5.0
あやかしモノの原点
一番好きなラブストーリー。
何度も何度も読み返しました。
何と言っても二人の絆の強さ、信頼関係、お互いへの思いやりの深さにグッときます。
そのうえ、周りの人との信頼関係もアツい。当主と臣下、異種族の親友。
特に後半は涙なくしては読めません。
細かいところで、ツッコミどころはあります。
着物着てるのに羽生えてる、とか、盗まれたはずの仙果録が最後なんで葛葉にあるの、とか、仙果が生まれる前からなんで天狗だけ知ってるの?とか、他種族は食べるつもりなら幼少時に攫って捕まえておけばよかっただけでは、とか、僧正の枠あけたままでいいの?、とか。
でも、そんな些末なことはどうでも良くなるぐらい、いい話です。
読後感もいいです。いい終わり方。しばらく余韻を残して、また、読みたくなる、という感じ。読むたびに、違うところで感動したりしています。
個人的には、後半にもっと葛葉や道成寺が出て来てほしかったという思いはあります。葛葉が攻撃を受けて、それを助けに行くシーンとか、みさおが行方不明になったときに協力してくれるシーンとかが描かれてたら、もっとアツくなれたかも。
あと、今はやりのあやかしモノの原点なのでは、と思います。
天狗(あやかし)に見初められた人間の花嫁。強い力をもたらす。そして、溺愛される。
さらに、あやかしは人間の花嫁に選ばれるためにみ目がいい。一族反映が至上命題で、当主絶対。
でもなぜか、二番煎じという感じは全く無い。(先行だから、というだけではないと思う。)
とにかく、おすすめです。
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BLACK BIRD