改めて最初の場面を見てみると、烙印が活性化して苦しんでるルウェリンは、アルマンに撫でられると少し落ち着いて寝息を立てている。アルマンに触れられると周期に関係なく発情するのは、祝福を受けたアルマンの神聖力に反発するからとルウェリンは考えているけれど、そうだとしたらこの場面は不自然。
となると、答は一つしかない訳で。アルマンが神聖力があるから反応している訳じゃなく、アルマンに触れられたり近付かれたりするから、烙印は反応している。これも他の男性キャラに対する反応とは明らかに違う点。一番心を許しているように見えるトリスタンでも、アルマンより強い神聖力を持つエルネルでも、ルウェリンはこうした反応はしない。
アルマンを心配したり気遣ったりする度に必死にそんな自分を否定している姿からしても、ルウェリンの本心は通してみたら分かり易く感じてしまう。結局は、烙印のせいもあり再会一発目ですれ違って拗れ続けている、幼馴染みの話なんだろう。5年前の件があっても、烙印が影響せず、アルマンが最初に謝罪と説明を出来ていれば、2人と他の3人の関係も今とは違っていたのかもしれない。
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捨てられた王女の秘密の寝室【タテヨミ】
093話
捨てられた王女と秘密の聖室2