都の呪いの謎も未解決だった。
ツッコミどころも多いけど、それ以上に期待している。
PS.どなたかも書いてらっしゃった、天空の屋敷での朔様の服装、上着はいいけど、下の履いてらっしゃるパンツがかっこよく見えない。もう少しどうにかしてほしい。
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声なき贄姫と黒龍の結婚